こんにちは!武田塾経堂校です。
受験生の皆さんの中には、早稲田大学を志望している方がたくさんいると思います。
「早稲田に合格したいけど、具体的に何を意識して勉強すればいいかわからない」
このような悩みを持つ受験生も多いはずです。
そんな方に向けて
早稲田大学2025年度入試の変更点
と
合格に向けて勉強すべきこと
を解説していきます!
2025年度入試改革で変わること
まず、2025年度からは新課程となり、共通テストの科目も多数変化があります。
色々と変わるところが多いですが、今回は早稲田大学の入試形式の変化のみをご紹介します。
特に大きく変化する学部は、
社会科学部と人間科学部です!
社会科学部
元々(2024年度入試まで)の形式は
英・数・地歴/数学で受験できる形式でした。
新しい形式(2025年度以降)は
共通テストは3教科3科目+大学独自問題2科目
になります!
共通テストは、
国語+英語+地歴or数学or理科
になります!(数学はⅠAかⅡBCのどちらかで大丈夫です)
大学独自問題は、総合問題と数学の2種類があります。
①総合問題型
総合問題型は共通テスト3教科3科目+大学独自問題(英語・総合問題)での受験になります。
総合問題は、英語の文章や政治経済、小論文的な記述形式、データ・資料の分析などのさまざまな分野から出題されることが予想されます。
様々な能力が必要になるので、幅広い対策が必要になってきます。
②数学型
数学型は、共通テスト3教科3科目+大学独自問題(英語・数学)での受験になります。
独自問題の数学に関してもⅠAⅡBCで、一般的な文系数学を使っての受験と言えるでしょう。
人間科学部
元々のイメージとして人間科学部は、
他の学部に比べて偏差値低め
早稲田の中では入りやすい穴場学部
と言われていました。
ただ、今回の改定でそうとも言えなくなってくるかもしれません。
新しい入試は国英型、数英型、数学選抜型の3種類があります。
①国英型
共通テスト2教科2科目(国語+地歴or数学or理科or情報)
と
大学独自問題が英語と国語の2科目
になります。
②数英型
共通テスト2教科2科目(国語+地歴or数学or理科or情報)
と
大学独自問題が英語と数学の2科目
になります。
③数学選抜型
共通テスト5教科6科目(国語+地歴+数学+理科+英語)
と
大学独自問題が数学の1科目
になります。
ここは共通テストが5教科6科目になることに加え
共通テスト計140点、数学360点満点で換算される特殊な形式になります。
詳しくはこちらの早稲田大学のサイトや武田塾チャンネルでも確認できます!
https://www.waseda.jp/inst/admission/...
高1,2生が今からやるべきこと
上記に述べたどちらの学部、どの入試形式であっても、
共通テストと一般入試の対策を両方していく必要があり、
計画的に勉強を進めていくことがより重要になってきます。
「一緒にやればなんとかなる」
という思考は少し危険かもしれません。
それぞれの対策をしっかり計画立てて進めることが大切です。
基礎固め
受験生なら口酸っぱく言われているかもしれませんが、
基礎固めはやはり本当に大切です。
もちろん、早稲田の問題で合格点をとるためにも基礎固めは必須となってきます。
「確かに基礎固めは重要かもしれないけど、
早稲田の問題は難問が多く出るから
難問メインで勉強したほうがいいんじゃないの?」
こういった疑問を持つ方もいるかと思います。
確かに難問に確実に正解できる力をつけられたら、
合格は目の前にあるといっても過言ではありません。
しかし、実際にそれをやってのける受験生はごくわずかでしょう。
早稲田が出題する問題の中には、難問や奇問と呼ばれる、
大手予備校講師でも回答が分かれるような問題が出題されることがあります。
そのような問題をいつまでも追いかけていても正直言ってきりがありません。
早稲田やほかの難関私大の問題で合格点をとる上で
最も重要なのは、
基礎問題や標準問題の正答率を限りなく100%に近づけることなのです。
イメージ的には、基礎問題と標準問題を95~100%とり、
難問を数問正解することができれば、ボーダーラインは超えることができるでしょう。
早稲田大学に合格する受験生は基礎問題や標準問題を確実にとってきます。
これらの問題を落としてしまうと、合格する受験生に大きく差をつけられてしまいます。
なので、これらの問題(特に基礎問題)を絶対に落とさないために、
基礎固めの完成度を高めることを意識して勉強するようにしましょう。
受験生になったら意識すべきこと
今年受験する高3生・浪人生は「基礎固めができている」という前提で話を進めていきます。
基礎固めに不安がある人は、まずは基礎固めを徹底して過去問に移りましょう。
時間配分
早稲田大学の入試問題の特徴としてあげられるものの一つに、試験時間が足りないという問題があります。
特に英語と国語においてはその傾向がとても強いです。
例えば、早稲田大学政治経済学部の英語では700~900語の長文読解問題が3題に条件英作文が1題、自由英作文が1題と、かなりヘビーな内容を90分間で解き切らなければいけません。
他学部でも英語は全体的にこなさなければいけない量が多い傾向にあります。
また、単に量が多いだけでなく、語彙のレベルが高く、見たことのない単語もしばしば出てきます。
そのため、短時間でその単語の意味を類推し、読解していかなければなりません。
さらに、構造が非常に複雑な英文もでてきます。
このように、英語では、量が多いだけでなく、難易度も高いので、試験時間が足りなくなる受験生が続出します。
また、国語では、非常に抽象度が高く内容が理解しづらい文章が出題されることが多々あります。
こうした抽象度が高い文章を1文1文理解しようとして設問を解く時間が無くなってしまうという場合が多くあります。
このような問題に対し、解答スピードをあげるというのはもちろんですが、それにも限界があります。
ここで大事なってくるのが、できない問題をいかに早く捨てれるかということです。
できない問題にいつまでも固執してしまっていては、できる問題を解く時間も無くなってしまいます。
自分ができる問題とそうでない問題を判断するスピードをあげることがとても重要です。
もし、できそうだけど今の時点では解法が思いつかない場合は、後回しにすることも手です。
模試や過去問など、時間制限付きで問題を解く際は、
「できそうにない問題は捨てる」という意識をもって進めていくことが大切です。
点数配分
結論を言うと、
「苦手な科目を作らない」
ということがとても大切です。
私立文系の入試の点数配分には、英語の配点が非常に高いという特徴があります。
MARCHや慶應などの英語の配点は、国語やほかの選択科目の1.5~2倍という学部が多いです。
それに比べて、英語に関する学部や学科をのぞいた
早稲田の学部の英語の比重は他の科目の1.1~1.3倍といった所が多いです。
確かに英語の比重は他の私大と比べて少ないかもしれませんが、
他の苦手科目を英語でカバーすることも十分可能ではないかと思われるかもしれません。
しかし、早稲田大学の入試には成績標準化というものがあります。
成績標準化とは、科目間の難易度による有利不利をなくし、
各試験教科の配点ウェイトを合計点に適切に反映するために行われる調整と大学から公表されています。
簡単に言うと、平均点に対して自分の点数がどの位置にいるかによって点数が上下することがあります。
もし苦手科目が平均点を下回ってしまった場合、成績標準化によって大きく点数を落とされてしまいます。
そのため、素点(成績標準化が行われる前の点数)の合計が同じでも、
バランスよく点数を取っている人と点数に偏りがある人では後者のほうが成績標準化後の点数が低い場合が多くなってしまいます。
このように、成績標準化によって大きく点数を落としてしまうという事態に陥らないためにも、
苦手科目をなくし、バランスよく点数が取れるようになることが理想です。
まとめ
今回紹介させていただいた内容のように、入試には各大学・各学部ごとに特徴があり、それにあわせた勉強が必要です。
ただやみくもに勉強するのではなく、こうしたことを念頭に置きながら学習を進め、志望校合格に近づけるように頑張りましょう!
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