こんにちは、武田塾 経堂校です!
今回は、
英語のリスニングや長文読解になかなか慣れない
読解速度が上がらない
という人に向けた
「英語音読のススメ」についてお話ししていきます!
音読ってなんのためにするの?
小学生の頃、国語の宿題として教科書の音読を課せられた人も多いと思います。
また、英語を習い始めたときも「声に出して文章を読んでみましょう」と言われた人もいるでしょう。
はたして、高校・受験英語で今さらそんな初歩的な訓練をする必要はあるのでしょうか……?
結論から言うと高校英語や受験英語で音読を行う意義はとても大きいです。
理由は大きく3つあります。
はじめに、
大学受験英語の複雑な構文を把握できるようになるため!
次に、
入試で出題される英文読解の長文化に対応するため!
最後に、
近年重視されてきているリスニングに対応するため!
です。
英文音読をすることで、
「構文把握力」
「速読力」
「リスニング力」
の全てを底上げすることができます。
英文音読の利点
それでは、英文読解によってどうして構文把握力や速読力、あるいはリスニング力が上がるのかを見ていきましょう。
英文音読の利点は大きく分けて次の3点があります。
①英語を原文の構文のまま理解できるようになること
②日々の勉強の動機づけになること
③読み飛ばしを防ぐ機能があること
それぞれ順を追って見ていきましょう。
①英語を原文の構文のまま理解できるようになる
英語の文章を音読する最大の効用がこれです。
日本語は主語→目的語→述語の順番からなるSOV型の構造をなしているのに対して、
英語は主語→述語→目的語というSVO形の構造となっています。
これに加えて、修飾語のつき方の違い等の要素が加わるにより、
複雑な英文を日本語に直訳するとかなりぎこちない文章になってしまいます。
そのため、難易度の高い英文を読んだり・聞いたり・日本語訳するためには、まず元の英文を原文の順番のまま解釈することが不可欠です。
英語を原文の語順のまま理解するには、
視覚的に読み取る訓練に加えて、聴覚的に聞き取る訓練が非常に有効です。
印刷されていたり画面に表示されたりした英文は、
ある程度読み進めたあとにもとに返って読み直すことができますが、
音声で放送される英文ではもとに返って読み直すことはできません。
そのため、耳から音声情報として英文を入れる訓練をすることで、否応なしに英文をそのままの語順で理解しなくてはならなくなります。
英語をそのままの語順で把握できるようになると、まず構文把握力が、次いで速読力とリスニング力が身についてきます。
②日々の勉強の動機づけになる
高校英語の勉強には時間がかかります。
武田塾の参考書利用のカリキュラム、すなわちルートで比較した場合、一番時間がかかるのが理系数学でその次が英語です。
すなわち文理問わず勉強時間の多くを英語に割く必要があります。
しかし、そんな日々の勉強のルーティーンの確立はなかなか難しいと思います。
特に、英語は最終的に単語・文法・構文・長文・作文・リスニングと様々な分野をバランス良く取り組まなくてはいけません。
そんな中で、他の勉強法と異なり「声に出す」というかなり能動的な行為をはさむ音読は、
勉強ルーティーンにメリハリをもたらしてくれるでしょう。
③読み飛ばしを防ぐ
実際に声に出して英文を読んでみることで、
見落としがち・読み飛ばしがちな各節・各単語にも注意を向けて英文を読み取ることができるようになります。
「そんなことないちゃんと読めてますよ!」って思ったそこの人、
一回騙されたと思って口に出して読んでみてください。
意外と読めてない・飛ばしてるところがあることに気づくはずです。
実際の音読のやりかた
それでは実際にどのように音読練習を積んでいったらよいかに移りましょう。
①自分で読んで意味の理解可能な英文を用意する
まずはじめに、あなたが現時点で理解可能な英文を用意してください。
お手本となる音声データが付属するものが望ましいでしょう。
理解できない文章を読んで発音することができても、
上で述べた構文把握力・速読力・リスニング力の向上には役に立ちません。
最終的な目標は志望大学や共通テストのリスニング問題ですが、まずは今できることから着実に基礎を固めていきましょう。
高校英語の音読スタート地点としては『速読英熟語』やそのCD、あるいは『ターゲット英熟語R』が長さや難易度ともに適切です。
それが終わったら、構文・長文問題集掲載の英文にレベルアップしていきましょう。
実際に音読に入る前に、発音が怪しい・分からない単語は事前に正しい発音を確かめておきましょう。
②オーバーラッピング
聞いたり音読したりするための英文が容易にできるようになったら、まずはオーバーラッピングからはじめましょう。
オーバーラッピングとは、
「文章を見ながら」
「流れてくる音声と同時に」
音読していく練習方法です。
まずはこれで視覚情報から聴覚情報への転換と英文を口に出す訓練に取り組みましょう。
③シャドーイング
オーバーラッピングができるようになったら、次はシャドーイングです。
シャドーイングとは
「文章を見ないで」
「流れてくる音声を後追いするように」
音読していく練習方法です。
人の後をぴったりつけていく影のように読むことから「シャドーイング」と呼ばれています。
音読の頻度・1日あたりの時間
それではどのくらいのペースで英文音読に取り組んでいけばよいでしょうか?
頻度:毎日
英文の音読を始めると決めたら、毎日取り組んでください!
英語に限らず、語学は反復学習の勝負です。
勉強のルーティーンを確立するためにも、
例えば「朝起きたらすぐ」「午後1番目」「夜寝る前」といったように日々の生活に音読を取り入れてみましょう。
時間:1日あたり30分
理想を言えば、1日あたり30分は音読の時間にさきたいところです。
内容は英文を読む速度や読む英文の長さによっても変わってくるので、
1分×30セットや3分×10セット、あるいは5分×6セットといったように柔軟に対応しましょう。
おわりに
今回は、英語の訓練法としての音読をとりあげました。
音読トレーニングの最終形態は「シャドーイング」になります。
シャドーイングは本当に読解力、リスニング力を向上させてくれます。
ぜひ取り組んでみてください!
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