こんにちは。
小田急線経堂駅から徒歩2分、大学受験予備校・個別指導塾の「武田塾 経堂校」です!
武田塾は「日本初!授業をしない塾」として
「参考書を使った自学自習」
「その徹底的な管理・フォロー」
を行っています。
そのカリキュラムを作成する過程で日本で出版・市販されている参考書をすべて調査・分析しています。
今回は、そんな星の数ほどもある参考書の中から『古文上達 読解と演習45 基礎編 文法理解から応用まで』(以下『古文上達基礎編』、Z会)を紹介します!
はじめに――武田塾の古文ルート――
武田塾では生徒さんの逆転合格実現のために、「最短・最速の勉強法」を達成すべく、本部や各校舎で参考書やそれを利用したカリキュラム(武田塾では「参考書ルート」と呼んでいます)の研究が日々続けられています。
こうして作成されたルートにより、
「教材に迷うことなく」
「短期・長期目標を明確に」
偏差値UPを目指すことができます。
今回は古文の参考書の紹介なので、古文のルートにも軽く触れておきましょう。
大きな捉え方をすれば、高校・大学入試の古文も言語学習の一環です。
新しい言語に触れるためには、まず文字や単語から触れる必要があります。
現代日本語を第一言語とする人が古文に取り組む場合、文字は歴史的仮名遣いを覚える程度で済むので、初めに単語の習得に注力することになるでしょう。
単語をある程度習得したら、次は文法です。
古文文法も現代日本語のそれと似ている部分もありますが、似ていない部分も相当程度あります。
加えて和歌の修辞や技法、あるいは係り結びの法則など、今現在使われている日本語とかけ離れた部分も相当程度ウェイトを占めています。
文法を習得したらいよいよ読解です。
しかし、ここでいきなり実戦的な長文読解に取り組んでも、ハードルが高すぎて挫折してしまう人も少なくないでしょう。
武田塾では「生徒さん一人一人、その時々に合った参考書に取り組むこと」をことさらに重視しています。
英語でも古文でも漢文でも同じですが、読解演習をはじめたての場合はよちよち歩きでも完走できる、
易しめで懇切丁寧な解説のついた問題集
に取り組むべきです。
『古文上達基礎編』
武田塾の古文ルートで、そんな「長文読解はじめの一歩」として設定されているのが『古文上達基礎編』となっています。
それでは、その内容や特徴について見てきましょう!
『古文上達 読解と演習56』との取り違えに注意!
同じくZ会からよく似た書名の『古文上達 読解と演習56』(以下『古文上達56』)という問題集が出ています。
古文の長文読解初学者向けの『古文上達基礎編』に対して『古文上達56』は高レベルの問題が選りすぐられた、極めて実戦的な問題集となっています。
表紙はそれぞれ一目見た印象が異なるので、書店店頭で買う際は取り違えにくいとは思いますが、オンライン等で買う際は細心の注意を払ってください。
今回ご紹介するのは市松模様の表紙ではなく、紫色のキキョウの花一輪の微笑みかける表紙のほうです。
『古文上達基礎編』の概観
『古文上達基礎編』は各章各項目ごとに課題が設定され、それぞれにフォーカスした長文問題が収録されています。
章単位では「動詞」「形容詞」「助動詞」「助詞」「敬語」「和歌」等に分類され、極めて体系的に課題に取り組むことができます。
また、それぞれの章も「四段活用」「き・けり」「格助詞」「縁語・歌枕」といったように、多岐にわたる文法事項をわかりやすく示してあります。
これにより、後から弱点分野が出てきて基礎に立ち返り復習する際も、的確に必要なところに着手することができます。
それでは各項目の構成について見ていきましょう!
『古文上達基礎編』の各項目の構成
『古文上達基礎編』の各項目は
「文法整理編」
「問題演習編」
「解答解説編」
の三位一体により構成されています。
まず「文法整理編」で各項目で習得すべき文法事項を確認、次に「問題演習編」で力試しを行い、最後に「解答解説編」で身についていたかを確かめる。というのが基本の流れになります。
文法整理編
ここでは項目の主題となる暗記事項を身につけることに全力を尽くしましょう。
文法整理編は必要最低限かつ必須の知識をまとめた「まとめ」、そこから踏み入った内容を解説する「集中講義」、それらを軽くチェックする「練習問題」から構成されています。
問題演習編
文法整理編の知識が本当に身についているかを確かめるのが問題整理編になります。
問題文が向かって右ページ、設問が向かって左のページと明確に分割されています。
さらに問題と設問がページの上部3/4、出典や注が下部1/4にまとめられており、読みやすいレイアウトとなっています。
解答解説編
問題演習しても解きっぱなしはいけません!
きちんと採点して解答解説に照らし、外れてしまったところ・あやふやだったところを復習しましょう。
解答解説編には、問題の解答解説に加えて、本文のあらすじ・現代語訳・文法重要事項の解説も明記されています。
これらも演習問題編と同様、向かって左のページに本文関係、向かって右のページに設問関係がきちんと分けて掲載されています。
『古文上達基礎編』の解答解説は別冊にまとめて収録されています。
丸付けや見直しに非常に便利ですが、紛失しないように気を付けましょう。
『古文上達基礎編』の隠れた美点――優れたデザイン――
ここまで『古文上達基礎編』の内容上の特徴を見てきましたが、それ以外の面で優れているのは物理的な書籍としてのデザインです。
「何をそんなことを……」と思った人もいるかもしれませんが、実際に問題を解いてみるとそれを実感してもらえると思います。
『古文上達基礎編』の基本三単位、すなわち
「文法整理編」
「問題演習編」
「解答解説編」
は各項目それぞれが見開き1ページに収まるようにデザインされています。
これがどういうメリットをもたらすかと言うと、問題演習の際にページを行ったり来たりすることがなくなります。
ページを繰る必要がないということは、問題と本文を往復して無駄な手間と時間を使ったり、問題演習中にうっかり文法整理編の重要事項を目にしてしまうことを防ぐことができます。
さらに、各項目の解説でも軽く触れましたが、主幹と末節・本文と設問を明確に分けたレイアウトも内容のわかりやすさを下支えしています。
おわりに
今回は『古文上達基礎編』の内容を踏み込んで紹介しました。
古文長文読解のはじめの1冊にぴったりの名著です。
皆さんもぜひ一度手に取ってみてください。
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