京都女子大学 英語の傾向と対策
こんにちは!
武田塾くずは校です!
今回は京都女子大学の英語の傾向と対策について紹介していきます!
「京都女子大学ってどんな大学??」
「京都女子大学の入試ってどうなってるの?」
「現時点で合格圏外、E判定でも京都女子大学に合格する方法を教えてほしい!」
この記事はそんな方へ向けて書いています。
皆さんの受験対策に是非役立ててくださいね!
英語の問題構成
京都女子大学ではどのような問題が出題されるのでしょうか。
まずは問題構成を見ていきましょう。
京都女子大学の英語は5大問構成で、80分間の試験です。
毎年試験形式は変わらず比較的安定しています。
大問1と2は長文問題で、内容理解や語彙力を試す問題が並びます。
大問3は、一連の対話文が出題され、抜けている箇所にあてはまる文を選択肢から答えるという設問です。
大問4は典型的な文法・語法問題が出題されます。英文が1文与えられ、空所に当てはまる表現を答えるものです。
大問5は整序英作文です。問題ごとに日本文が与えられ、その英訳分をあらわす英文を、単語を並び替え作らせるというものです。
難易度も含め、ある程度安定しているので、合格するのに効率よく勉強を進めていくことができます。以下、各大問について、詳しく見ていきましょう。
大問1・2の傾向と対策
京都女子大学は最初の大問1・大問2が長文問題です。
設問数も多く、受験生の中で特に差が出てくるポイントでもあります。
また、大問1は特徴的な問題設定であることにも気を配りましょう。
一般的な内容一致問題だと、
「本文に合っているもの」と「本文に合っていないもの」を選ぶという形式が多いですが、
一方、京都女子大学では「一致・不一致の判断がつかないもの」も選ぶということで少しクセのある問いかけとなっています。
普段の内容一致問題を解くときに「本文中に書いてないから×」という風に考えることがあります。
しかし、そのような選択肢は、京都女子大学では「一致しない」ではなく「一致・不一致の判断がつかない」を選ばないといけないということです。
「そんな設定の問題解いたことない!」と感じるかもしれません。
そのため、普段の長文演習の中でより×をつけるときの根拠を意識して取り組む必要があります!
大問2については、「下線部に最も近い意味を表すものはどれか」という問いかけで、語彙力、解釈力を見る問題が多く出題されています。
特に文の言い換えについては、実質和訳に近いところもあるので、マーク式とはいえ、注意が必要です。
対策としては大学受験の英単語帳・熟語帳を1冊固め、並行して読解を固めていく必要があります。
そして最終的には過去問をたくさん取り組み、出題形式に慣れるようにしましょう!
語彙力をつける
単語については、まず大学受験向けの定番のものを1冊やり込みましょう。
効率面を考えると「システム英単語」が一番おすすめです。入試問題でよく使われる頻出の単語からまとめられています。まずは第1章第2章の1,200語を完璧にしましょ!。その後、第5章の多義語の暗記を進めましょう。第3章第4章はその後じっくり取り組んでいきましょう。ただし常に前やった範囲の復習を怠らないようにしましょう!
システム英単語(駿台文庫)
それまでの学習履歴によりますが、ある程度知っている語彙がある状態でスタートするなら、「すでに知っている単語とそうでない単語を分ける」という作業からスタートしましょう。
単語を見た瞬間に代表的な意味が思い出せるのであれば、いったんその単語は飛ばしてかまいません。思い出せないもの・間違って覚えているものをチェックし、ピックアップして取り出してピンポイントで覚えていくようにしましょう!
1日にやる量を決めておいて、その日の範囲の単語の意味がすべて思い出せるようになるまで、勉強をやめないことが重要です!
読解やこのあとの大問4・大問5に対しては熟語も重要です。
熟語集も様々ありますが、一番おすすめするのは『速読英熟語』です。
これも、長文の中で熟語を押さえていくものです。合わせて読解の勉強にもなります。
このあと説明します英文解釈の方法論も試しながら、進めていくと効率よく読解力を高めていくことができます。
読解・長文問題の対策
英文読解の際に、文構造は意識しているでしょうか。
文の要素(S,V,O,C)を的確に素早く捉え、修飾関係を見抜き、正しい意味を取る「英文解釈」というステップです。
何となく単語の意味をつなげるだけで突破できる文もありますが、少々複雑な文が出てくるとそうはいかなくなります。単語が分かっても意味が入ってこない、ということがよく起こりうるのです。
そのため、英文法の基礎を学んだら、それを読解に活かす術である「英文解釈」に厚く取り組んでおきましょう。
早くに身に着けておいたほうが、その力を発揮できる場面も多くなるので、長文を本格的に取り組む前に英文解釈の勉強を進める必要があります。
「今までそんなこと気にしたことなかった!」という人、あるいは入試までまだ時間がある人は、思い切って基礎に立ち返り、次のような参考書からステップアップされることをおすすめします。
大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)
英文法の基礎を分かりやすく説明しています。
最初は中学レベルから始まるので、英語が苦手な人でも十分読み進めていくことが可能です!
最終的には関係詞や仮定法など、高校英語の最終局面まで進んでいき、全体像をつかむことが可能です。
各章についているチェック問題に、しっかり説明をつけながら答えていけるよう進めていきましょう。
英文読解 基本はここだ(代々木ライブラリー)
文の要素の取り方、文法用語の意味・捉え方(「副詞節と名詞節の違いを説明できますか?」「意味上の主語って何ですか?」うまく説明できない人は、急がば回れ、ですよ。)をイチから解説してくれる超良書の入門書です。
この本で用語と基本用例をマスターしたら、続いて実際の英文の中でそのルールがどう働いているか、確かめながら読解の勉強を行っていきましょう!
その際に以下の参考書は大変役に立ちます。
英文解釈の技術70(桐原書店)
入試問題を題材に、70の例題と演習問題が載せられています。
1つの文章につき1つポイントが盛り込まれていて、実際に自分が訳すこと・解説を熟読することでモノにしていきます。
このような英文解釈本をやるときの良いやり方をお教えします!
1回目は、まずノーヒントで自分の力で日本語訳を書くようにしましょう。
実力でどこまで訳せるかをまず把握します。
このとき、本文にS,V,O,Cをつけたり、意味のカタマリをカッコでくくったり、自分の考える修飾被修飾の関係を矢印で示したりもします。
自分の初手の解釈がどうだったか、その思考過程を残すことが復習の効率をUPする秘訣です。
次に語彙のヒントが書かれているところがあるのでそこだけ見てもう一度考えましょう。「もし単語が分かっていたとして」の解答が出来上がります。
その後、解説を読みましょう。
自分の読み方と正しい読み方とが一致しているかどうかを逐一確認していきます。単語までしっかり分かっていても、意外と違う意味の取り方をしていたり、なんとなくで訳したりしているところがあったりするので気を緩めることなく取り組んでくださいね!
そのような点を正していくことで、英文解釈の力がついていきます。
さて、『英文解釈の技術70』をやりきったくらいのレベルに行けば、長文読解の演習もかなり実りのあるものになってきます。
この後に述べる長文問題集のハシゴを登っていくとよいでしょう。
英語長文レベル別問題集4(東進ブックス)
英語長文ハイパートレーニング2
このあたりで難易度的には共通テストレベル付近となります。
過去問に対してもある程度戦っていけると思いますが、もう少し上のレベルまで登っておくと余裕が生まれます。
他科目にそれほど困っていなければ、次のような長文問題集にもトライしておくのがおすすめです。
やっておきたい英語長文500(河合塾SERIES)
関正生の英語長文ポラリス2(KADOKAWA)
この辺りまで来ると、京都女子大学の問題はかなり簡単に見えてくるはずです。
あとは積極的に過去問を解いていきましょう。
大問3の傾向と対策
大問3は対話文が題材となっています。
一連の長い会話が繰り広げられる中で空所があり、そこに入る適切な文を選択肢の中から選んでいくという問題です。
基本的には通常の長文問題同様、内容が読めているかどうかの戦いになります。
一方で、I mean, や I bet ~, などの会話特有の表現も選択肢の中に絡んできます。
そのため、会話表現をある程度知っておくと解きやすくなります。
大問1・2同様、スタンダードな読解力を高めつつ、過去問演習の中で経験を積んでいくとよいでしょう。
京都女子大学は複数の日程で難易度・形式の偏りなく過去問がそろっているので、量が足りなくなることはないはずです。
大問4の傾向と対策
大問4は、シンプルな4択問題が10題並びます。例えば次のような問題です。
英語の文法問題と聞いて、多くの人が思い浮かべるタイプの形式ですね。
多くの問題が、上の黒板の(1)のようにシンプルに文法・語法を問うものです。
まれに(2)のような語彙問題(意味が異なる語が4つ選択肢に並ぶ)も登場します。
それほど細かい事項が問われるわけではありませんが、広く浅く典型問題に対応できる必要があります。
対策としては、基礎的な文法事項を確認したのちに、定番の文法・語法問題集に取り組んでいくのが王道でしょう。
大岩のいちばんはじめの英文法(東進ブックス)
大問1・2の対策のところで紹介した『大岩英文法』
これでまずは全体像を把握しましょう。
ネクステージ(桐原書店)
学校教材で使っている方も多いでしょう。
量は多いですが、各文法単元について主要な問題はすべてカバーできます。
また、語法・イディオムの章も充実しており、大問4・5に合わせた対策が可能です。
繰り返しているうちに答えの番号を覚えてしまうことがよくあると思いますが、1問1問しっかりと根拠を説明できるようにしていくことが大切です。
加えて、収録単元が分かっていなかったとしても、選択肢の語群や文を見て「あ、これは○○の問題だな」と気付けるようになることも重要です。
複数回取り組んで、各単元が高い完成度で定着したら、過去問をどんどん解いていくようにしましょう。
大問5の傾向と対策
大問5は整序英作文が5題出題されます。
問題文には日本文がついており、それをもとに8つの語群を並び替え、3番目と6番目に来るものを答える方式です。
大半の問題が、各問で問われている文法事項が分かりやすい出題となっており、一通り学んでおけば解答できるものと言えます。
例えば上記(1)の問題であれば、「be proud of ~:~を誇りに思う」というイディオムと、動名詞の意味上の主語について知っているかが問われています。しっかりとした学習経験があれば容易に解答できます。
一部問題として難しいのは、上記(2)のように、用意された英語を見て、日本語をやや読み替えないといけない問題です。
この例だと、「要は……」という日本語の出だしと、「The main ~」という英語の出だしを見て、「The main point is that ~」の形を想起できなければいけません。
同様の構文として「The problem is that ~」や「The trouble is that ~」は有名ですが、そこから類推を利かせて正解の文を導かないといけません。
そういった応用が一部見られるので、ベーシックなところを整えたうえで過去問演習を積んでいきたいですね。
大問4同様、文法の基礎から整えて『ネクステージ』でたくさん演習を積みましょう。
そこまで込み入った問題も出題されないので、『ネクステージ』以降過去問にスムーズに入っていけるはずです。
まとめ
京都女子大学を紹介してきました。
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