模試ってなんで受けるの?模試の受け方・使い方!
こんにちは!
大阪・樟葉で大学受験を目指すなら武田塾!!
武田塾くずは校、校舎長の高辻です。
今回は、「模試」についてお話していきます!
「目標だけどゴールじゃない。道はずっと続いている。」(「ヒカルの碁」より)
①何のために模試を受けるのか?
皆さんは志望校合格のために今受験勉強をしています。
あと1年もしくは2年間、本番に向けて勉強していきます。
では、本番までの勉強の成果や自分の成績はどう確認すればよいでしょうか?
他の受験生もいる中、自分の立ち位置はどこにいるのでしょうか?
そう、それが模試を受ける意味です。
模試の役割は、大学受験において成績のチェック以外にはないのです。
模試の役割は、「現時点での自分の成績を見る」ことです。
そして、「自分の立ち位置を知る」ことです。
良く勘違いされるのは、模試の判定を見て、
「受かるかどうかを試す」ものと捉えられがちですが、違うのです。
模試の成績がいいからと言って合格するわけではありません。
ここで僕の過去の経験をお話します。
僕が受験生の時、大阪大学を第一志望にしている友達がいました。
高校3年生の秋、駿台模試・阪大オープンでA判定でした。
「これは間違いなく受かる」と思っていた僕と友達。
でも彼は4月1日の入学式の日に何をしていたか。
予備校で授業を受けていました。
もう一度言いますが、
模試の判定が良かったからと言って合格するわけではありません。
模試の判定なんか当てにならない、とは言いません。
過信しすぎるな、ということです。
ではなぜこういうことが起こるか話しますね。
なぜA判定の友達が落ちたかというと、
模試は実際の入試とは違う問題で、形式も全然違うからです。
そのため、合格するかどうかは完全には判定できないのです。
では、「○○大学オープン模試」や「○○大学実戦模試」
という大学別模試はどうか。
先ほどの友達の「阪大オープン」がその模試に当たります。
確かにそのような模試は、
予備校の先生が過去問を研究・分析して作成していること、
模試受験者がその大学を受験する受験生のみであることから、
判定の精度は高いです。
問題形式も本番を模していますが、本番の問題の難易度などを
完全再現できるには至りません。
なのでA判定でも落ちるということが起こりえるのです。
話を戻しますが、
模試は「やったことがどれだけできているか」
つまり、今までにやった勉強を試す場です。
自分の志望校の入試とは全く無関係といってもいいでしょう。
②どこの模試をどのくらい受ければよいか?
模試といっても、様々な種類がありますよね。
基本的には、河合塾の模試を受けましょう。
「全統マーク模試」「全統記述模試」「全統共通テスト模試」
という名前の模試がそれです。
河合塾の模試は質が高く、解説も詳細です。
模試の復習方法については後で述べますね!
難関大学や医学部志望者は駿台模試をオススメします。
また、「決めたところの模試」はシーズンを通して受けましょう。
河合塾の模試を年間通して受検すれば大丈夫です!
1つの予備校の模試を受け続けるぐらいが量としてもちょうどよくなっています。
河合塾のマーク模試は5月・8月・10月・11月の合計4回あります。
河合塾の記述模試は、5月・9月・10月の合計3回あります。
なので年間通して7回くらいの受検になります。
私立大学志望の人は本番はマーク式の大学が多いので、
マーク模試を重視しましょう。
志望校の大学別模試がある場合は、そちらも併せて受けましょう。
大学別模試に関しては引き続き説明していきますね!
③大学別模試を受けよう!
先ほど大学別模試の判定は精度が高いが、不完全という話をしましたが、
大学別模試を受けるな、ということではありません。
大学別模試(「○○大学オープン模試」や「○○大学実戦模試」)は、
入試対策という意味では貴重な模試で、実戦的な演習を積むことができます。
また、これも先ほど述べましたが、
その大学の志望者の中での立ち位置が分かる模試でもあります。
直前期用の練習教材としても活用できますし、
実力がまだ届いていない人でも、頑張る機会として受けておきたいところです。
大学別模試は大学や実施する予備校にもよりますが、
大体1つの年につき2回くらい実施されています。
ただし、大学別模試は難関国公立(旧七帝大・一橋など)・難関私立(早稲田・慶応)
の大学に限られるので注意してくださいね。
④模試の復習をしよう!
模試を受けた後、いろいろな感想を持つでしょう。
「これ習ったけど覚えてなかった」とか
「まだ習ってない範囲が模試に出た」とか。
実は模試の復習に意味があるのは、
「その模試で戦えるレベル」に入ってからです。
受けた模試に挑めるレベルになったら、その模試を解きなおすのです。
その時の結果をもとに復習しましょう。
その模試に挑めないレベルなら、復習すべきは参考書です。
「模試でどうミスったか」を思い出し、
「どうすればよかったか」を考えて、
「理想的な解き方」を実践できるようにしましょう。
復習して点数が上がったつもりになっても、その点数が本番でとれるかはわかりません。
なので、模試を受ける前に目標点を設定し、到達しなかったら原因を考え、
そして解決するために復習をしてください!
そこで「できるようにならないといけないこと」を把握し、
それを固めていくのが模試の復習です。
復習する際の注意点をお話しします。
復習で満点を取る必要はありません。
もっと言えば、入試本番も満点は取らなくていいのです。
必要のないところまで復習しなくて大丈夫です。
「習ったことある」「勉強したことある」のに
点数が出なかった問題を取れるようにしましょう!
⑤模試の判定は気にするべき?
模試の判定は
「その時点でそのまま勉強した場合の受かりやすさ」に過ぎません。
判定で気にするべきことは「自分の立ち位置」と「本番に近い形式での成績」です。
大学別模試で判定が悪くても、それで落ちるというわけではありません。
また、判定が良くても受かるというわけでもありません。
模試は絶対に受けるべきですが、過去問や入試の点数とは関連しないのです。
模試は現状のチェックポイントであり、未来予想図ではないのです。
現状を受け止め、復習して本番できるようになればいいのです!
いかがでしたか?
模試は受けているときと、受けた後が重要です。
模試の判定で一喜一憂せず、切り替えて勉強を続けてください!
今回は以上です。
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