名古屋工業大学は、愛知県では名古屋大学に次ぐ
２番手の理系国公立大学です✨
三重県からも通いやすく、志望校にしている
人も多いのではないでしょうか？
今回は、名古屋工業大学の英語について解説します💁
名古屋工業大学の英語について
出題傾向
名古屋工業大学(以下、名工大)の英語は、
試験時間が80分で大問5題の構成です。
うち4題が英語の長文問題、
1題が自由英作文問題です。
長文問題は国公立の中では珍しく、
和訳や内容説明などの記述問題はありません。
また、長文問題の1～3はマーク式の問題で、
4は記述式の問題です。
多くは選択問題になっており、
全体的に私立一般入試の問題に近い印象です。
なお、名工大で特徴的なのは大問4！
長文の内容を題材とした計算問題や図表の
読み取り問題が出題されるなど、いかにも
理系らしい問題が出ます。
英文も科学分野の内容が多いので、
数学や物理、化学、環境問題などの背景知識や
関連語彙を勉強しておくと有利でしょう。
レベル・難易度
難易度は、名工大の他科目と比べれば易しめです。
基礎知識をしっかりおさえておけば、
解きやすい問題が多いです。
まずは、武田塾の日大ルート(基礎レベル)の
参考書をしっかり取り組みましょう！
大問ごとの解説
【1】小問集合
語数200字前後の短い文章が4つ出題され、
文章1つにつき1題ずつ出題されます。
文章ごとに問われるものが異なります。
内容としては、
要旨・内容一致・空所補充・段落整序の
4種類です。
いずれも選択解答形式。
段落整序問題は、
接続詞や指示語、代名詞などを
ヒントにして解答するのがカギ🔑
【2】長文問題(空所補充)
語数300～400字ほどの文章が1つ。
長文内の空所に入る語句を選択肢から解答する
形になります。
語彙・文法・語法の知識と文脈を判断して
解答するのがカギ🔑
【3】長文問題(同義語選択・内容一致)
語数700字以上の長めの文章が1つ。
まず、
下線部の単語の同義語を選択肢から解答する問題は
標準的な問題なので必ず得点にしたい！
知らない単語が出ても文脈から推測する練習を
しておきましょう！
次に、
内容一致・不一致問題は、オーソドックス。
共通テスト対策用の問題集や標準的な長文問題集で
実力をつけましょう！
【4】長文を用いた計算・図表の読み取り
語数100～200字ほどの短い文章が4つ。
うち3つは文章から、答えを計算で誘導する問題。
計算自体は簡単ですが、慣れていないと困惑して
しまうため、英文中の数値表現に注意して問題を
解きましょう！
【5】自由英作文
自由英作文は2014年度から出題されるように
なりました。
60～80字ほどと少ない語数で解答を作ります。
語数制限に注意して書き出す前に、
文の構成を考えてから解答しましょう。
テーマは明確で、工学部らしくIoTに関する
テーマでの出題が目立ちます。
近年の出題テーマは以下の通りです↓↓
2022年度：自動車の自動運転の実用化
2021年度：5Gによる通信速度上昇の影響
解答も自分の考えとその理由を述べる形式です。
限られた語数で、具体例かつ簡潔にわかりやすく
まとめる力が必要で、近年はやや難化傾向です。
しかし、
典型的な自由英作文であり、他大学と比べると
そこまで難易度は高くありません。
標準的な参考書で対策すれば得点できます！
対策と参考書
以下に紹介するのは、
二次試験対策に向けてのものです。
武田塾の日大ルート（基礎レベル）を
終えていることが前提です。
長文読解
出題形式は私立大学に近いため、
私立大学の入試対策ができる
長文問題集がおすすめです。
『レベル別英語長文問題Solution2』
論理や解法のポイントなどの解説が
充実しているので、日大レベル突破後の
英語の長文問題集としておすすめ。
全長文、語数が300字程度と少なめです。
『英語長文ポラリス2応用レベル』
演習量を確保したい人におすすめ☺
過去問と同時並行で取り組んでもOK👍
テーマごとの対策ができるので、特に
理系分野の問題はしっかり取り組んで
おきましょう！
上記参考書を参考にしつつ、
過去問演習を通して、名工大の英語の
問題形式に慣れていきましょう。
自由英作文
少なくとも解釈の参考書を終えてから
始めるのがいいです。
解釈で読解力をしっかり身につければ
書くのがスムーズにいくでしょう。
『英作文ハイパートレーニング和文英訳編』
で英作文で使う知識と書き方を学びます。
『英作文ハイパートレーニング自由英作文編』
で自由英作文の型を学びます。
最後は、
過去問演習で自由英作文の練習をして、
学校や塾の英語の先生に添削をお願いしたり、
自分なりに添削して完全な答案が書けるまで
繰り返し練習していきましょう。
まとめ
語彙レベルは標準的であるものの、
読む量が多いわりに設問数が少ないので、
1問に重みがあります。
全体の総語数は、増加傾向にあります。
長文の内容は科学的なものが多いので、
それらの分野に関心を持っておくことも重要です。
英語長文に慣れるために、
標準レベルの問題をこなしましょう。
また、
英作文対策として、文法・語彙の知識をつけつつ、
英作文の問題集を使って文を作る練習をしましょう。
さらに、
問題量の多さに加えて、独特の問題形式に対応する
必要があります。
直前期には過去問で問題傾向を把握しつつ、
自分なりの解答を作れるようにしておくといいです。
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終わりに
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