今回は愛知県立大学について
偏差値や学部、入試傾向についてご紹介いたします!
愛知県立大学は文系学部が盛んであり、
三重県や愛知県の高校生に人気のある大学です。
そして武田塾桑名校では、
桑名市に在住の高校生から
以下のような質問をされたため
詳細にお答えします!
【桑名市在住の高校生からのお問い合わせ内容】
桑名市に住んでいる高校2年生です。
私は文系で愛知県立大学の英米科を
志望しているのですが、
愛知県立大学について教えてほしいです。
愛知県立大学の入試傾向と対策について
愛知県立大学(愛県大)とは?
愛知県立大学は
愛知県長久手市と名古屋市守山区に
キャンパスがある国公立大学になります。
地域の方からは「愛県大」と呼ばれています。
愛知県立大学の学部は
外国語学部・日本文化学部・教育福祉学部・
看護学部・情報科学部のみになります。
愛知県立大学(愛県大)のキャンパスは
サテライトも含めると3か所あります。
①長久手キャンパス
【住所】
〒480-1198
愛知県長久手市茨ケ廻間1522番3
②守山キャンパス
【住所】
〒463-8502
名古屋市守山区上志段味東谷
③サテライトキャンパス
【住所】
〒450-0002
名古屋市中村区名駅4丁目4-38
愛知県産業労働センター「ウインクあいち」15階
愛知県立大学の合格者平均点
※愛知県立大学のHPから引用しております。
※この点数を超えたからと言って、
合格率が100%とは限りません。
1.外国語学部
英米
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
337.9 |
560.7 |
ヨーロッパ:フランス語圏
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
323.7 |
544.0 |
ヨーロッパ:スペイン語圏
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
320.4 |
565.6 |
ヨーロッパ:ドイツ語圏
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
321.3 |
555.7 |
中国
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
318.2 |
528.3 |
国際関係
共通テスト合格者平均点(450点満点) |
二次試験合格者平均点(800点満点) |
337.1 |
558.7 |
2.日本文化学部
国語国文
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(1000点満点) |
369.8 |
690.3 |
歴史文化
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(900点満点) |
366.6 |
633.4 |
3.教育福祉学部
教育ー小学校教育
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(900点満点) |
350.1 |
596.0 |
教育ー保育幼児教育
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(900点満点) |
351.3 |
609.9 |
社会福祉
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(900点満点) |
360.3 |
619.2 |
4.看護学部
共通テスト合格者平均点(500点満点) |
二次試験合格者平均点(1000点満点) |
347.5 |
690.2 |
5.情報科学部
共通テスト合格者平均点(1000点満点) |
二次試験合格者平均点(1500点満点) |
697.7 |
1060.9 |
より詳しいデータはこちらでご覧になることができます。
(愛知県立大学公式HPより)
愛知県立大学の具体的な対策
愛知県立大学はこれまで見てきたように、
基本的には二次試験の割合が高い大学となります。
そのため、共通テスト対策ももちろん大切ですが、
二次試験の対策も必須と言えます。
共通テスト対策については
別記事でも扱っているため割愛しますが、
共通テスト対策に加えて、
筆記試験の二次試験対策を
より重点的に行う必要があります。
愛知県立大学の英語 入試傾向と対策
愛知県立大学の英語は大問4構成で
試験時間は90分となっています。
ただし、外国語学部のみが大問4、
それ以外の学部が大問3を解くため、
実質的には大問3つを90分で解くことになります。
問題としては
長文読解での内容正誤、和文英訳、空欄補充など
基本的な問題が多く、
時間的にも、
そこまで厳しくない問題構成となっています。
長文の内容も
入試基礎レベル~入試標準レベルの問題と
なっており、難しい単語には一部
英英注釈が付いています。
難解な問題を解く必要はなく、
基本的な部分でいかに点数を取っていけるか
という点が非常に重要になります。
まとめると
・問題レベルは入試基礎~入試標準レベル
・問題内容も特筆すべき点はなく、基本的な問題のみ
そのため対策は以下のようになります。
・英単語・英文法・英熟語・英文解釈、という4つの基礎を徹底的に完璧にする。
・長文読解は入試基礎レベルを中心に演習をする。
愛知県立大学の数学 入試傾向と対策
愛知県立大学の数学は
情報科学部のみとなっており、
大問4構成で試験時間は120分となります。
頻出単元としては
数Ⅲ微積、複素数、確率となっています。
2022年入試では、
日常生活にかかわった数学的な問題として
少し変わった形式での出題となりました。
基本的に大問4つとも
基本的なレベルの問題が多く、
特筆すべき点として
非常に誘導が丁寧であるため、
入試標準レベルの問題演習をきちんと行なうと
かなり点数を取ることが出来ると思います。
重要な点としては誘導に乗って解き進められるか
という点で、誘導の意図が理解できないと
逆に難解となってしまうため要注意です。
まとめると
・大問4構成で1問につきある程度時間をかけて解ける。
・誘導がかなり丁寧であるため、前問の意図を汲み取って解いていく。
この2点を踏まえると対策は以下のようになります。
・入試基礎~入試標準レベルの問題演習を行う。
数学は基礎からの積み上げが非常に重要であるため、
そこが問われる問題となっていると言えますね。
愛知県立大学の国語 入試傾向と対策
愛知県立大学の国語は
看護学部と外国語学部は試験時間が60分となり、
大問1の評論文のみ解答、
それ以外の学部の場合は試験時間が90分となり、
大問3構成となります。
大問1が評論文、大問2が古文、大問3が漢文となっており、
それぞれ特筆すべき問題はなく、
標準レベルの問題となります。
評論文では前半の小問では漢字を答えたり、
抜き出し問題等比較的簡単な問題ですが、
後半になると、~字以内で説明せよという問題が出ます。
2021年の入試では、
100字以内で説明する問題も出題されました。
そのため、評論文対策としては
簡潔に要約できるよう対策することが重要になります。
また、大問2の古文では、
全体的には文章の内容理解を問う問題が多く、
傍線部和訳や会話の主語を答えさせる問題など
基本的な問題が多いです。
しかし、最後の小問には100字で説明させる問題が
出題されるため、
これについても古文の筆記での解答を
対策する必要があります。
大問3の漢文では、
書き下し文や現代語訳など基本的な問題が多いです。
しかし、古文同様に最後の小問で
70字で説明せよという問題が出題されるため、
筆記での解答の仕方を対策する必要があります。
まとめると
・基本~標準レベルの問題構成
・字数制限の説明問題が出題
となるため、具体的な対策としては
・基礎の積み上げを意識して学習を進める
・入試基礎~標準レベルの筆記問題を演習する
の2点が重要になります。
愛知県立大学に合格するためには…
ここまで、
愛知県立大学の入試傾向と対策を述べてきました。
総合的にみると、愛知県立大学は
難問奇問の対策というよりは
”地方国公立レベルの問題を正確に解いていく”
ことが重要です。
よく受験勉強をする際にこのような方がいます。
・受験は難しいものだから、難しい参考書を使って勉強する
・合格した先輩が使っていた参考書を使って勉強する
・地方国公立だから、武田塾の地方国公立レベルの参考書をとりあえず使う
このような方
全部NGです!!
なぜならば、
自分の今のレベルに合った参考書を
使う必要があるからです!
さらに!
レベルの合った参考書を使っていても
成績はなかなか伸びません。
正しい参考書を正しい勉強法で行なっていくことで
成績は上がっていきます。
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