過去問を解いて絶望した……。
「過去問を解いたら2~3割しか取れなかった……
もうどうしたらいいか分からない」
過去問にバリバリ取り組むこの時期に
そんな絶望を抱えている受験生の皆さんに向けて、
今回は過去問の点数が悪い時の乗り越え方をご紹介します。
過去問の点数が悪い時の乗り越え方
身も蓋もありませんが、
過去問の点数が悪い時は
まずどうすべきか自分で考えてください。
思考停止してしまってはアウトです。
模試や過去問の点数が悪いというのは
受験勉強ではよくあることです。
その時に次の解決策を考えられるかどうかで大きな差が出ます。
得点率について悩んでも入試本番の点数は1点も上がりません。
どう対応するかに頭を使いましょう。
では、「頭を使う」とは具体的にどうすればいいのでしょうか?
①失敗あるあるを把握しておく
他の受験生の失敗も含めてよくある失敗例を把握しましょう。
国公立や早慶の過去問を解いてみたときに失敗して
「自分はもう無理だ……」と思ってしまっても、
傍から見ると全然焦らなくていいことの場合もあります。
受験勉強始めたての人が、英語長文の参考書1冊目から
いきなりスラスラ読むことはできないのと同じです。
「自分はだめだ」「頭悪いんじゃないか」
などと、今までの努力を必要以上に否定しないでください。
単に演習量が不足していたり、解き慣れていなかったりするだけなら
足りない知識を追加すればいいのです。
そういう失敗の「あるある」を知っていれば
「次はどうすればいいのか」を考えやすくなります。
②過去問での課題を参考書ベースで確認する
例えば早慶の日本史・世界史は
過去問単体で見るとかなり難しく感じますが、
参考書を隣に置いて問題を確認してみると
「ちゃんと載ってるじゃん!」と気づくと思います。
参考書があれば問題を解けるということは、
参考書を完璧にすれば成績は伸びるということです。
読解系でも、『関正生のThe Rules 英語長文問題集』シリーズの
「読むときのポイント」を横に置いて、
今回の過去問の読み方がどうだったか確認しながら読んでみてください。
もちろん追加で勉強すべき参考書もありますが、
今まで勉強していた単語帳で触れていなかった派生語を確認してみるなど、
読解法も知識も参考書が指針になります。
解けない問題も参考書をベースに照らし合わせて欠点を埋めていきましょう。
例えばMARCH志望の場合、
武田塾の参考書ルートのMARCHレベルまでやっていれば
合格点が取れるはずです。
そこまでやってもまだ合格点に乗らないなら、
戻って仕上げ直して追加の参考書も仕上げる必要があります。
合否は高難易度の問題では左右されにくく、
参考書の基礎知識の有無で決まります。
③演習量不足の可能性も考える
マーク式の共通テストの場合、
いきなり高得点を出す人は少ないです。
私大の個別試験も国公立大の二次試験も、
成果を急いで求めすぎないようにしましょう。
ある程度演習しないと取れるようにならないので、
点数が悪くてもそこまでショックを受けないでほしいです。
参考書を丁寧にやり込んでいても、
模試で最初から高得点を取ることは困難です。
武田塾では各レベルが終わるごとに段階突破テストを受けてもらいます。
そこでつまずいてしまう人もいますが、
演習不足や時間不足が課題だと知ることができれば、
それを克服すればいずれ点数は上がっていきます。
数年分の過去問演習を積み重ねることで
徐々に知識が付き点数は上がっていくのです。
しかし勘違いしないでほしいのが、
10年分解けば点数が上がるというわけではありません。
効果的な復習と演習が絶対に必要なのです。
基本的な解き方や知識を落としているのなら参考書に戻り、
知識はあっても、時間制限や効率的な解き方などが課題の場合は
演習量が重要です。
また、演習中も何も考えずに進めていてはいけません。
問題の意図を考察して振り返りながら1問1問を解いていきましょう。
ベースの参考書・普段の過去問演習の両方とも質を高く仕上げれば、
大体点数は上がっていくはずです。
そこまで冷静かつ客観的になれず、
単純に過去問演習の点数だけを見ていると
過剰に落ち込んでしまいます。
客観的に自分の弱点を見つめ直してみましょう。
冷静に客観視しよう
最初に過去問を解いたときに点数が低いのはあるあるです。
そこで点数を気にして落ち込むのではなく、
①失敗あるあるを把握しておく
②過去問での課題を参考書ベースで確認する
③演習量不足の可能性も考える
この3点に意識を向ければどんどん点数は上がっていきます。
焦らず前向きに行きましょう!
武田塾久留米校(0942-36-7736)では
受験直前期の過ごし方をお教えします。
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