夏までに1語1訳を覚えたら何をする?
今回の記事では
秋からの真・英単語帳勉強法をご紹介します。
ただし、上級者向けのため
英語に自信がない人にはおすすめできません。
日大レベルの英語長文は軽く読めていて
MARCH・早慶レベルでつまずいている
という人は、ぜひ参考にしてみてください。
真・英単語帳勉強法とは
使用する単語帳は普段から使っている
『システム英単語』です。
今までは1語1訳でスペルを見て訳が言えればOK
という基準で勉強してきましたよね。
しかし、それだと長文を読むときに
少し不具合が起こります。
そこで勉強基準をワンランクUPさせるのです。
真・英単語帳勉強法は
50周は繰り返している前提で
51周目から行うものです。
「一つ目の訳を覚えた」という受験生は多いですが
意外とまだまだ余地があります。
本当に完璧にするのは難しいです。
多くの人がだいたい覚えたと思ったら
『話題別単語帳 リンガメタリカ』
『速読英熟語 上級編』など
2冊目の単語帳に行きがちですが、
その前に『システム英単語』を
本当の意味で仕上げる段階に入りましょう。
①即答できるかどうか
皆さん"apple"という単語を見たら
すぐに「リンゴ」とわかると思います。
『シス単』の全単語を
apple=リンゴ レベルにしましょう。
最初の段階では即答と言っても
2秒で答えるレベルでしたが、
入試本番では基礎的な単語に
時間をかけることはできません。
基本的には反射で答えられるようにします。
友達同士でミニテストをしてみて、
1~2秒考えたら仕上がりが不十分だと思ってください。
武田塾生は毎週100個の英単語テストを
何分で解き終わるか意識してほしいです。
遅い人だと15~20分かかってしまいますが
それを早くしないと長文が読めるようになりません。
10分以内を目標にしましょう。
②複数の意味を暗記する
今までは1語1訳でよかったですが、
英単語帳には1つの単語に
①・②・③……と多くの意味が書かれています。
長文にある程度挑むと
1語1訳では通用しない場面が出てきます。
『シス単』5章に出てくる多義語は
複数訳必須で覚えますが、
1~4章でも多義語のパターンを覚えてほしいです。
複数訳覚えることによって
その単語の持つイメージが膨らみ、
本文の中で訳すときに予想がつき
自然に読める感覚が磨かれます。
③品詞変化を覚える
MARCH・早慶レベルの長文を読むと
覚えた単語が違う形で出てきます。
『シス単』には各品詞変化の記載があるので
一緒に全部覚えるとかなり力がつきます。
これを完璧に仕上げると
「こういうパターンは大体名詞になるんだな」
「最初にin-がついてるからマイナスのイメージになるんだな」
などという感覚が得られ、
見たことがない単語でも推測が付きます。
また、慶応義塾大学の場合
品詞変化を求める問題が出るケースもあります。
④派生語を覚える
似ている意味・真逆の意味など
追加で関連する語句を覚えましょう。
⑤ミニマルフレーズを覚える
『ターゲット』シリーズでは例文に当たる
ミニマルフレーズで実際に長文で出てくる
使い方を覚えます。
これはとても入試に出ます。
文法書には載っていない
細かい各単語ごとのルールやコロケーションについて
フレーズをセットで覚えれば実用的に受験で使えます。
そういう形式の設問もありますし、
1つの単語から字面の並びの予測が立てられて
長文が読みやすくなることもあります。
⑥『システム英単語』1~2章レベルのスペルを書けるようにする
これは英作文が出る大学の場合
できるようになってほしいです。
より上を目指そう!
この6つの勉強法は本当に上級者向けなので、
京都大学に現役合格した教務の高田先生も
全部できていたわけではありませんでした。
即答とミニマルフレーズを重視し、
複数の意味もある程度押さえたそうです。
派生語・品詞変化は半分くらい覚えました。
全受験生がこの勉強法を完璧にするものだとは
思いません。
「これをやれば自分はレベルアップする!」
と信じられるやり方があればそれを試してみてください。
人によって「単語を覚えた」という基準は差があります。
100%にするのはなかなか大変ですが、
より仕上げる意識で英単語帳を勉強しましょう!
武田塾久留米校(0942-36-7736)では
教科ごと・参考書ごとの勉強方法を
あなたにお伝えします!
気になる方は無料の受験相談にお越しください!