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今回は「令和５年度の前期の入試結果」についてお話ししていきます。
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昨年と比べて倍率はどうなったのか？
令和5年度の前期受験者数は、工学部は431人、情報工学部は555人でした。
前年度と比べて工学部は41人の減少で情報工学部は3人の増加でした。
また、令和5年度の前期合格者は、工学部で245人、情報工学部は252人でした。
前年度と比べて工学部は変化なしで情報工学部は3人の増加でした。
情報工学部については、倍率の変化はほとんどありませんが、
工学部については、昨年と比べて今年のほうが倍率が低いことが分かります。
九州工業大学 入学者選抜実施結果（令和5年度入学者選抜）前期日程/実施結果(PDF)
https://www.kyutech.ac.jp/archives/015/202304/03_R5-zenki.pdf
昨年と比べて合格最低点はどうなったの？
令和5年度の前期合格最低点（共通試験と個別学力試験の総合点）は、
工学部で892.35点、情報工学部は947.75点でした。
それに対して、昨年では、
工学部で962.55点、情報工学部は950.90点ででした。
情報工学部では得点にほとんど変化がありませんが、工学部では約70点下がっています。
工学部が約70点も下がった原因として、
①倍率が下がった。
②個別試験の生物が前年に比べてとても簡単になっていた。
が挙げられます。
①については、上記で記載しているように受験者数が41人減少しているのに対して、
合格者は変化していません。
②について、情報工学部は理科科目（物理、化学、生物）から１科目選べるのに対して、
工学部では、物理と化学が固定です。
そのため、物理・化学・数学は難化し生物が易化した場合、
情報工学の最低点は変わりませんが、工学部は最低点が下がる可能性があります。（可能性が低いと思いますが...）
ここで注意しておきたいのは、今年は合格最低点が下がった、変化がなかったからと言って
来年はどうなるのかはまったくわからないということです。
模試の結果と過去問を足し合わせて、自分は受かった、あと○○点で合格だ！と
一喜一憂せず、しっかり復習することが重要です！
九州工業大学 入学者選抜実施結果（令和5年度入学者選抜）前期日程・後期日程/合格者の最高・最低・平均点一覧(PDF)
https://www.kyutech.ac.jp/archives/015/202304/05_R5-ippsc.pdf
今年の個別試験問題はどうだったのか？
令和5年度前期の個別試験の平均点は、工学部では435.74点、情報工学部では461.55点でした。
過去2年分を代々木ゼミナール（予備校）から引用すると、
令和4年度前期は、工学部では506.80点、情報工学部では499.58点
令和3年度前期は、工学部では491.16点、情報工学部では492.98点
でありました。（いづれも満点は800点満点です。）
これからわかることは令和5年度の個別試験は直近3年間で難易度が最も高かったと考えられます。
工学部と情報工学部共通科目の数学に着目すると、
微分積分と確率を組み合わせた問題や
複素数平面に整数問題が絡む問題などの
複合問題が難しかったのではないかと思います。
参考書でも類題は少ないと考えられ、
基礎を抑えつつ他大学の過去問も解いて、応用力を鍛える必要があると思います。
九州工業大学 入学者選抜実施結果（令和5年度入学者選抜）前期日程・後期日程/合格者の最高・最低・平均点一覧(PDF)
https://www.kyutech.ac.jp/archives/015/202304/05_R5-ippsc.pdf
代々木ゼミナール 合格者の実績 九州工業大学
https://www.yozemi.ac.jp/nyushi/kokkouritu/kokkouritsu/kokkouritsu/1348556_3539.html
【まとめ】
いかがだったでしょうか？
今回は令和5年度の九州工業大学の入試結果を振り返ってみました。
今年に限らず、九州工業大学の個別入試は年々難しくなっているように感じます。
最近の傾向を知ることで対策を練りやすくなるので
しっかり準備して合格に向けて勉強量を増やしていきましょう！
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