ブログ

漢文おすすめの参考書「岡本のたった3時間で漢文句法」の特徴や使い方を紹介!

「岡本のたった3時間で漢文句法」はどんな参考書?

 岡本のたった3時間で漢文句法どんな参考書

本書の目的は漢文の基本をしっかりと身につけることです。

 漢文の基本を「ゼロ」から身につけることができるのが本書の特徴です。「返り点」や「書き下し文」とはそもそも何かという本当の基礎のところから説明され、最後には問題演習するのに十分な実力を身につけることができます。参考書の分かりやすい講義部分に加え、著者である岡本先生の授業動画も、本書には収録されています。文章と動画の両方を使って、理解できない部分を減らしていくことが可能です。
漢文の基礎知識を身に付けよう
また、「一問一答」という箇所を用いることによって、講義部分の理解を確認できるのも本書の強みです。自学自習における一つのネックに、自らの理解度合いを確認できないままで先に進んでしまうというものがありますが、本書に取り組む上ではそのような心配は不要です。「一問一答」に完璧に答えるようになることが、一つの確固たる学習の目安になるからです。
別冊に「漢文句法どこでもミニブック」というものがあり、電車の中などでの内容復習も容易です。
分かりやすい文章を読んでなんとなく分かった気になるのを防ぎ、自分で漢文のエッセンスを説明できるまで本書を使い込むことで、漢文の基礎を完璧なものにしてもらえればと思います。

「岡本のたった3時間で漢文句法」の特徴

岡本のたった3時間で漢文句法特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

理解を助けるための授業動画

 本書の位置づけは「漢文学習における最初の一冊」というものです。参考書の講義部分だけ読んでもゼロから分かりやすく、漢文のエッセンスを理解することができますが、中にはいま一つ理解しきれない部分がでてくる方もいらっしゃるかと思います。特に文字通りの「漢文初学者」にとっては、文章だけを読んでいてもイメージがつかみづらいこともあるかもしれません。そんな時には本書の「授業動画」を、有効に活用してもらいたいです。
参考書による学習を最重要視する武田塾ですが、なにも授業それ自体を否定しているわけではありません。しっかりとした目的意識をもった授業の活用、例えば「参考書で勉強していてここが分からなかったからそこだけ動画視聴して理解を深めよう」という意識をもって授業を活用することは、とてもよい学習の進め方です。「参考書」と「授業動画」の両方を活用して、漢文を基礎から応用まで仕上げていってもらえればと思います。

授業動画を上手く使おう

完成度を確かめるための一問一答

 本書は講義系つまり「インプット」を目的とした参考書です。「インプット」する時に怖いのは、参考書を読んだっきりになってしまい、知識や理解が定着しないまま先に進むことです。分かりやすい解説を読んでいると、その瞬間は「分かった」気になるのですが、その後実際の問題や演習に取り組むようになると、思ったよりも中身を理解できていなかったと気づくことがあると思います。なので、できるだけ「インプット」の段階で「読んだっきり」にならないような工夫を施すことが大事になってきます。
本書には講義部分を読み終えた後に「一問一答」という講義部分を十分に理解していれば答えられる問い、逆の言い方をすると十分に理解していなければ答えられない問いが複数用意されています。この一問一答にすべて答えられることを一つの目安にして、講義部分を読み進めることを意識すれば、ほんとうの意味で本書の理解を「完璧にする」ことができると思います。

「岡本のたった3時間で漢文句法」の使い方

岡本のたった3時間で漢文句法使い方

①授業動画も活用しながら講義部分を読み込む

 すべての科目に共通することですが、最初にどれくらい「基本」を身につけているかは今後の学習の進捗を左右します。漢文学習の最初の一冊として本書に取り組んでいる人が多いかと思います。本書の講義部分をじっくり、丁寧に読んでいくことを意識してください。「なんとなく」という感じで流さないようにしましょう。もし参考書だけ読んでも分からない場合は授業動画も活用しながら、徹底的に理解しようとする意識をもつようにしましょう。

②要点整理と一問一答で完成度を確認する

 講義部分を読み終えた時にその講義の最初のほうを忘れかけてしまっている。そういう経験がある方は少なくないのではないかと思います。本書には講義の後に「要点整理」と題されている箇所があり、わずか数ページでこれまでの講義部分のエッセンスがギュッとまとめられています。それらを見て「これなんだっけ?」と思うものがあればこの段階で前に戻り、確認するようにしてください。
その後「一問一答」と題されている箇所に進み、改めて講義で言われた大事な部分を答えられるかどうかをチェックしてみてください。一発で全問正解するのはなかなか難しいかもしれません。焦らずに何度でも前に戻り、この「一問一答」をすべて答えられるようになってもらえればと思います。

③基本練習でアウトプットの経験を積む

 先ほどの「一問一答」を答えることができれば、最後は「基本練習」で身につけた知識や理解をアウトプットしましょう。本書のメインの目的は「インプット」であり「アウトプット」はまた別の参考書で取り組んでもらえればよいと思いますが、とはいえ本書でアウトプットをの経験を積んでおくことは当然無駄ではありません。身につけた知識をどう使うかを意識をながら、基本練習に取り組んでもらえればと思います。

4ステップを繰り返し勉強しよう

まとめ

以上、「岡本のたった3時間で漢文句法」についての紹介でした。
漢文の勉強の最初の1冊として是非利用してみて下さい。
付属の授業動画は、全部見ても3時間ほどのものとなっていますので、理解の度合いに応じて上手く利用しながら知識のインプットに取り組みましょう!

 

 

無料受験相談のご案内

武田塾では、最寄りの校舎で無料受験相談をいつでも受付しています。

〒710-0055
岡山県倉敷市阿知1丁目5-18 コンフォートミユキ201
086-425-3977
武田塾 倉敷校│倉敷市(倉敷駅)の個別指導塾・予備校

あなたに合った勉強法を教えます!

無料受験相談に行ってみる