皆さんこんにちは！武田塾倉敷校です！
今回は英語の参考書「関正生の英文解釈ポラリス1」について紹介していきたいと思います！
「関正生の英文解釈ポラリス1」はどんな参考書？
本書の目的は、英文解釈の考え方を身につけ実践できるようになることです。
本書は英文解釈の参考書です。英文解釈は英文法と長文の、ちょうど間に位置する分野です。学んだ英文法の知識をどのように長文読解に活かすか。そのことを英文解釈の段階でしっかり学んでおくことが大切になってきます。裏を返せば、英文解釈をおろそかにすると、その後の長文読解で苦労する可能性が高まります。
とは言え、では改めて英文解釈はどうして大切なのか？と問われれば、その答えに窮してしまう人は多いのではないかと思います。英文法の知識を長文読解に活かすため、とは言えても、それが具体的にどういうことなのか、どういうメリットをもたらしてくれるのかについては、いまひとつ上手く答えられないケースがしばしば見られます。
なぜ英文解釈を勉強しなければならないのか分からない状態で英文解釈に取り組んでも、多くのことが身に付かないまま長文読解に進むことになってしまいかねません。それだと単純に時間の浪費になってしまいますし、何より長文の正確な読解につながりません。
本書では、英文解釈が英文を読む上でどうして大切なのかということから始まり、その考え方に基づいてさまざまな演習を積むことで、最終的には英文解釈の考え方を身につけ、実践することができるようになります。本書を上手に活用することで、志望校の英文を難なく読みこなせるだけの実力を、身につけてもらえればと思います。
「関正生の英文解釈ポラリス1」の特徴
ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。
「Chapter0 英文解釈の正体」の存在
本書では本格的な英文解釈の解説に入る前に「Chapter0 英文解釈の正体」と題された章が収録されています。ここでは「英文解釈とはそもそも何か」「英文解釈がどうして大切なのか」という「そもそもの話」が展開されています。それ自体は珍しいことではないのですが、本書で特筆すべきはその「そもそもの話」に、なんと20ページもの分量が費やされていることです。ここをじっくり読むことによって「英文解釈の正体」をバッチリ掴むことができます。英文解釈の大事さに心底納得した上で、今後の英語学習に進んでもらえればと思います。
英文を読む時の頭の働かせ方に焦点を当てた解説
本書のChapter0では、英文解釈の意義を「英文を読むときのネイティブの頭の働かせ方をみなさんの頭の中にインストールする作業」としています。その方針がその後の解説でも存分に活かされています。左から右に英文を読む時に、この表現を見たら何を考えればよいか？という視点から解説が書かれていることが多いです。機械的に、形式的にSVOC振りをして、それっぽい日本語に訳してやることが英文解釈なのではありません。英文を読んでいてどういうことを考えれば良いかを学ぶのが、英文解釈における最も大切なことです。本書の解説を通じて正しい「頭の働かせ方」を、学んでもらえればと思います。
「関正生の英文解釈ポラリス1」の使い方
①Chapter0「英文解釈の正体」を読む
まずはChapter0「英文解釈の正体」を読んで「英文解釈の取り組み方」と「品詞・句と節」の基本を学びましょう。特に前者の「英文解釈の取り組み方」はこの最初の段階で、きっちり読み込んでおくことが大切です。難解な英文を正しく読みこなす上で英文解釈がいかに大事であるかを知っておくことが、その後英文解釈に取り組む時の「本気度」に影響してくるからです。後者の「品詞・句と節」の基本は、もちろん熱心に読み込んでほしいのですが、中には実際に英文解釈をする中でピンとくるものもあると思うので、何回か読んでもし分からないところがあればいったん先に進んで、また戻ってくるようにしましょう。それでも分からないようでしたら、ひょっとすると文法の基礎知識が抜け落ちている可能性があるので、文法の参考書を用いて知識を確認するようにしましょう。
②別冊の設問の文構造を解析し、それを和訳する
chapter0を読んで「英文解釈とはそもそも何か」が分かったら、早速実践に移っていきましょう。別冊に掲載されている英文をひとつひとつ読み込んでいきましょう。本書は「英文解釈」の参考書なので、あくまでも「文構造」や「SVOC」を意識して読んでいきましょう。英文の下にあるスペースには和訳を書くようにしましょう。本書は和訳を目的とした参考書ではありませんが、自分の英文解釈への理解の度合いを、和訳を通じて確認することができます。頭の中だけで分かったと思っていても、それを実際に手を動かして訳そうと思ったら意外と難しいものです。その後の英語力向上につながりますので、必ず自分なりの和訳をつくるようにしましょう。
③Chapter1以降の解説を読んでいく
事前に解析した文構造と和訳の両方を手元におきながら、本書の解説を読んでいきましょう。その際、細かな「知識」を覚えるというより、英文解釈の「考え方」を吸収するということに意識を向けましょう。どういう根拠をもって英文を読んでいけばよいのか、を厳密に言語化できるようになるまで、何度も何度も読み返すことが大切です。その結果、一語も余さずその英文が理解できるようになったら、その英文を音読して、そこで得た考え方を自分の中に定着させましょう。時間をかけて理解した英文を繰り返し声に出して読むことで、その英文をほんとうの意味で自分のものにすることができます。
以上、「関正生の英文解釈ポラリス1」についての紹介でした。
参考動画
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください！
無料受験相談のご案内
武田塾では、最寄りの校舎で無料受験相談をいつでも受付しています。
〒710-0055
岡山県倉敷市阿知1丁目5-18 コンフォートミユキ201
☎ 086-425-3977
武田塾 倉敷校│倉敷市(倉敷駅)の個別指導塾・予備校
