皆さんこんにちは!武田塾倉敷校です!
今回は英語の参考書「関正生の英作文ポラリス2自由英作文編」について紹介していきたいと思います!
「関正生の英作文ポラリス2自由英作文編」はどんな参考書?
本書の目的は、自由英作文の考え方・書き方を学ぶことです。
本書は受験における自由英作文を解く上で必要な考え方が、あくまでも受験生の目線に立って書かれた参考書であると言えます。自由英作文の対策をし始めた多くの受験生が、その難しさに打ちひしがれてしまいます。英語長文ならある程度読めるようになったにもかかわらず、英作文になるとまったく書けなくなるといった事例です。
そんな中で読むことになる自由英作文の参考書に求められるのはある種の気軽さ、親しみやすさだと考えられます。必要以上に難しい理屈や英語表現の存在は、美しい英文を書きたいと願う英語学習者にとっては歓迎するべきことですが、日々重圧にさらされている受験生にとってはその限りではないでしょう。
本書の著者である関先生は、文法や長文などの他テーマを扱った参考書も書かれています。それらにおいても重視される「受験生の目線」をベースにした分かりやすい解説と方針は、自由英作文を扱う本書でも同様に受け継がれています。その意味で、従来の自由英作文の参考書が掲げる「ハードルの高さ」にうんざりしてしまった受験生にも本書はおすすめです。
いまは苦手意識がある方でも問題ありません。本書の方針と解説に導かれながら、最低限の努力で自由英作文を得点源にして、志望校合格をつかみ取ってもらえればとおもいます。
「関正生の英作文ポラリス2自由英作文」の特徴
ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。
添削に対する意識改革
自由英作文は独学が難しい分野だと言われます。なぜでしょうか。その最も大きな理由の一つに「独学だと添削ができないから」というものが挙げられるかと思います。確かに独学だと添削の機会が乏しくなります。そうすると自分が書いた英文がほんとうに正しいのかどうか分からず不安に陥ってしまうこともあると思います。
しかし、ここで少し目線を変えてみましょう。例えば数学の問題を解いていて答えを間違えてしまった時に「添削」は必須でしょうか?そんなことはありません。そういう時、多くの受験生は参考書の解説を読み、その過程をまねしようとするはずです。数学の解き方が分からなければ、まずは参考書に書かれてある解き方をまねしようとするのがふつうです。では、それと同じことを自由英作文でやって何が悪いというのでしょう?
ほとんどの学習で推奨されるのは「インプット→アウトプット」の順番です。自由英作文とて例外ではありません。良質なインプットがない状態で必要とされるのはやみくもなアウトプットとそれへの添削ではなくて、そもそもの良質なインプットをおこなうことです。その方針を、本書ははっきりと明示してくれます。本書における模範解答は「参考」にするのではなく、はっきりと「暗記」するべき対象です。自由英作文に必要なのは良質なインプットであり、添削が必ずしも必要ではないことを本書を通じて体感してもらえればと思います。
最新のものにも目を配った必要十分なテーマ設定
自由英作文を勉強していて困るのが「どこまで幅広くそのテーマへの対策をしておく必要があるのか」ということです。英語長文でもそこで扱われるテーマにどこまでなじみがあるかによって読む正確さや速度が変わってきますが、自由英作文ではその傾向がより強まると考えられます。このテーマなら書けるけれど、あのテーマになったらお手上げ、というケースもあるでしょう。
しかしテーマは文字通り無数にあります。それらすべての対策をしている時間は受験生にはありません。そこで本書では、数々の入試問題や資格試験の問題に携わってきた著者による必要十分な量のテーマ選定が行われています。最新の時事を反映したテーマも含まれており、これからの受験生の心情に十分寄り添った参考書であると言えます。もちろん文字通りすべてのテーマを網羅することは不可能なので、本書に掲載されている「必要十分」な量のテーマを完璧にインプットできた後は、志望校の過去問を解く中で、不完全な部分を少しづつ埋めていく意識を持ちましょう。
本書について少なくとも言えるのは、やみくもにたくさんのテーマを採用して、それらを強引に覚えさせようとする方針を、本書は採用していないということです。「どうしてそのテーマを選んだか」についての著者自身による理由の説明がすべてのLESSONに付されています。確かな納得感とともに、最後まで自由英作文のインプットを続けていきましょう。
「関正生の英作文ポラリス2自由英作文編」の使い方
①各LESSONに取り組む
各LESSONを読んで自由英作文を書く手前の考え方を学びましょう。そもそもそのテーマが問われる背景とは何か、問題文では何が問われているのか、それらを踏まえてどのように戦略を立てるべきか。そういったことを学ぶのは実は非常に大切なことです。自由英作文で大切なのは英文を書くことだけでなく、それ以前の戦略をいかに適切に立てられるかということです。じっくり読んでいきましょう。
②解答例とその詳解を読み、最終的にはその解答例を再現できるようになる。
解答例を読み、それを最終的には再現できるようになりましょう。多くの参考書のようにその解答を「参考」程度で片づけるのではなく、それをまるまる覚えて自分自身で書けるようになることが大切です。たんなる丸暗記だと大変でつまらないですが本書の詳解を参考にすることでその大変さやつまらなさを軽減することができます。それらを貪欲に読みこみ、最初は難しいと感じられた解答例を、最後は自分自身のものにできるようになりましょう。また、一度書けたら終わりではありません。何度も何度も繰り返し書くようにしましょう。地道な反復こそが、良質なインプットを支えます。
以上、「英作文ポラリス2」についての紹介でした。
参考動画
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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!
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