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英語おすすめの参考書!「動画でわかる英文法 読解入門編」の特徴や使い方を紹介!

「動画でわかる英文法読解入門編」はどんな参考書?

本書の目的は、英文を読む上で必要な思考のプロセスがどういうものなのかを学ぶことです。

本書をあえてカテゴリー分けするとすれば、本書は「英文解釈」の参考書にカテゴリー分けされます。そして「関係代名詞とは何か」「比較とは何か」「不定詞とは何か」といった各英文法分野を一つずつ学んでいくことより、それらの知識をある程度前提とした上で実際の英文をどのように読んでいくか、そのプロセスのほうに強調点を置いているのが、本書の特徴です。

多くの英文法の参考書や、いくつかの英文解釈の参考書でよくある流れが、何か一つの英文法の知識を学んで、それを英文の解釈に当てはめていく、というものです。例えば、最初に「不定詞の名詞的用法とは何か」を学んだあと、その知識を応用することを前提として英文を読んでいくという流れがしばしばみられます。基礎的な段階ではそれで問題ないのですが、ある程度のレベルになってくると通用しなくなる可能性があります。
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と言うのも、実際の英文を読んでいく時に必要なのは、事前に与えられた英文法についての知識をそのまま英文解釈に当てはめる力ではなく、そもそもこの英文では何の英文法知識が使われているのかを見抜ける力だからです。to+動詞の原形を見た時に「これは不定詞の名詞的用法だ」と気づけるためには、それ相応の思考のプロセスがなければなりません。それを抜きにして実際の英文を読んでいくことはできません。本書を用いて、英文を読む上で必要な思考のプロセスがどういうものかを学んでいってもらえればと思います。 

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「動画でわかる英文法読解入門編」の特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

文構造を「見抜く」ことに重きが置かれた構成

本書は4つのpartで構成されています。そのうち最初のpartを除いた、残り3つのパートの目次を見てみると、そのすべてが「~を見抜く」というふうに題されています。例えば、part2は「品詞」を扱ったものですが、そのchapter3は「doneを見抜く」と題されています。doneとひとくちに言っても、そこにはさまざまな使われ方があると考えられます。形容詞の働きをする過去分詞の可能性もあれば、副詞の働きをする分詞構文の可能性もあれば、実は動詞の過去形である可能性もあります。他にもいくつかの可能性があります。さて問題は、それらの中で今回のdoneがいったい何のdoneなのかを一つに決めなければならないということです。doneを見た時に、このdoneがどういうふうに使われる可能性があるかを思いついた後で、その数ある可能性の中で今回のdoneはこのdoneだ!と「見抜く」力。この意味での「見抜く」力を、本書では十分に養っていけると思います。

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分かりやすさに重きを置いた構成

 本書の文構造を「見抜く」ことに重きをおいた内容は当然優れたものですが、それに加えた「分かりやすさ」も本書の優れた特徴であると考えます。その工夫の一つが、本書のタイトルにもある「動画」の存在です。解説の文章を読むだけでも明確で簡潔な理解を得ることは十分可能ですが、基礎がまだ十分に身についてない方にとってやっぱり文章だけでは理解が難しいと感じてしまう方や、自分の理解をより深いものにしたいと考える方もいらっしゃるかと思います。本書は各レッスンの冒頭にQRコードがあり、それを読み取ることで著者である岡崎先生による解説動画を見ることができます。

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また本書の解説はたいへんにカラフルです。英文のSVOCや重要な、解説の中でもとりわけ重要な箇所にカラーがついており、そのことで緩急を感じながらストレスなく、文章を読みすすめていくことができます。

本書のような、英文を読んでいく時の「プロセス」を重視した参考書は難易度が高かったり読み進めるのに苦労したりすることがあります。その点本書はそのタイトルに「読解入門編」という表現が入っている通り、あくまでも「基礎」の内容を扱ったものであることに加えて、内容以外の「動画」や「カラフルなレイアウト」など「分かりやすさ」に重きが置かれていることも、その優れた点であると言えます。

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「動画でわかる英文法読解入門編」の使い方

①part0「英語の基本」を読んで基礎を復習する

 本書は「英文解釈」の参考書です。と言うことはつまり本書に取り組む前に最低限基礎的な単語・熟語、そして英文法の知識を持っておく必要があります。その上で、改めて本書のpart0「英語の基本」を読み、最低限の基礎をおさらいしましょう。ここでの知識や理解を前提として本書の解説はなされていくので妥協せずに取り組むようにしましょう。

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②各Lessonの講義部分を読む

 part0で最低限の基礎を押さえた後はpart1~3に進んでいきましょう。各レッスンの講義では英文を読んでいく時の「思考プロセス」に重きが置かれます。そのことを意識して、解説を読み進めていきましょう。各Lessonの最後にはまとめ部分があり、それを読むことで講義全体の知識や理解を整理することができます。理解が不十分に感じたり、より理解を深めたいと思った方はQRコードを読み取って著者である岡崎先生の解説動画を見ましょう。

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③各Exerciseで問題を解く

 本書は4つのpartから成り、各partは複数のchapterに分かれ、各chapterは更に複数のlessonに分かれています。各chapterの終わりにはExerciseという問題演習の箇所があります。それまでの複数のLessonで学んだ「思考プロセス」を利用して問題に挑戦しましょう。Exerciseは「A」と「B」に分かれていて、「B」では実際の大学入試で使われた英文を解釈していく必要があります。この「B」では、講義部分と同様に岡崎先生による解説動画が付されています。骨太な英文である場合が多いので、理解を補完するためにも解説動画を視聴することをオススメします。

以上、「動画でわかる英文法読解入門編」についての紹介でした。

参考動画

 

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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!

 

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