皆さんこんにちは!武田塾倉敷校です!
今回は現代文の参考書「国公立標準問題集CanPass」について紹介していきたいと思います!
「国公立標準問題集CanPass英語」はどんな参考書?
本書の目的は、国公立大学で出題される英語の記述問題の書き方を学ぶことです。
大学受験の英語の基本は、「単語」「熟語」「文法」「解釈」「長文」です。実際、武田塾ではそのような順番に則ってルートが組まれています。一つずつ丁寧にこなしていくことで、難解な英文も労せず読み進めていけるようになります。
しかしいわゆる記述問題では、ただ英文がスラスラ読めていればそれで良いというものではありません。「内容説明問題」であれ「英文和訳問題」であれ、答えを書くために使う言語は、多くの場合英語ではなく日本語なのではないでしょうか。つまり記述問題では純粋な英語力だけでなく、英語で読んだ内容を簡潔かつ正確な日本語で表現できる力が求められます。どれだけ英語力があっても、記述問題の対策が不足していれば、高い点数を望むことはできません。
本書では実際の入試問題の演習を通じて、記述問題の答案を作成する上で気をつけるべきはどういうことなのかということを、具体的に学んでいくことができます。これまで培ってきた英語力を土台として、記述問題の対策を万全なものにしてもらえればと思います。
「国公立標準問題集CanPass英語」の特徴
ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。
詳細な採点基準
記述問題を解いていて最も困るのは「採点の難しさ」ではないでしょうか。自分自身で精一杯考えてひねり出した文章と、解答の文章が違っている。こういう時、解答の文章に納得いかず復習を適当にしてしまったり、反対にその解答の文章と全く同じものを書くために、それをひたすらに丸暗記しようとしてしまうことがあるのではないでしょうか。特に後者に関しては必ずしも悪いことではないですし、解説の詳しさによってはそうなるのも、ある程度仕方のないことなのかなとも思います。
しかし当然ですが、解答と全く同じ文章が書けていなければ実際のテストで点数がもらえないのかと言えば、そんなことはありません。正しい文章があるのではなく、正しい採点基準があるだけなのです。たとえ自分の書いた文章が解答のそれと異なっていたとしても、正しい採点基準を満たしていさえすれば、それに応じた点数をもらうことができます。
本書では各問題の解説で「こういう要素が含まれていれば加点される」、逆に「こういう要素が欠けていると減点されてしまう」といった採点基準が、実に詳しく書かれています。受験生が書くであろう表現を、先回りして想定してくれていることもあります。その上で「このように書いてしまっていても特に問題ない」、「このように書いてしまっていた場合何点減点」などといった説明が、具体的に書かれています。
独学をする上で壁として立ちふさがる「自己採点の難しさ」を、本書は一切感じさせません。極めて効率的な仕方で「記述問題の答案の書き方」について、理解を深めていけるのではないかと思います。
重要な語句や表現の一覧
本書では、各問題の解説の最後に「主な語句・表現」という箇所があります。ここでは設問に直接関係するわけではないけれども、本文に登場する重要な語句や表現を一覧することができます。
英語長文の復習の対象は「その英文全て」です。「最初から最後まで読んで分からないところが一つもない」状態をつくることが理想です。設問についての解説だけを読んで安心するのではなく、この「主な語句・表現」にも取り組むことによって長文の復習を「完璧」なものにしましょう。
「国公立標準問題集CanPass」の使い方
①問題を解く
本書は問題集ですので、まずは早速問題を解いてみましょう。本書では、すべての問題に解答用紙がついています。あまりにも当たり前のことのように感じるかもしれませんが、記述問題では「採点者がきちんと読める文章」を書くことが必要です。
普段自分のノートでメモをとるときには、自分が読める字で書けていれば問題ありませんが、入試本番ではそうはいきません。英文を正しく読めたうえで、それを簡潔に正しくそして読みやすい文章で表現できるまでが記述問題で問われる実力です。本番同様の緊張感を持って解答用紙に自分の文章を書いていきましょう。
その際、各問題に設定されている「解答目安時間」のことも意識しましょう。文章を書くのに時間がかかりすぎていては入試本番で点をとることはできません。最初は時間がかかるかもしれませんが、時間を意識しながら少しでも早く丁寧に文章を書く習慣を続けることで、最終的には心の底から納得のいくような答案を書けるようになると思います。
②解答・解説を読む
問題を解き終えたら解答・解説を読みましょう。4択の問題と比べて記述の問題はひと目で採点することが難しいです。解答の後に詳しく書かれる解説と採点基準を丁寧に読みながら自分の答案を見直してみましょう。
その過程を通じて記述問題ではどういうことが問われているのか、どういう取り組み姿勢が求められるのかを具体的に理解できるようになると思います。
③英文を繰り返し読む
採点が終わったら英文全体の復習をしましょう。解説の最後にある全訳と主な語句・表現を参照して、その英文で分からない箇所が一つも残らないような状態を目指しましょう。
細かいSVOCふりがあるわけではないので、もし全訳と主な語句・表現を見ても分からないところがあれば、文法や解釈の参考書に戻って復習することが必要になるかと思います。
分からない箇所がなくなった後に、その英文を何度も繰り返し音読しましょう。しつこいぐらい何度も何度も同じ英文を読むことで初めてその英文を自分のものにすることができます。
以上、「国公立標準問題集CanPass」についての紹介でした。
国公立志望の方向けの参考書になりますので、必要に応じて取り組むようにしましょう!!
参考動画
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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!
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