皆さんこんにちは!武田塾倉敷校です!
今回は現代文の参考書「とってもやさしい古文」について紹介していきたいと思います!
「とってもやさしい古文」はどんな参考書?
この参考書の目的は、古文を読む上での基礎を体得することです。
古文を正しく読める人は、どのように文章を読んでいるのでしょうか。
この参考書では登場する文章すべてに、著者による書き込みやコメントが付されています。
それらを本文と併せて読んでいくことで、古文を読むのが得意な人の思考回路を追体験することができる構成になっています。
「同じ文章を読んでいても、得ている情報量がこんなにも違うのか!」と驚くのではないかと思います。
古文を読む上で必要な情報がこれでもかというくらい懇切丁寧に書かれているので、この参考書に取り組んで古文を読める人の頭の中がどういうふうになっているのかを学び、それを最終的には自分のものにしてほしいと思います。
「とってもやさしい古文」の特徴
ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。
古文読解を手助けしてくれる丁寧な書き込み
この参考書では、登場する古文のすべてに著者による書き込みとコメントが付されています。
ふつうに読むだけでは分からない古文特有の文法、省略、常識など読解上必要な情報がすべて書かれています。
古文が読める人は、普通に読むだけでは分からないさまざまな情報を補いながら、文章を読んでいます。「こういうときはこのようにして情報を補ってください」とただ言われてただけではピンとこないかもしれません。
しかしこの参考書では、その補い方が丁寧にイラスト化されています。著者の思考回路をそのまま覗き見ることができます。「古文を読むとはこういうことなのか!」という感覚をいちはやく掴むことができるようになると思います。
大切なことがひと目で分かる構成
この参考書は「序章」と「基本編」と「実践編」の三つに分かれています。
序章では品詞や歴史的仮名遣いなど、古文を読む上で最低限必要な知識を学ぶことができます。
基本編になると、著者の書き込みと共に文章を読んでいくことになりますが、そこでも「ここだけ!」と題された古文を読む上で必須のポイントが整理されています。
最後に実践編でそれまでの学習の成果を踏まえて文章を読んでいく中でも「ここで学習すること」という箇所があり、そこを見ることで「この文章を読んで何を学べば良いのか」がひと目で分かるようになっています。
いずれの箇所でも、古文を読む上で大切なことが凝縮したかたちでまとめられており、それらを参照することで学習が惰性的になることを防ぎ、確固たる目的意識をもって参考書を進めることができます。
「とってもやさしい古文」の使い方
①序章を読んで古文を読む上での最低限の知識を身につける。
この参考書の目的は「古文の読み方の基礎を体得すること」ですが、その前に古文の基礎中の基礎をまずは固める必要があります。
「品詞とは何か?」「活用とは何か?」というような、一番基本的なところが丁寧に解説されています。解説を読んだら確認問題を解いて、理解の定着を図りましょう。
また、この序章を終えて次の「基本編」「実践編」に進んだ後も、その中で分からないと感じる箇所が出てきたら、また序章に戻って何度でも中身を復習するようにしましょう。
②基本編を読んで古文を読む上での大切なポイントを理解する
序章で最低限の知識を固めることができたら、次は基本編で、実際に古文の文章を読んでいきましょう。「ここだけ!」と書かれているところを中心に、古文を読む上で必要な着眼点を学んでいってください。
登場する文章には著者による書き込みやコメントが付されていますが、「ここだけ!」の箇所を読むと、その書き込みやコメントにどういう意味があるのかを知ることができます。現代語訳も参照しながら、文章の内容を理解して、最後「確認問題」を解いて自分の理解と照らし合せてみてください。
③実践編で古文読解の基礎を体得する
それまでの学習の成果を総動員し、最後に実践編に挑戦しましょう。「ここで学習すること」という箇所をまず読み、今回の文書で意識すべきことを確認しましょう。その後まずは文章の内容理解に努めましょう。基本編と同様に、著者による書き込みやコメントがあるのに加えて、重要古語の日本語訳や、あらすじが漫画になったものなど古文読解を手助けしてくれる仕掛けがより豊富になっています。
理解できたら「整理しよう」という穴埋め式の問題に挑戦しましょう。理解した古文の内容を現代の日本語で簡潔に表現することが求められます。じっくり本文を読み、自分で納得のいく答えを書けるようにしましょう。
その後、次ページにある日本語訳と本文を照らし合せて、理解をさらに深めましょう。
本文とはまた別に、実践編では「文法まとめ」という文法の重要事項が整理された箇所があります。読解の知識と文法の知識を関連させながら、効率的に古文の実力を上げていきましょう。
また。本書には重要事項がまとめられた付録が巻末にあります。「序章」「基本編」「実践編」すべてにおいてこの付録を有効に活用しながら、漏れの内容に知識を習得していってもらえればと思います。
以上、「とってもやさしい古文」についての紹介でした。
・やさしくわかりやすい 古典文法
・富井の古文読解をはじめからていねいに
古文が苦手な方は、上記の参考書を仕上げたらぜひ取り組んでみましょう!
参考動画
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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!
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