皆さんこんにちは!武田塾倉敷校です!
今回は現代文の参考書「船口の最強の現代文記述 トレーニング」について紹介していきたいと思います!
「船口の最強の現代文記述 トレーニング」はどんな参考書?
この参考書の目的は、現代文の記述解答作成のポイントを学ぶことです。
マーク式の問題は解けても記述式の問題になるととたんに解けなくなるという受験生の数は少なくないと思います。
マーク式でははっきりとした根拠がなくとも「なんとなく」解答を選ぶことができますが、記述式ではそうはいきません。
自分で解答を書かなければならないので「なんとなく」でごまかすことができません。
この参考書は記述問題でそもそも何が問われているのか、そしてその問いに対してどのような解答を書くべきかが、豊富な図解と共に詳しく書かれています。
記述式についての表面的なテクニックではなく、現代文という科目への根本的な取り組み方が書かれていますので、記述式が課される国公立志望の受験生はもちろん、マーク式が課される私立志望の受験生にもオススメな参考書です!
「船口の最強の現代文記述 トレーニング」の特徴
ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。
「1・2・3のスリーステップ」で書くことの徹底
この参考書では、記述の書き方が3つのステップにまとめられています。
全部で7つの問題が収録されているのですが、そのうち要約問題を除いた6つの問題全てに共通する3つのステップが、
①設問のチェック
②傍線部の分析
③文脈をつかった説明
というものです。
解説の途中で頭がこんがらがってしまっても、この3つのステップに立ち返ることで頭の中を整理することができます。
問題を解こうとする時、すぐに傍線部の前後を見ようとしていませんか?
この参考書でまとめられる3つのステップを見て気づくのは、傍線部の前後つまり文脈を見るのは最後にやるべきということです。
著者である船口先生が重要視するのは、設問と傍線部の文章それ自体をまずは正確に読むことです。
そもそもこの問題で何が問われているのか、傍線部の文章の意味は何か。
これらを正しく理解することが何よりも大切です。
これまで「なんとなく文脈で」記述問題を解こうとしていた受験生は、この参考書の3つのステップを使って正しい記述問題の解法を学んでいってください。
豊富な採点基準と添削例
記述問題の参考書学習でよくあるのが、最後その模範解答を丸暗記してしまうというものです。
自分で解答を書いてみても、その解答が正しいかどうかが分からないので、それなら参考書の模範解答をそのまま覚えてしまおう!となってしまうのかもしれません。
しかしそれだとほんとうの意味で記述問題の力がついたとは言えません。
重要なのは「どういうことを書けば点数がもらえるのか」逆に「どういう答案だと減点されてしまうのか」という基準を学ぶことです。
この参考書では解説と模範解答の後に、「採点基準」と「よくある解答例」が書かれています。
この2つを読むことで自分で書いた答案と模範解答が違ったとしても、自信をもって採点に臨むことができます。
自分の答案が「採点基準」を満たしているか、「よくある解答」にあるようなミスをしてしまってないかをチェックすることができます。
「船口の最強の現代文記述 トレーニング」の使い方
①「記述解答の書き方」についてのQ&Aを読む
この参考書は記述問題を解く上での実際の「解法」を学ぶ参考書です。
実際の講義部分に入る前にこのQ&Aを読んで解法以前の基礎知識を学びましょう。
記述問題に取り組む上での心構えや、誰もが記述問題を解く過程で一度は感じたことがある疑問がまとめられています。
短いですがとても重要なことが書かれています。丁寧に読みましょう。
②問題文を読んで、解答を書いてみる
本書は全7つの講義から成る参考書です。
それぞれの講義の冒頭に問題がありますので、いきなり解説を読むのではなくまずは自分で答案を書いてみましょう。
実際に手を動かして解答を書く中で、記述の答案を書くことの難しさを知ることができますし、その後の解説の理解がとてもスムーズになると思います。
最初は分からなくて当然ですが、それでも答案を書く上での自分なりの基準や根拠を用意することをこころがけましょう。
大切なのは「なんとなく」答案を書く習慣からいち早く抜け出ることです。解説を読む前に「どういう基準や根拠がありえるか」について自力で考えてみることで、記述問題への見方が変わってくると思います。
答案を書くときは別冊の「記述練習帳」を活用しましょう。
それぞれの問題の解答用紙がまとめられています。記述練習帳に書いた自分の答案を横に並べて解説を読んでいくようにしましょう。
③解説を読んで記述問題の「解法」を学ぶ
問題を解き終えたら、講義の解説部分に進みましょう。
著者がどのようなステップで模範解答に到達しているかの過程を、丁寧に追っていってください。
そしてこの参考書の「解法」は全て3つのステップで構成されています。
解説を丁寧に読み込んだうえで、解法を正しく再現できる状態を目指しましょう。
採点基準や添削例も余さず読み込んで、各講義部分の「解法」を自分のものにしてもらえればと思います。
この参考書は一日一つずつ講義に取り組む計算だと一週間で終わらせることができます。
しかし一周して終わりと言わず、できれば何度でも挑戦してほしい参考書です。
答案を書くための「記述練習帳」にも問題の解答欄がそれぞれ3つずつ用意されています。
何度も書いて、記述の力を伸ばしていきましょう。
以上、「最強の現代文 記述トレーニング」についての紹介でした。
国公立志望の方は、日大レベルを完成させ、「現代文読解力の開発講座」が終わったタイミングで取り組んでみましょう!
参考動画
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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください!
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