「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」の特徴や使い方を紹介！

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」はどんな参考書？

この参考書は英文の「カタマリ」を見抜くことを目的としたものです。

英文を読む上で最も大切なことは何でしょうか。
単語をたくさん覚えることでしょうか。英文法の知識をたくさん覚えることでしょうか。
いずれもとても大切な要素ですが、最も大切なのは英文の「カタマリ」を見抜くことです。
長くて読む気にならない一文も、いくつかの「カタマリ」に分けることで抵抗なく読めるようになります。この参考書では、そういう「カタマリ」を見つけるための具体的な方法が丁寧に書かれています。

「カタマリ」という言葉が聞きなれないという方もいらっしゃると思いますが、むしろそういう方にこそ挑戦してほしい参考書です。

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」の特徴

ここからはこの参考書の優れたポイントについて紹介します。

英文の「カタマリ」を見抜くことに特化した構成

　この参考書では「この表現は何のカタマリをつくるか」という点が強調されます。
例えば「関係代名詞」のセクションでは冒頭に「関係代名詞は形容詞の働きをするカタマリです」というふうに説明されます。
文法の参考書で関係代名詞について理解できていても、「関係代名詞はどういうカタマリをつくるか」と問われた時に「形容詞のカタマリをつくる」と即答できる人はそう多くはないのではないでしょうか。

　この参考書は各文法分野の細かい知識を網羅するタイプの参考書ではありません。
あくまでも「英文のカタマリ」を見抜くことが第一優先の説明がなされます。
この参考書に取り組むことで、英文を読むために必要十分な英語の知識を獲得することができます。

見開き2ページの見やすい構成

この参考書は全45セクションから成りますが、それぞれが見開き2ページで構成されており、たいへん読みやすいです。
左のページに例文とその解説がカラフルな図解とともにあり、右側のページにはその理解をアウトプットするための練習問題があります。
各セクションを勉強していて「あれ、今回何が大切なポイントなんだったっけ」と迷子になることはまずありません。
それぞれのセクションで確実に理解を深めることができます。

「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」の使い方

①「英文読解の基本ルール」を確認する

　この参考書では「関係代名詞は形容詞のカタマリをつくる」といった説明がなされますが、その度に「形容詞とはそもそも何か」という説明があるわけではありません。
各セクションにある説明を正しく理解するために、まずは最初の「英文読解の基本ルール」を読んで、基本的な知識をしっかり身につけましょう。
基本は分かっていると思う方でも、案外漏れがあったりするものです。
侮ることなく、丁寧に確実に読みましょう。

②各セクションの見開き2ページを完璧にする

「英文読解の基本ルール」を理解した後は、全45あるセクションに進みましょう。
見開き2ページの左側で「英文を読むうえで何に気を付けるべきか」とりわけ「どういうカタマリをつくるのか」を学び、その後右ページの練習問題で理解を深めましょう。
練習問題では、単なる英文和訳以外の指示が書かれていますので、「カタマリ」を意識して問題を解いていってください。

また、練習問題で使われる英文の音声が収録されています。
この音声を活用して、各英文を最低10回は音読しましょう。
せっかく読んだ英文はそのままにすることなく、音読することを通じてその英文を自分のものにしましょう。

③入試問題で実力チェック

この参考書は全体で45のセクションに分けられていますが、それらは更に6つの章ごとに区切られています。
それぞれの章の終わりに、実際の入試の英文から成るまとめ問題があります。
それまでで得た知識を総動員して問題に挑戦しましょう。
分からければ該当する箇所に戻って復習するようにしましょう。
「カタマリ」を意識することで入試に出てくるような英文が読めるという実感を味わってほしいと思います。

また、右下には各セクションの見開き2ページに入りきらなかった発展的な内容が掲載されています。
今後必ず役に立つ内容なので、ここも必ず読むようにしてください。

以上、「高校英文読解をひとつひとつわかりやすく」についての紹介でした。

説明がメインとなっておりますが、練習を重ねることで理解できているつもりでも、本当は分かっていない範囲が見つかることも多々あります。

基本的な文法の問題集を終わらせて、長文の演習に入る前に是非利用してみて下さい！

参考動画

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いかがだったでしょうか。
今後他の参考書についても詳しく紹介をしていくので、是非ご覧になってみてください！