皆さんこんにちは、武田塾倉敷校です。
共通テストが終了し、国公立志望の方は2次試験に向けた対策に力をいれたり、
私大志望の方は本格的に試験が始まる時期となりました。
そこで今回は、文系の人向けにはなりますが、社会の論述問題対策についてお話したいと思います。
社会の論述問題とは?
社会の論述問題とは、200~400字程度の文章で問題に答えるもので、主に国公立大学の2次試験で出題されます。
そもそも、国公立大学の2次試験で社会を課す大学は限られていて、
東京大学、京都大学、一橋大学、大阪大学の外国語学部・文学部、九州大学の文学部、……などと
一部の難関大学と位置付けられる大学で出題されることが多いです。
また、この他にも難関私立大学でも、記述や論述の問題が出題される場合がありますが、
国公立大学の2次試験で出題されるものと比べると字数は少ないものが多いです。
通史をやる際に気を付けること
今の時期となると通史はみなさん終わっているかと思います。
通史を覚えていく際に意識してほしいことは、流れをしっかり理解したうえで暗記することです。
論述では、問題文で与えられる情報はそこまで多くない中、
自分で多くの知識をアウトプットする必要があります。
その際に、知識を丸暗記した状態では覚えた知識を取り出すのが難しくなってしまいます。
逆に、きちんと流れや因果関係を理解したうえで、暗記していると論述を書きやすくなります。
通史をやる際には、(論述を書かない人にも当てはまりますが)、“流れ”を大事にしましょう!
志望校の問題をたくさん解く
論述問題は、同じ教科であっても大学によって問題の傾向がかなり違います。
例えば、京都大学の日本史だと、「~について述べなさい。」というような比較的シンプルで、短い問題文です。
それに対して東京大学の日本史では、まずリード文を読んだうえで解答する形式の問題が多く、対策方法にも違いがあります。
また、大学によって頻出の分野や時代もあるので、志望校の問題はたくさんこなすようにしましょう。
問題文を適切に読み取る
論述問題を攻略するにあたって重要なポイントが正確に問題文を読み取ること、です。
これを聞いて、「そんなの当たり前じゃないか、簡単じゃないか!」と思った方もいると思います。
しかし、読み取れたつもりでも、意外と情報を見逃しているのが、論述問題の問題文です!
例えば、「〇〇文化の特徴を述べよ。」といったシンプルな問題文があったとします。
この文を読めば、“○○文化について書けばいいんだな”というのは誰でもわかります。
ただ、それだけでは問題文の読み取りは不十分なのです。
もう1つの着目すべき点は“特徴”という言葉です。
特徴というからには、○○文化に特有なこと、つまり○○文化が他の文化と比べてどうなのか、
という点に注意する必要があります。
ここまで読み取ることができて、正確に問題文を読み取れた、といえると思います。
このように、論述の問題文はシンプルなようで奥が深いものです。
論述問題を解く際にはこの点を意識して、適切に読み取ることができるよう練習を重ねましょう。
伝わりやすい文章を心がける
社会に限ったことではないですが、採点官に伝わる文章を書くことは非常に重要で、点数に直結してきます。
主語・述語が抜けてしまう、1文が長くなりすぎる、など人によって文章を書く時の癖は様々です。
繰り返し書いて練習し、学校や塾で誰かに見てもらうことで、自分の文章の悪い癖を直していくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
社会を勉強しはじめた頃だと、語句を覚えるだけでも大変なのに、今から論述問題なんて解けるようになるのか、と不安に思っている人もいるかもしれません。
たしかに論述問題は決して簡単ではありませんが、地道に練習を重ねていけば必ず上達すると思います!
ぜひ今回のブログ内容を参考にしてみてください!
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