こんにちは、武田塾倉敷校です。
共通テストも終わって、受験生は個別学力試験に向かって頑張っている真っ最中ですね!
今まで勉強してきたことを最大限に発揮できるように最後の追い込みに集中しましょう。
そして、この時期は高1生高2生は来年の今頃または再来年の今頃には自分が受験生になっていることを自覚するのにいい時期です。
共通テストが終わってからもう10日以上経ちます。
つまり!高2生にとっては共通テストまでもう一年もないことになるのです。早めに意識して対策し始める人が受験を制します。
毎年1月になると共通テストがネットでもニュースでも話題になりますが、入試の種類はたくさんあります。皆さんはどの入試がどういう特徴があるのかしっかり把握していますか?
入試の種類によって対策時期や勉強内容が異なってきます。今回は入試の種類について分析していきたいと思います。
この記事を読み終わったら自分がどの入試方法に挑戦したいのか少し考えてみましょう。
国公立大学の入試の種類
一番オーソドックスな国公立大学の入試の流れは共通テストを受け、その自己採点の結果を見て個別学力試験(2次試験)を受ける大学に出願するというものですね。これが一般選抜と呼ばれるものです。
それも含めて以下のような入試の種類があります。
1.一般選抜
まず、毎年9月後半10月初頭に共通テストに出願するところから始まります。そして、1月半ばの土日に共通テストを受け、その判定を見て各大学の個別学力試験(2次試験)に出願します。
個別学力試験(2次試験)は前期後期に加えて中期試験を設けている大学もあります。時期は大体前期が2月後半です。後期試験は3月の半ばにあります。
そして、合格発表が前期が3月初めから半ば、後期は3月後半にあり、受験の幕が下ります。
2.学校推薦型選抜
学校推薦型選抜の出願は11月初旬です。その後試験が11月から12月にかけて行われます。
合格発表は12月末頃であり、共通テスト前には合否が分かるようになっています。
中には学校推薦型選抜でも共通テストを課す大学もあるので、その場合は合格発表は共通テスト後になります。
3.総合型選抜
受験の幕開けとしては総合型選抜の出願が一番早いものとなります。出願時期は例年9月頃です。
試験は10月から11月半ば頃に行われます。
そして、合格発表も上記の2つより早く、11月末には合否が分かるようになっています。
国公立大学の学校推薦型入試の特徴
私立大学の学校推薦型選抜と異なり、成績基準を設けていたり、学力試験を受けなくてはならなかったりすることが多いです。
また、募集人数が少ないためまず推薦枠を確保するのが難しいのが特徴です。
私立大学の入試の種類
1.一般選抜
市立大学の一般選抜は共通テストが必要ないので、各大学の個別学力試験(2次試験)のみです。
共通テストが不要なので、その分対策しなくてはいけない科目数は国公立より少なくなる傾向にあります。
出願時期は12月中旬から1月中旬です。
そして試験は1月中旬から2月後半にかけて行われます。試験日は大学によって異なります。そのため、国公立大学は同日に試験が行われるので1校しか受けることができませんが、私立はいくつも出願、受験することが可能です。
合格発表は2月末です。
2.大学入試共通テスト利用入試
共通テストの結果のみで合格判定を出すことができる制度です。
個別学力試験(2次試験)を受ける必要がなく、共通テストのみで決まるので、共通テストで良い得点が取れた場合には有利に働きます。
出願は共通テスト受験後で、合格発表は2月です。
中には共通テスト+個別学力試験というケースもあります。
3.学校推薦型入試
私立の学校推薦型入試の出願時期は10月初旬です。試験は10月中旬から11月で、合格発表は12月初旬になります。
4.総合型選抜
私立の総合型選抜も国公立の総合型選抜と同時期にあります。
出願は9月で、試験は10月から11月にあります。合格発表は11月末です。
最も早く始まって早く終わる入試・最も遅く始まり遅く終わる入試
国公立・私立ともに最も幕開けが早いのは「総合型選抜」です。
出願時期:9月
試験:10月~11月中旬
合格発表:11月後半
一方、国公立の「一般選抜」後期が最も遅い閉幕となります。最後まで粘るとなると国公立大学一般選抜後期まで頑張るということになります。
出願時期:
共通テスト9月後半~10月初旬
個別学力試験1月後半
試験:
共通テスト1月中旬
後期試験3月中旬~後半
合格発表:3月後半
最も早く終わる総合型選抜と比べると4か月も違うということですね。
ここまでのまとめ
この中で、一般選抜については何となく内容はイメージ付きやすいものだと思います。
しかし、学校推薦型選抜や総合型選抜については具体的にどういうものなのか想像しにくい人もいるのではないでしょうか?
そこでここからは、その2種類の入試についてもう少し具体的に見てきましょう!
学校推薦型選抜とは
学校推薦型選抜はさらにいくつかの種類に分けることができます。
公募推薦
全国の高校に在籍する生徒が対象になっています。
国公立の学校型推薦はこの公募推薦しかないことがほとんどで、さらに成績基準や学力試験を設けている大学が多いので狭き門になっています。
公募推薦には以下の2つがあります。
1.公募制一般推薦入試:成績基準があるが、募集人数が多く設定されている
2.公募制特別推薦入試:スポーツや文化活動で優れた成績を収めている生徒が受けることができる
指定校推薦
指定校推薦は、大学が指定した高校の生徒のみが受けられる推薦入試です。
歴代にその高校から優れた生徒が入学しているなど大学とその高校間の信頼関係から成り立っている推薦方法となっています。
他の推薦方式と比べて合格率が高いのが特徴です。
自己推薦
学校の推薦は必要なく、自己推薦書の提出で出願することができます。
出願条件も特に設けていない場合が多いです。
高校生活での活動を自己PR書に記し、部活動や学外での活動などをアピールし、熱意を伝えることが大切です。
注意点
基本的に学校推薦型選抜の場合は、専願制になっているので、その大学に合格したら必ずその大学に入学しなくてはいけません。また、他の大学に併願することもできません。
総合型選抜とは
総合型選抜は、学校推薦型選抜と違って高校の学校長からの推薦が必要ないので基本的には誰でも出願することができます。
ただし、重要なことは出願したい大学のアドミッションポリシーや条件を満たしているかということです。
大学側は総合型選抜を通して、自分の大学で活躍してくれるだろう生徒を探しています。そのため、大学の求めている学生像とマッチしていると考えられる生徒を採用します。
選考方法は大学によって異なります。
基本的に書類審査と面接を課している大学が多かったのですが、それだけでなく最近は大学教授による模擬授業を受けレポートの提出を求められたりプレゼンテーションを課せられたりすることが増えています。
実技や口頭試問がある大学もあるので、受験したい大学にあった対策を取る必要があります。
まとめ
今回は大学受験の種類について紹介しました。
大学受験には一般選抜以外にもいくつも種類があり、様々な挑戦方法が存在します。
中には一般選抜だと倍率が2桁になる大学でも、総合型選抜や学校推薦型選抜だと倍率が下がるところも実は多くあります。ただし、総合型選抜や学校推薦型選抜に出願するとしても注意が必要な点もあります。
これら2つの入試方法には特殊な対策をしなくてはいけません。
面接や小論文はもちろん、もし模擬授業やレポート、プレゼンテーションが課せられるならその対策を進めなくてはいけません。そうなると、一般選抜のための勉強や共通テストの勉強にみんなが時間を使っている時に自分は面接などの対策もプラスして頑張らなくてはならなくなります。
このような点も踏まえたうえで、自分がチャレンジしたい受験方法を早い段階から考えていきましょう!
また、まだ高校1年生で総合型選抜や学校推薦型選抜を受けたいと考えている人は学校での成績や学校内外での活動に尽力しておくことも肝心です。
進路のことで不安があったり、もうすぐ新学年にあがるけれど今のままの勉強方法でいいのか心配だったりする人はぜひ武田塾の無料受験相談にお気軽にお越しください!お待ちしております。
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