皆さんこんにちは!武田塾倉敷校講師の大下です。
英語は文系理系問わず入試では必須の科目ですが、単語や熟語を覚えたり、長文読解では記述もしないといけなかったり、英作文があったりなど内容盛りだくさんで勉強するのが本当に大変ですよね。その中でも長文読解が苦手という方が多いのではないでしょうか。
今回はそんな長文読解に着目して、どうしたら苦手意識を払拭できるかについてお話していこうと思います。
目次
1.なぜ英語の長文読解は難しいのか?
長文読解が難しい、苦手だと感じる要因として
①読むのに時間がかかって、解ききれないから点が取れない
②一部一部は理解できるけど、文全体として結局何が言いたかったのか分からない
などが考えられます。
僕は高校2年生の時に高校の先生に英語の長文を速く読む、つまり「速読」の方法を教えてもらい、それを練習して英語を読むのが早くなりました。「速読」というとものすごい技のように聞こえますが実際そんなことはありません。
皆さんも練習したらできるようになると思うので紹介したいと思います。
2.英語を英語のまま理解する
速読をするための第一段階は「英語を英語のまま理解する」ということです。
これはどういうことかというと、頭の中で英語の文を綺麗な日本語に和訳しながら長文を読まないでほしいということです。
例えば I have a dog which has blue eyes. という英文が長文に含まれていたとして、読むときに頭のなかで「私は青い目をした犬を飼っています」と訳しながら読むと思いますが、この作業の繰り返しのせいで読むのが遅くなっているのです。
英文は左から右に進むのに、日本語に訳そうとすると右から左、つまり逆方向に読んでいることになってしまうのです。(「青い目をした」というのが和訳では先に来ているけど英語ではそこに対応するのは後ろにきていますよね。)
英語の長文を読んで内容を理解するのであれば、きれいに和訳する必要はないです。だから「私は犬を飼っていて、その子は青い目をしているんだ。」といったように英語と全く同じ語順で理解できればタイムラグを減らせます。これをさっきの英文のように短い文から始めて、すこしずつ長い文や数文にわたってもできるように練習してみてください。これができるようになるだけでかなり読むスピードが上がります!
「英語を英語の語順のまま理解する」ということです。
3.具体的な速読の仕方
英語を英語の語順のまま理解できるようになってきたら、実際に速読をしてみましょう!
具体的にどうすればよいのかというと
①まず各段落のおおまかな内容を理解して余白に日本語でメモする。
②すぐ問題をみて、その内容に対応している段落を細かく読む。
という2ステップです。では詳しく説明していきます。
まず第1ステップですが、入試で出題される英文は大抵の場合、各段落の最初と最後の1文にテーマとなることが書かれています。なのでまずはすべての段落の最初と最後の文だけ読みましょう。そしてその大まかな内容や出てきたキーワードを、その段落の横の余白に後から見てわかるように日本語でメモしておきましょう。これだけでその文全体の展開だったり大まかな内容がある程度つかめます。
次に第2ステップで、すぐに設問を見ます。その設問で出てくるキーワードが、例えば第2段落の横の余白に書いているものと一致していたり関連していれば、第2段落に正解があることが多いので、その第2段落をより詳しく見ることで正しい答えに近づくはずです。
まず英文を最初から最後まですべて読むのではなく、必要なところだけを読むという意識を身につけましょう。
上で説明した方法で長文を読めば、初めにお話した長文読解に苦手意識を感じてしまう要因の両方を解決できるはずです。
最後に
僕が紹介した「速読」の方法はあくまで長文読解を解くためのあくまで1つの手段です。これで皆さんが劇的に早く読めるようになるとは限りません。でも長文の問題が苦手で困っているという方はぜひ試してみてください!
僕も最初は半信半疑だったけど、継続的に練習してその半年後に英検®準1級に合格できたし、長文読解に対する苦手意識が無くなりました。
皆さんがこれを参考に、少しでも英語の長文に対する苦手意識がなくなって、英語が得意教科になればとても嬉しいです。
頑張ってください!
英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
参考動画
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