皆さんこんにちは!武田塾倉敷校講師の廣瀨です。
今回は、受験相談にお越しになる方の、よくある悩みの一つである、物理の勉強法についてです。
私は物理で医学部を受験したのですが、現役の時に物理を選択し高校3年生の11月の全統記述模試では9点、偏差値は30を切っていました。
そんな私が浪人をして生物に変えずに物理の偏差値を最終的に65まで上げた勉強法を今回は紹介をしたいと思います。
大きく分けて成績が伸びた理由は3つあります。
この3つです。これらについてこれから詳しくお話しようと思います。
物理の公式を覚えるのではなく理解する
現役の時の私は理科の受験勉強を始めるのが遅く、学校の定期テストも傍用問題集からそのまま出ていたため、丸暗記してテストに臨んでいました。模試を受けても解けるのは大問の一番はじめの問題しかなかったので、マーク模試でも30点台が普通でした。
しかし浪人してからは4月にまず【『なぜこの公式になるか』を考える】ところから始まりました。公式の成り立ちを理解することで、問題を解くときに“どんな時にどの公式を使うか”がわかるようになります。
最初は確かに時間がかかりますが、一度自分のなかで理解をすると忘れないので、面倒くさがらないことが大事だと思います。
公式の成り立ちを理解するのに私も使っていた参考書が漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本です。この本は重要な公式ごとにチェック問題がついているので、公式の使い方まで勉強をすることができます。
また、各章の最後には重要な公式が載っているので、模試などのテスト前はそこを最終チェックとしてみるだけで大丈夫になっています。
問題の設定にふさわしい式を立てられるように練習をした
物理の難しいところは、目には見えない現象を自分の頭の中でイメージしながら、問題を読んだり解いたりしないといけないことだと思います。
先ほどお勧めした漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本は、たとえ話で目には見えない現象を私たちにイメージできるように書いてくれています。物理の問題はかなりの難関大の問題以外はワンパターンです。
しかし物理の苦手な方はそのワンパターンなことに問題を読んで気付けていません。現役時代の私もまさにそうでした。
問題演習をするのにかなりお勧めなのが物理のエッセンスと良問の風です。この二冊でほぼすべての問題パターンに触れることができるので、実際に私も問題演習はこの二冊しかしていません。
物理の勉強は、まず力学が分かっていないと他の分野でも力学の考え方を使うので、後になると行き詰ってしまいます。
また、一度に物理の全範囲を理解しようとするのではなく、力学なら力学だけ、電磁気なら電磁気だけをまず漆原晃の物理基礎・物理が面白いほどわかる本を読み次に物理のエッセンス、良問の風という順番で、分野ごとに縦割りで勉強をするようにしてください。
自分の周りの人を物理のできる人で固めた
最後に紹介するのは勉強の仕方ではありませんが、“物理の苦手な人とできないことに対する共有”をしてしまっていた私の現役時の反省があったので紹介します。
現役生は特にそうですが受験生には時間が限られています。その限られた時間の中でいかに多くのことを吸収するかが必要不可欠になってきます。その時に物理が苦手ならば、苦手な人と問題を解決するのではなく、得意な人に聞くことで、その人がどう考えてその問題を解いたかを知ることができます。
それだけでなく、“この人たちのようになりたい!”“この人たちについていきたい”という前向きな気持ちになり、勉強効率が上がり、自然と成績が伸びました。
最後に...
物理の成績が一向に上がらないという人は、公式を丸暗記しているか問題を見てもどの公式を使ったらよいか分かっていないことが伸び悩んでいる原因だと思います。もし、この記事を読んで自分はこれができていないというものがあれば、この時期から実践してみてください!
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