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【共通テスト】文系科目編-過去問演習をするにあたって

こんにちは、
武田塾 国立校です。

今回紹介するのは、
共通テストの文系科目対策です!

共通テストは知識問題の割合より、
読解問題の割合が多いと言われています。

共通テスト各科目ごとの特徴と、
過去問への取り組み方を、見ていきましょう!

 

文系科目

 

英語

 

共通テストの英語は、
資料の読み取りが複雑で、
問題全体も多いです。

そこで、いかに図表を早く読み取るか、
いかに素早く文章を解釈できるかが、
高得点を取るためのカギとなります。

よほど速読力があるひとでなければ、
文章をすべて読んで解答していたら、
試験時間を超えてしまいます。

そのため、設問を先読みして、
文章中の解答の根拠になるであろう、
必要な情報のみを取捨選択する必要があります。

つまり、読む力(スキャニング)の能力を、
養うことが大事だと思います。

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共通テストの英語は、
似た形式の問題が多数あります。

なので、過去問や予想問題で、
演習を積み重ねることで、
問題毎の解き方が、わかっていきます。

そしてスキャニング力も上達していきます。

ですが、本番では見たことのない、
新形式の問題が出る場合もあります。

他の科目についてもいえることですが、
見たことのない形式の問題でも解けるように、
「○は○○だから○○○かな」といったように、
共通テスト演習を行い、考えることを、
身に着けるとよいかもしれません。

 

国語

 

共通テスト形式の現代文を、
解いたことがある方は、
わかるかもしれませんが、
とにかく読みきれない
解答しきれないくらいの設問が、
出題されます。

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解ききりずらいということを加味して、
各自各々、解く順番というのを、
決めておくのがよいと思います。

例えば、物語文が苦手で古文、漢文が得意、
その場合、漢文→古文→評論文→物語文という解き方にするなど。

得意な大問を落とさないように、
丁寧にするか。

時間に余裕のある最初に、
苦手な大問を時間をかけて解くか。

人それぞれ、好みは分かれると思います。

いずれにせよ、
自分の得意不得意を知って、
どの順番で解くかを決めておくのは、
共通テスト国語を攻略するためには必須です。

次に、文章自体の難易度についてですが、
問題の量を度外視すると、
問われていること自体は、
いたってシンプルです。

難関私立大の問題と比べると、
文章自体の抽象度も高くないですし、
設問で問われていることの答えも、
文章から比較的容易に見つけることができます。

 

共通テスト国語の大きな特徴として、
設問の量が多いということが、言えるでしょう。

 

日本史・世界史

 

センター試験から一変し、
会話文や資料を用いた問題が、
多数出されています。

これまでよりも、
体系的な世界史の知識が、
多いように思われます。

これまでのセンター試験で出ていた、
知識的な問題に加え、
問題として問われていることを、
正確に理解する現代文的な能力が、
より求められるようになった、
という風に考えても、
いいかと思います。

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また共通テストに、
限った話ではないですが、
現役生は戦後史の学習が、
おろそかになったままのことが多いため、
早めに通史を終わらせるのもよいかと思います。

そして細かい知識や、
戦後の複雑な知識を覚えていく。

歴史はタテの流れとヨコの流れの組み合わせです。

片方だけ覚えていても、
それは断片的な知識にしかすぎません。

国の歴史といった、タテの出来事が、
文化史や他国との関係など、ヨコの出来事と、
どう関係があるのか、それが理解できて、
初めて歴史としての知識になります。

地域をとびとびに覚えていて、
体系的な理解がしづらく、
それが原因で歴史が、
苦手になっている人も、
少なくありません。

まずは参考書で通史を覚え、
その際には、
タテの流れとヨコの流れ、
これを結びつけて学習できると、
良いかもしれません。

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通史を一通り終えて、
基本的な暗記を終えたら、
ひたすら過去問や、
共通テスト予想パックで、
演習を繰り返す。

その取り組みを通して、
既存の知識の復習と、
知らなかった知識を、
追加していくことを、
おすすめします。

演習を通して、
未知の知識を発見する
これを繰り返すことによって、
受験の時までに知識を広げていく。

それが大切です。

 

政治経済・倫理

 

政治では、年号や内容の、
正確な理解が問われます。

経済分野ではそれらに加え、
一部計算等が必要な問題が出題されます。

ただ暗記すればよい、
というものではなく、
現代でも使われている仕組みや、
その仕組みが現代にいたるまでの経緯など、
しっかりとした理解をしているかが、
よく問われます。

経済分野では計算が必要と聞いて、
気持ちが嫌になる人がいるかもしれません。

とはいえ、難しい計算をするのではなく、
「国民総生産を問われたら、
国民所得から中間生産物を、
引いたものを選べば良い」
と、問われる内容を理解することが出来れば、
難しくない計算です。

そのため、この分野では、
多少の暗記が必要となります。

勉強法として、
試験が直前の方にはオススメしませんが、
ニュース番組などを見て全体像を把握することも一つです。

全員にオススメできるものとしては、
多くの問題に取り組んで、
アウトプットをすることです。

 

そして、ただ問題を解くのではなく、
間違った選択肢がなぜ違うのかまで考え、
理解することが大事です。

多くの問題に触れ
理解を深めることを目指してください。

 

地理

 

地理には二つの分野があります。
統計地理(ケッペンの気候区分、都市の形成など)と、
地誌(地域ごとの気候、人口、産業など)です。

地理は歴史とはちがって、
暗記科目ではありません。
どちらかというと地理は科学です。

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地理のテストでは、
本質的な理解データを読み取る力、
が問われます。

したがって多少の暗記は必要ですが、
どちらかと言えば理解を徹底してください。

例えば「エルニーニョ現象が起こると東南アジアでは少雨になる」、
というのを暗記していてもしょうがありません。

そうなる仕組みを理解して、
他人に説明できる状態になっていて、
初めて問題に対応できるようになります。

したがって地理を学ぶ際にはかならず、
「なぜ?」という疑問を持つ、
ようにしてください。

そして地理の全範囲の理解と、
暗記をある程度終えたら、
演習に入ってください。

地理の問題は、
データの読み取りが多く出ます。

よって与えられた、
データのどこに注目するのか
どうやって選択肢を絞っていくのか等を、
演習を通して身に着けていってください。

 

 

【共通テスト】文系科目編-過去問演習をするにあたって

 

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共通テストの文系科目は、
全体をとおして、
問題量が多くなっています。

設問をある程度解ける状態にした。
つまり、基礎がしっかりと身についた
そうしたタイミングで、
演習として、共通テストの対策を、
していくと良いかと思います。
その中で、問題量が多くて解ききれない
ということがあるかと思います。

そこで、設問を解ききるというのを、
取り組むさいの一つの目標に、
していくのが良いと思います。

 

共通テストの科目はたくさんあり、
独特な設問形式であることは確かです。

共通テストも見据え、
日々、どのように勉強を進めていけばよいのか等、
聞きたいことがありましたら、
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