皆さん、こんにちは。 武田塾国立校です。
一般的に「地理」は他の社会科目に比べて有利であるといわれることが多いですよね。 ですが、これって本当なのでしょうか...?
そこで今回は 「地理」は本当に有利なのか・どんな人に向いているのか についてお話ししいていきたいと思います!
「地理」は本当に有利なのか・どんな人に向いているのか
地理が有利だと言われている理由
他の科目と比べて暗記量が少ない
日本史や世界史、政治経済などといった他の社会科目と比較すると、暗記しなければならない単語量が少ないのが特徴です。
実際に受験生にお馴染みである「山川用語集」のページ数を比較してみましょう。
日本史:448ページ
世界史:408ページ
政治経済:272ページ
現代社会:328ページ
地理:336ページ
山川用語集のページ数を比較してみると、地理の暗記量は比較的少ないことがわかるかと思います。
これだけをみると「地理は暗記量は少なく、他の社会科目と比べて楽なのか!」とおもってしまう人がほとんどでしょう。
そこで、デメリットについても紹介してみようと思います!
地理選択のデメリット
単語を覚えただけでは問題が解けない
上にも挙げた通り、地理は暗記しなければならない単語量は他の科目と比べても少ないです。
ですが、単語を覚えたからと言って得点には直結しないのが地理の特徴です。
というのも、日本史や世界史の場合は単語さえ覚えていれば一問一答のようにすぐに答えを導きだせる問題が多くを占めるでしょう。ですが、地理の場合は資料の読解問題が主に出題されるため、用語を暗記した上で、それらを活用して解答を導きだすことが必要になってきます。
つまり、地理は社会科目なのに理数科目で使うような思考力が必要である、いわば「文系と理系の中間の科目」なのです。
高得点が取りにくい
今年度の共通テストの本試験の結果を参照すると、他の社会科目に比べて地理は点数のバラつきが小さく、低得点を取ることはあまりないものの、努力に見合うような高得点も取りにくいことがわかります。
また、上にも挙げた通り、暗記量が得点に直結する科目ではないので8割以上を取るのは相当難しいです。
最後に「地理には向き・不向きがある!」
地理は向いている人と向いていない人に大きく分かれます。
地理に向いている人
①暗記が苦手な人・暗記に割く時間がない人
②社会科目で8割以上の高得点を必要としていない人
③数学・理科科目が得意な人
地理に向いていない人
①社会科目で8割以上の高得点を必要としている人
②数学・理科科目が苦手な人
是非、科目選択でお悩み中の方は参考にしてみてください!