皆さんはもう志望校や行きたい学部学科を決めましたか?
「行きたい学科までは決めたけどそこがどんなところかもっと知りたい」と思っている人は少なくはないでしょう。
そこで、実際に大学に通っている私から熊本大学工学部について特徴から雰囲気に至るまでをお伝えします。
熊大工学部を志望している方は参考にしてみて下さい!
熊本大学工学部ってどんなところ?
工学部とは?
理系の中でも代表的で人気もある学部の一つである工学部。
工学部は物理化学や数学を駆使して社会や生活環境に必要なモノや仕組みを創造するために学ぶことができる学部です。
皆さんが使っているスマホやパソコン、住んでいる家や移動手段の乗り物に至るまで人間社会を支えている人工物は工学の上に成り立っていると言っても過言ではありません。
簡単に言うと新しいモノや仕組みを創る為のサイエンス、材料、プログラム...といった知識を学ぶ学部となっています。
学科
工学部は一般には大まかに5つに分かれています。
情報系、電気系、建築系、機械系、化学系です。
これらの学科がどう設置されているかは大学によって異っており、中では独自の分野を学ぶ学科や、すべてまとめて学ぶ学科があったり、同じ学科でも大学によって学ぶ内容が異なっていたりすることがあるので志望校選びには注意してください。
熊大には工学部の学科が5つあり、それぞれの名称は土木建築学科、機械数理工学科、情報電気工学科、材料・応用化学科、半導体デバイス工学課程となっています。
土木建築学科
この学科で学ぶ内容は、設計、構造、施工、材料、設備、環境など建築に関する分野や防災・減災、社会基盤施設の設計、計画などです。
学科の生徒は2年次から個人の希望と1年次の成績を加味して3つの専門教育プログラムに分けられ、それぞれの分野を学習していきます。
このプログラムとは、トンネル、道路、橋といった設備の設計などを学ぶプログラム、渋滞しない街づくりや街の景観や都市デザインなどを学ぶプログラム、耐久性や快適性、デザイン性の観点から建築を学ぶプログラムのことです。
機械数理工学科
航空や自動車など乗り物や、ロボット、医療機器などの大きな機械からパソコン、スマートフォンや時計など、人が簡単に扱える小型の機械まで様々な機械を作るための知識を学ぶのが機械数理工学科です。
なぜ飛行機は浮くことができるのか、自動車はどのようにして走ることができるのかといった疑問を力学まで落とし込み、これらの疑問を理論的に理解します。
高度な知識を活用し、今社会の必要とする画期的な機械や、環境にやさしい再生可能エネルギーを使用する機械を作ることができる点がこの学科の魅力です。
こちらの学科でも2年次から個人の希望と1年次の成績を加味して3つの専門教育プログラムに分けられ、それぞれの分野を学習していきます。
この3つのプログラムとはエネルギーの変換についてや材料の強度など機械の動力源となったり部品になったりする部分について学ぶプログラム
設計や使用される信号の計測処理など機械の生産に関わることを学ぶことができるプログラム
数学、物理を使ってロボットの動作制御から金融のシステムまで機械に関係のない世の中の仕組みまでを支えている数理工学を学ぶプログラムの事です。
情報電気校学科
私たちの社会に今や必要不可欠になっているスマートフォンやテレビ、デジタルカメラ、鉄道、航空機、建築物、AIなどのIT分野。。
それらの基盤となって動いているのがコンピュータであり、ここはパソコンやハードディスクなどのハードウェアとソフトウェアの理論や知識を学びコンピュータがどう動いていくのかを考える学科です。
工学部の4年間に加え、博士前期課程2年間と連携した6年間の一貫教育体制を整えれています。
大学院へのスムーズな接続もこの学科の魅力の一つと言ってもいいかもしれません。
学科の生徒は2年次から個人の希望と1年次の成績を加味して3つの専門教育プログラムに分けられ、それぞれの分野を学習していきます。
この3つのプログラムとはスマートウォッチなどから飛行機などの大型の機械に至るまで、様々なデバイスに変換されて使用されている電気エネルギーをより効率よく利用するために幅広い知識を学習するプログラム
脳波などの人間の生体信号などを観測可能にし取り入れたりすることで機械の発展を助けることのできる知識を学ぶプログラム
皆さんが日々使用している携帯端末においても利用される情報通信技術などを学ぶプログラムの事です。
材料・応用科学科
この学科では主に人間の生活を豊かにする新しい素材や医療品の研究と開発について学びます。
皆さんが今着ている服、身の回りのプラスチック製品、薬や食品、化粧品に至るまで化学が密接に関わっており、それらの仕組みを実験を通じて学ぶことができる学科です。
自然界と密接に関わっているのでリサイクルなどの身の回りの開発から地球規模の環境汚染防止などの規模まで応用できます。
主に有機物・無機物・高分子・低分子などを取り扱い、自然界の物質の性質を操作することで人間界で実用可能なものを作り上げていくところが魅力の一つでしょう。
学科の生徒は2年次から個人の希望と1年次の成績を加味して3つの専門教育プログラムに分けられ、それぞれの分野を学習していきます。
その3つのプログラムとは、医薬系や化粧系、変換効率の良い再生可能エネルギーの開発など皆さんが高校時代に化学実験で蓄えた知識の応用を学ぶプログラム
応用化学の観点から、効果的に感染症を対策できる物質やより低コストで生産可能な製品など新しい物質を作る知識を学ぶプログラム
強度の高くて重量が軽い材料、耐震に優れた材料など、金属や無機化学などを使ってより便利な材料開発に向けて学ぶプログラムの事です。
半導体デバイス工学課程
来年度から解説される予定の学科です。
主に半導体の製造過程などについて学びます。
詳しくはこちら↓
何故熊大工学部を選んだのか?
私は材料・応用化学科に入学しましたが、その理由は化粧品を作りたいからという漠然としたもので具体的にどうするか、将来はどんな職に就くのかなどはほとんど考えていませんでした。
私自身中学時代から工学に興味を持っており、特にミクロな世界がマクロに関係してくる化学系には高校時代から面白く思っていて、実家から距離も近く国からの研究資金も厚い熊本大学に入学することになります。
熊大工学部では将来何になるのか、二年次の教育プログラム選択はどこにするのかまだはっきりとしたビジョンが見えてない人も多く、そのためか三年次に転科し別の学科に入る人もいるようです。
熊大はそういった部分で余地を残してくれて柔軟であるので私にとてもあっていました。
学部の雰囲気はどんな感じ?
学生の雰囲気は結構十人十色で、落ち着いている人もいれば元気で場を和ませる人もいます。
髪色を派手な色にしたり、サークルをたくさん兼部したりと工学部だからと言って堅いイメージにとらわれている人は少なく、皆フレンドリーで学部内、特に学科内の生徒とは全員の仲間意識が強くいい雰囲気です。
しかししっかりと受験をこなして大学に入ったためか、やるときは完璧にこなすという所は皆に共通して言える特徴でしょう。
また、先生も教育熱心な方が多く、それぞれの学科の専門授業ではもちろん数学や英語の先生でさえ、各学科の授業の時にはその学科に関連する情報や経験を話してくださるので毎時間がとても勉強になります。
ひと学年、工学部全体で約400人と人数も多いため友達が増えやすく、将来の職業に関する情報を効率よく学べて、なおかつとても雰囲気がいいのでお勧めの学部です。
通ってみて分かった魅力について
入学した当初は、大学に入るために高校で一生懸命勉強していたのに入った後もまだ勉強しなければならないのかと思っていて、私自身初の一人暮らしでしたし、同じ大学に来た友達も3人しかいませんでしたから不安と重なってとても暗い気持ちでした。
しかし通ってみるとそんな気持ちを持っていたのは自分だけじゃなく、熊大生協主体で行われるいくらかの4月最初の行事で友人もすぐに作ることができ、孤独感もなく充実した毎日を送ることができました。
また、勉強面でも工学部にはそれぞれの学科特有の授業が一年次から入ってくることによって自分の将来に関する不安も消え、より勉強に向き合いやすくなっているところが魅力の一つだと思います。
授業内容は?
学科ごとに分かれて、1コマ90分の集団講義で正直難しいです。
材料・応用化学科では専門科目で物理化学や実験などを行いますが、物理化学はほとんど高校で習った内容と被ってないところだったので、最初は戸惑うかと思いますが入試を乗り越える力があれば授業に置いて行かれることもなく、完璧に履修できるので大丈夫でしょう。
実験は週に一回あり、毎週実験ノート(予習)とレポート(復習)をします。最初のうちは慣れず、忙しくなってしまうと思いますが、徐々に慣れてくると実験の楽しさにも目が行き、学科に対する興味がより深くなると思います。
バイトはできる?
工学部は文系と比べると授業も多くその分課題も多くなってしまいます。
ですが意外と空き時間も多く平日の16時17時以降や土日などはバイトに入ることができます。
そして熊大は街に近いので色々なバイトを選ぶことができるのでバイト先に困ることもないです。
サークル活動は?
熊大のサークルには様々なものがあり、単にバスケと言っても3つあったりとその数が多い事が特徴の一つです。
もちろん兼部もできることから工学部でも兼部をしている人は多く充実した毎日を過ごしています。
運動系サークルでは中学高校の部活にあるようなメジャーなものからアイスホッケーやアメフトなど多種多様なサークルがあり、絶対に入りたいところが見つかるはずです。
入学時に開催される体育会ロードではサークル紹介が行われ、特に運動系では新歓イベントが盛んになります。
文化系サークルでは音楽系、映画、漫画、アイドルなど多岐にわたっていて、趣味や推しが合う友達がきっと見つかるでしょう。
音楽系も軽音や吹奏楽、管楽器、ジャズ、アカペラ(ボイスパーカッション)、邦楽などどれも魅力の多いサークルです。
そして熊大には日本留学中の外国人と行事(BBQなど)を通じて楽しく英会話をしながら英語力を高めるといったところもあり、将来的に役に立つサークルがあることも素晴らしいと思います。
取得できる資格
工学部で取得できる資格の幅は広く、建築士になりたい方は、木造建築士、二級建築士、一級建築士などがあります。
ですが受験資格にも規定があり、例えば一級建築士は大学において建築に関する科目を修めて卒業した者か二級建築士か、建築設備士などのみしか受けることができず、合格しても免許登録には二年の実務経験が必要とされるので気を付けて下さい。
機械系だと技術士や機械設計技術者などがあります。
情報電気工学科だと情報セキュリティマネジメント試験や、アマチュア無線技士など。
また、IT系に進まない人でもこれからの事も考えてITパスポートを取っておくのもいいでしょう。
工学系に行っている人は教員免許も取れるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
上記の資格は工学部が取得できるほんの一部の資格にすぎませんが、これらの資格があると就職で有利になる場合もあれば、より多くの仕事を受けることができ給料が上がることにもつながるかもしれません。
大学在学中や卒業後に受けることが可能な試験も多くありますので積極的に受けてみて下さい。
卒業後の進路
卒業後の進路については様々で、それぞれの学科は資格が取れればその資格を活かして職に就くことがほとんどで、一つの資格を取ってみても多種多様な職が用意されています。
ですが、大学で学んだ内容とは別の専門知識を必要とする職業についている人も決して少なくないです。
例えば、機械系に行き、化粧品メーカーの会社に就職するなど。
企業で研究に専念する人もいれば、役所に就職して町の力になるという進路もあります。
工学部は専門性にとらわれない幅広い就職先があるので、ぜひ大学に入る前でも入った後でも、自分の将来に対する展望を失わずに何事にも挑戦していってください。
どんな人に向いてる?
工学部ですので各学科に関わらず、理系科目に強い人にはオススメです。
また、論理的思考力があったり、コツコツと作業できる方は特に工学部に合うでしょう。
もちろん工学部には多くの学科があり学ぶ分野も違うので、上記に当てはまらない方もモノ作りに興味があったり、社会に役立つことがしたいなどそれぞれの工学に向き合うモチベーションがあれば総じて向いています。
また、他人と力を合わせてモノを作り上げていく工学においては理系だけの分野じゃなくてコミュニケーションを取る力も必要になってきます。
まとめ
熊大工学部はとてもいい所です。
今までに述べた特徴があるだけでなく、熊大自身にも様々な魅力があり、きっと学生生活も満足いくはずです。
少しでも興味がわいた人は、ぜひ進路の選択肢の一つに入れてみてください!
武田塾熊本水前寺校が選ばれる5つの理由
1.校舎長が受験相談のプロフェッショナル
個別、集団の塾それぞれのメリットやデメリットをしっかり理解しております!
自身で正しい勉強法を身に付けなければ、どんなにいい授業を受けて、どんなにいい参考書をつかっても成績の伸びには限界があります。
それが指導できる武田塾は成績を伸ばすのに1番適した塾だと自負しています。
2.講師陣が実力派ぞろい
武田塾熊本水前寺校の講師は、そのほとんどが熊本大学の学生です。
理系は、熊本大学医学部医学科や薬学部の講師。
文系は、熊本大学法学部在籍の講師など様々な分野の講師が在籍しています。
熊本県内では最高クラスの講師たちが、日々生徒達の為にそれぞれの強みを活かしながら指導を行っています。
実際に受験を経験した現役の学生たちです。
年齢も近いので、何でも話しやすく良き理解者となってくれます。
皆さんの力強いサポーターになってくれること間違いありません!
【講師紹介】部活も勉強もやり尽くしたアドバイザー【室園 玲】
【講師紹介】186㎝の長身が繰り出すハイレベル指導【朴 悠大】
その他の講師も今後紹介していきますので楽しみにして下さい。
3.自習室が年間約340日解放
武田塾熊本水前寺校では、年間約340日利用ができる自習室があります。
一部期間を除いて、ほぼ開校しているので自習場所には困りません。
「勉強したいと思った時に開いている自習室がない」という声も多く聞きますが、そのような心配は必要ありません。
「家では誘惑が多くて集中できない」、「眠くなってしまう…」という声は、実際に熊本水前寺校に通っている生徒さんの声です。
自習室だと集中できると言っていつも利用してくれています。
周りには同じように勉強している仲間もいます。
そのため、不思議とその雰囲気に飲み込まれていき、やる気も出てきます。
環境って結構大事です!
自習室の利用可能時間 |
月曜日 18:00~22:00 |
火~土 10:00~22:00 |
日曜日 10:00~19:00 |
(※日、月曜日は個別指導を行っておりません。自習日となっています。)
塾生は無料で利用でき、参考書も揃っています。
また、椅子や机など生徒が触れる場所は毎日消毒も行っており安心です。
自習するにはもってこいの環境です。
4.アクセスが便利
新水前寺駅から徒歩3分の好立地にありますのでアクセスは便利です。
駐輪場も完備しています!
【JR新水前寺駅からのアクセス】
①新水前寺駅を出て電車通りを熊本城がある方向へ進みます。
②白山交差点を左折し、白山通りを進むとすぐ左手に看板が見えてきます。
③1階にアパマンショップさんが入っているビルの2階(コネクト新水前寺)が武田塾熊本水前寺校になります。
5.受講科目以外も質問できる体制
合格を目指すことが1番大切です。
1対1で行う週1回の特訓時はもちろんのこと、それ以外の時間でもしっかり生徒を教え見守る事を大事にしています。
質問には、厳しい受験を勝ち抜いてきた講師陣が親切丁寧に対応してくれます。
加えて校舎長のサポート体制も万全です。
勉強のアドバイスや、進路・恋愛相談にも乗ってくれます。
6.おまけ
勉強とは関係ない!と思う方もいるかもしれないのでおまけとして紹介させていただきます。
熊本水前寺校には電子レンジや電気ケトルが設置してあり、塾生であれば利用することができます。
眠たい時にはコーヒーを入れて一息・・・なんて使い方もできます。(コーヒーは各自用意)
終日勉強をする場所としても最適な環境になっています!