こんにちは。武田塾熊本水前寺校です。
皆さんは令和5年度から熊本の朝課外が変わることを知っていますか?
本記事では、熊本の朝課外の変更点とその後の時間の使い方について解説していきます。
変更点について知らない人は必見です。
令和5年度からの変更点
ここでは、朝課外の令和5年度からの変更点について熊本県教育委員会の発表を元に解説していきます。
朝課外の廃止
熊本高校や第二高校などの県立高校については朝課外は全校廃止です。
私立高校については教育委員会からは言及されていませんが、熊本学園大学附属高等学校は希望制、マリスト高校は強制で継続しています。
新学習指導要領が主体的な学びや探究を重視していることや、生徒にとっては授業前、教職員にとっては勤務時間前にあたることが廃止の要因です。
授業の充実化
朝課外に代わる学力向上策として熊本県教育委員会は「授業の充実をはじめ、生徒が主体的に家庭学習に取り組めるよう、1人1台配備している学習用端末を活用し、生徒のニーズにあった支援をしていく」としました。
また、教育委員会の議事録で、「正規の時間内での生徒に対しての学力保障といった形を、現在検討している」と述べられているので、朝課外の時間が夕課外に移行されるわけではないと考えられます。
朝課外とは?
朝課外とは、1時間目の前の45-50分間を利用して行われる課外授業です。
高校によって朝活動や朝ゼミなど別の名前で呼ばれている場合もあります。
「保護者の経済力に依存せずに生徒の進路を保障するシステム」として定着したこの朝課外ですが、九州地方以外ではほとんど実施されていません。
また、朝課外を希望制としている高校でも事実上強制となっていることも多いです。
では、この朝課外にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?
メリット
受験当日の生活リズムに慣れることができる
ほとんどの大学入試の開始時間は午前9時です。
人間の脳が活発に働き始めるのは起床の3時間後だと言われているので、受験当日は6時には起きておかなければいけません。
この時間に受験当日だけ起きようとすると、体調を崩したり、寝坊してしまう可能性があります。
なので、受験当日の生活リズムには早めに慣れておくことが重要です。
また、朝課外が始まる時間が7時半だとすると、人によって異なりますが、6時前後には起きていなければいけません。
この時間は受験当日の起床時間と一致するので、朝課外の時間に起きるという事だけでも重要だと分かります。
朝から勉強できる
朝課外がないと朝の時間をだらだら過ごしたり、ギリギリまで寝て過ごしてしまう人も多いのではないでしょうか?
朝は脳が最も働く時間です。
朝課外ではこの時間を使って勉強できるので、いつもよりも効率を上げて取り組む事ができます。
デメリット
睡眠時間が削られる
朝課外は通常の授業開始時刻よりも1時間早く始まるため、いつもより最低でも1時間は早く家を出なければいけません。
そうすると睡眠時間は減ってしまいます。
睡眠時間が減ってしまうと、集中力が下がりその日1日集中できなくなるかもしれません。
また、睡眠不足が慢性化してしまうと、免疫力の低下や注意散漫を引き起こしてしまいます。
取り組むことを決められる
ほとんどの場合朝課外ではその時間に取り組む事が決められています。
具体的に言うと、「数学では○○大学の過去問演習、英語では参考書を使って問題演習」ということです。
また、朝課外では朝課外のための課題が出ることも多いです。
このように朝課外では、課外の時間だけでなく、自分の勉強時間まで取り組む事が決められてしまいます。
自分の勉強時間が削られると、自分のやりたかった勉強や基礎の復習がおろそかになり、点数の伸び悩みにつながってしまいます。
朝課外廃止後の時間の使い方
朝課外が廃止になったことで朝に時間ができます。
この時間をただ寝て過ごすのはもったいないです。
また、朝課外の時間に部活が入る人などについては、その時間の勉強量をどこかで取り戻さなければいけません。
では、朝課外廃止後はどのように時間を活用すればいいでしょうか?
ここでは、朝の時間とスキマ時間について解説します。
朝から勉強する
朝課外が廃止になっても朝から勉強することは習慣として残しておきましょう。
受験生にとって朝から勉強することは受験で成功するためには必要不可欠です。
まだ朝から勉強することが習慣になっていない人は今日からでも習慣にしていきましょう。
朝から勉強することについて詳しく知りたい方はコチラ↓
スキマ時間を活用する
朝課外が廃止になってその時間を睡眠時間に充てようと考えている人もいると思います。
その場合、どこか他の勉強時間を見つけなければいけません。
ここで使うべき時間はスキマ時間です。
スキマ時間とは、予定と予定の間に生じた短時間、ちょっとした物事に取り組めるわずかな余裕を指します。
授業の休み時間や通学時間など少しの時間でも積み重ねるとかなり大きな時間になるので活用していきましょう。
まとめ
朝課外については、私自身も現役生の頃に嫌というほど体験しましたが、かなり苦痛でした。
しかし、受験が終わってみると生活リズムだったり勉強の習慣だったりと役に立つことが多かったと感じます。
朝課外が廃止された今、このようなことは自分で行っていかなければいけません。
朝課外がなくなったからと言って、楽をするのではなく、その時間をどのように使うべきなのかを考えて行動するようにしましょう。
また、勉強方法で迷ったり、時間の使い方で困っている人は武田塾に相談しに来てください。
武田塾では、勉強法について英単語の覚え方から徹底的に指導します。
また、時間の使い方については受験経験豊富な講師陣がマンツーマンの指導で予定を組むので、1日にしなければいけない勉強を明確に出来ます。
この記事を読んで
「時間の使い方についてもっと知りたい」
「効率的な勉強法を教えてほしい」
と思った人はぜひお気軽にご相談ください!