こんにちは、武田塾熊本水前寺校です。
「浪人生になったけど何をすればいいんだろう…」
「あと1年頑張れば大丈夫だろう!」
こういった悩みや考えを持っている浪人生も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんな浪人生が成績を伸ばすためにすべきことについて詳しく紹介しています。
すでに浪人を決めている人は必見です!
浪人生活を経て志望校に合格したいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください!
あと1年頑張れば成績が上がると思っているなら危険!
「浪人をすれば偏差値の高い大学や有名大学に合格できる!」
と考えてはいませんか?
この考え方は間違っています。
浪人したからといって成績は上がらないし、逆に下がることだってあり得ます。
受験業界では、浪人して成績が上がるのは上位2〜3割、そして2割の浪人生は成績が落ちると言われています。
また、浪人生で第一志望に受かるのは全体の1割、現役の時に受かったところよりも良い大学に受かるのは2割だとされています。
「浪人すれば時間もできるしたくさん勉強できるから大丈夫」と考えるのではなく、これまでのやり方でダメだったところを改めて正しく勉強を進めていくことが大事です。
1年間の過ごし方次第で成績が上がるかどうかが決まると言っても過言ではありません。
浪人生がやるべきこと
浪人が決まったら、その時点から行動を始めることが重要です。
今すぐ行動を起こせる人が合格をつかむことができます。
浪人生の予備校などへの入塾時期は人それぞれであり、それぞれの予備校によって入塾可能な時期に違いはありますが、早い人で2月から入塾しています。
もちろん、4月や8月に入塾する人もいます。
合格したいという気持ちが強い人ほど受験に対する覚悟が決まっているため、いち早くスタートしていると考えられます。
2022年度に向けた受験はもうすでに始まっていると言えるでしょう。
では、具体的にすべきことについて紹介していきます。
なぜだめだったのか振り返りをする
1番にすべきことは、なぜダメだったのかを振り返り今の自分は何ができていないのか知ることです。
・部活を引退してから時間ができたのに勉強時間を作れなかった
・夜型の生活リズムになってしまい、テストで本調子を出せなかった
・自分の実力を正確に測れず、高望みしてしまっていた
など、原因はいろいろ考えられます。
失敗したという結果を振り返るのではなく、自分の行動の何がダメだったのかという原因を徹底的に洗い出しましょう!
実力の振り返りは、現役時代の勉強がどれだけ自分の身についているのか把握することから始めることをおすすめします。
自分の持っている問題集をもう1度解いたり、入試の過去問に取り組んだりして自分の苦手分野や理解できていない箇所を見つけ出しましょう。
振り返りは、勉強や勉強法だけでなく生活習慣などを含め自身に関することは全て分析します。
原因が勉強面だけにあるとは限りません。
全ての面において振り返りをしないと、1年また同じミスをする危険があります。
生活習慣を整える
時間が増えることは勉強時間が増えるというメリットもありますが、「落とし穴」も増えてしまいます。
学校がなくなることで朝起きる時間が遅くなることが「落とし穴」の1つです。
また、決まった時間に勉強をしないことも「落とし穴」と言えます。
このような「落とし穴」にはまってしまうと、ずるずると抜け出せなくなり志望校に合格できません。
「落とし穴」に、はまらないような生活習慣を身につけましょう。
ここで、どのような生活習慣がいいのか具体例を3つ紹介します。
朝決まった時間に起き朝食を取る(朝方の生活)
体を朝型の生活に慣れさせ、決まった時間に起床・就寝することは浪人して成功するための重要な行動の1つです。
大学入試は9時ごろから試験を開始するところがほとんどです。
しかし、9時開始だからといって9時に起きる習慣をつけてしまったら寝起きの状態で試験を受けることになってしまい実力を100%発揮することはできないでしょう。
試験で実力を発揮させるためには、まず脳を起こすことが重要です。
脳が起き、頭が働き始めるのは朝食の2〜3時間後と言われています。
6〜7時の間に起床・朝食を済ますことを習慣付けましょう!
決まった時間に勉強をする
浪人生の平均的な勉強時間は、平日は4〜6時間、休日は10〜12時間となっています。
この時間をどのように取るのかが重要です。
決まった時間に勉強をしないようになると、その日の気分で勉強をする・しないということになってしまいます。
そうすると勉強をしない日がどんどん増え、習慣になってしまう可能性があるため時間を決めて勉強するようにしましょう。
また、脳科学的には朝が1日の中で最も脳が働く時間帯だと言われているため午前中に勉強時間を設けることをおすすめします!
十分な睡眠時間を取る
勉強が忙しくなり、余裕がなくなってきても睡眠時間を削ることはおすすめできません。
睡眠時間を削ってしまうと、覚えたことを脳に十分定着できなくなります。
ストレスが増えてしまい勉強の効率を落としてしまうことにもなりかねません。
浪人生の睡眠時間は6〜7時間半が理想ですが個人差があるので、スッキリ起きることができる自分に最もあっている睡眠時間を見つけましょう。
また、寝る前にスマホやゲームなどを使ってしまうと脳が刺激されてしまい眠りにくくなってしまうので気をつけてください。
現役時代によくある失敗例
人によって理由も様々ですが、ここからは考えられる原因について解説していきます。
自分の失敗の振り返りをする際に参考にしてください。
多くの参考書に手を出しすぎた
多くの参考書に手を出しすぎた結果、どの参考書も中途半端になってしまった人も多いのではないでしょうか?
実際に、参考書を買っただけで勉強した気になってしまい十分に仕上げることができない人はかなり多いです。
受験本番で頼りになるのは完璧に仕上げたものだけといっても過言ではありません。
参考書をたくさん買っても成績につながるわけではありません。
まずは、1冊の参考書を完璧に仕上げることを目標にしましょう。
また、どの参考書から仕上げればいいのかわからないという人は武田塾の大学別参考書ルートを参考にしてみてください。
武田塾の大学別参考書ルートでは、志望校に合格するために必要な参考書とその使い方や進めるペースについて知ることができるため役に立ちます。
基礎や復習ができていなかった
現役の時にMARCHレベルまで参考書もやってきているのに、いざ確認してみると基礎ができていない…という受験生は意外と多いです。
難易度の高い大学を志望している浪人生であっても知識が抜けている、または定着しているかどうか怪しいなという人は基礎からやり直しましょう。
武田塾ではできていないところを見極め、必要であれば中学レベルからやり直すこともあります。
それぐらい基礎を学ぶことは大事なことです。
英語の文法の知識が抜けている人は「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編」を用いて文法の基礎における理解が不十分な箇所を学習していくことをおすすめします!
「大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編』
中学レベルから始めるとなると、周りが高いレベルの内容をしていることに焦りを感じてしまうかもしれません。
しかし、基礎があやふやなままだと1年後合格を勝ち取ることはかなり難しいです。
基礎を固めることによって応用にも対応できるようになります。
言い換えると、基礎を固められていない人は応用に対応することはできません。
簡単だからといって侮らずにできていないところはもう1度必ずやり直し、基礎をしっかり固めてから応用問題などに取り組むようにしましょう。
過大評価しすぎた
「勉強もしっかりしてきたし、自分はできる!」
と思って、自分のレベルを超えた難しい参考書に手を出したり、そもそもの自分の学力を高く見積もってしまったりということはありませんか?
自分のレベルを超えた参考書を使うと、基礎が固められていない状況で応用問題に取り組んでしまうことになってしまいます。
これを防ぐには、まず自分のレベルを正確に測ることが重要です。
共通テストの問題や志望校の過去問を本番と同じ時間制限の中で解いてみることが、自分のレベルを正確に測る方法です。
優先的に取り組まなければいけない科目や単元を知ることで自分にあった参考書を選びやすくなります。
自分のレベルを把握できたら、自分に合った参考書で早速勉強を進めていくようにしましょう。
反省点を生かして受験勉強をスタートする
以上で解説したことは、これからの勉強計画を立てる上でとても大事なことです。
「現役の時には受からなかったけど、浪人すれば時間もたくさんあるし余裕…」だなんて考えている様では、また同じ失敗をしてしまう可能性は高いでしょう。
反省すべき点を見つけても、それを直さなければ何の意味もありません。
失敗の原因を見つけ、その解決法を手に入れて下さい。
その上で、正しい勉強法できちんと日々努力することができれば成績は必ず伸びます!
1度受験を経験していることは浪人生の強みです。
成績に限らず、現役生と違って受験当日などその雰囲気を経験している浪人生はその反省点すらも次に生かしていくことができるでしょう。
まとめ
浪人生の場合、自由に使える時間が増えることによってまず何から手をつけたらいいのかわからなくなることが多くあります。
・自分の失敗した原因を全て洗い出す
・生活習慣を整えて、勉強する習慣を身につけ、試験で100%の実力を発揮する準備をする
・反省点を活かしてすぐに勉強をスタートする。
以上が、今回説明した成績を伸ばすためにやるべきことです。
現役時代になぜうまくいかなかったのかをしっかり分析し、これからの受験勉強に活かしていきましょう。
また、今回紹介した失敗の原因や勉強法は、数多くあるうちのほんの一部に過ぎません。
失敗した原因を見つけ出すことが難しい、もっと勉強法について詳しく知りたいという人はぜひ武田塾水前寺校へ相談に来てください!
そして失敗の原因を振り返り、原因を見つけることができたら、その原因を克服できるようにいますぐ受験勉強をスタートさせましょう!