こんにちは、武田塾熊本水前寺校です。
コロナウイルス感染第6波の中、2022年1月15日、16日に今年で実施2年目となる共通テストが行われました。
テスト前日までは文科省の発表に神経をとがらせたり深夜の津波警報が発表されるといったまさかの状況も重なり、昨年にも増して大変な思いをした受験生も多かったと思います。
更にはネット上でも話題になっていたように、今年は平均点の低下により受験生たちの不安も大きかったことでしょう。
今回の記事では、今後共通テストを受験しなければいけない人達へ向けて「2023年度共通テストを受ける方なら絶対に知っておかないといけない情報」についてまとめています。
・共通テストの参考書や問題集ごとの役割の違い
・使うタイミング
・学習を進めていく順番
共通テストが必要な受験生にとって、共通テスト対策は欠かせません。
計画的かつ自分に必要な対策をするために知ってほしい情報です。
2022大学入学共通テスト 教科・科目ごとの平均点
引用:大学入試センター
数学ⅠAが昨年(第1日程)より19.72点低い37.96点、生物が23.83点低い48.81点になるなど理系科目を中心に平均点が大きく下がりました。
日本史B、数学Ⅰ、数学ⅠA、生物基礎、化学、生物、フランス語の7科目はセンター試験以降で過去最低となっています。
2022大学共通テストの傾向、分析
国語
国語では第1問、第3問、第4問で「問題文で与えられている複数の文章を総合的に考えて解答する問題」が、第2問では「問題文と関連性のある俳句をもとに文章を解釈し直す問題」が出題されました。
それぞれの文章・資料の内容を見比べて、その共通点や違いを整理しながら問いに合わせて理解した内容を再編集する必要があります。
「与えられた問題文の内容を正しく理解する」という従来型の読解力だけでなく、理解した内容を整理し他の文章や資料を理解するために活用していく読解力も求められるようになりました。
試行調査と異なり契約書や規約などの「実用的文章」が問題文として提示されることはありませんでしたが、この傾向が継続するかは不明です。
文章以外の図版や統計資料もふくめて、複数の資料の情報を結びつけて考える力を問う出題は次年度以後も必ず対策が必要です。
数学
数学では、数学I・数学A第3問のプレゼント交換を題材とした確率の問題や、数学II・数学B第4問の歩行者と自転車の位置を題材とした数列の問題など、これまでのセンター試験ではあまり見受けられないような新傾向の問題が多数出題されました。
全体的に、共通テスト初年度の2021年度より、本来の共通テストの主旨に近い出題を意識しているように感じられます。
また、今年は数学IAの必答問題(第1問、第2問)の難易度が2021年度に比べて高くなっており全体的に難しくなっています。2021年度は必ず得点しなければならない設問がある中問が多かったのに対して2022年度はこのような設問が減り、加えてヒントとなるような記述が少なくなったことが要因と考えられます。
問題が解けることだけが大切なのではなく平面から空間(2次元から3次元)への拡張、発展的な知識の類推などある知識を得て「何かに発展できないだろうか」という探究心を日ごろからもって学習しましょう。
英語
リーディングでは、21年度よりもさらに読解量(語数)が増えました。(21年度はセンター試験と比較して1000語程度語数が増加しています。)
多少の変化は見られたものの、設問形式・難易度共に昨年度から大きな変化はなく英語力に加えて短時間で多くの情報を処理する速読速解力が求められました。
語数増加に備えた対策をどれだけ積んでいるかで差がつく問題になっています。
リスニングも、英文の読み上げが1回しかない、アメリカ英語以外の英語も使われる、表やグラフなどを読み込んだ上で聞き取った内容から素早く正答を導き出す必要があるなど、形式・難易度共に21年度から大きな変更はありません。
リスニングにおいても高い情報処理能力と形式への慣れが必要とされています。
安定的に高得点を狙う人は、時間配分・出題形式を本番に合わせた実践的な演習を数多く積みどのような形式で出題されても必要とされる情報に素早くアクセスできるようにしておく必要があります。
共通テストに向けた対策
共通テストはセンター試験とは異なり、より正確な思考力を問われる試験になっています。
令和4年現在、過去問はプレテスト含め3年分しかなく、まだまだ共通テストの傾向はつかみづらい状況です。
したがって各予備校や出版社が出している参考書や予想問題集を有効活用していくのがよいでしょう。
しかし、やみくもに問題を解くだけでは意味がありません。
必ず自分の立ち位置を把握したうえで使うようにしましょう。
適切な順番で参考書を解く
一言に共通テスト対策の参考書と言っても世の中にはたくさんの本があります。
いざ本屋さんに行ったところで、どれを選べば良いのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
共通テスト対策の参考書は、①講義系参考書、②問題集、③実践問題集、④予想問題パックの大きく4つのジャンルに分類できます。
学習する時には、使う参考書の順番や学習するタイミングが大切です。
正しく演習していくためにもそれぞれの役割や使い方を知って、その上でしっかりした対策を進めていきましょう。
①講義系参考書
『決める!共通テスト シリーズ』
『大学入学共通テスト点数が面白いほどとれる本 シリーズ』など
講義系参考書とは、問題がついてはいますがどちらかというと解説メインでやり方を教えてくれる参考書になります。
解説がメインですから問題数は多くありません。
しかし、解説がわかりやすく理解するにはもってこいの参考書ですので1から勉強したいという人にはおすすめです。
とはいえ、英語、数学、国語については基礎が終わってから取り組んでいく必要があります。
理科、社会はゼロスタートでも問題ありません。
②問題集
『Z会ハイアスコア!共通テスト攻略 シリーズ』
『短期攻略大学入学共通テスト シリーズ』
『大学入学共通テスト1冊でしっかりわかる本 シリーズ』など
実践問題集を解く前に苦手な範囲がある人はぜひ使ってみるのがいいでしょう。
例えば数学の整数問題がなかなか取れない・・・ 古典の和訳問題の解き方はどうすればいいの?
有機化学を共通テスト範囲だけサッと復習したい!というような方におすすめです。
各科目、各単元で取り組める参考書なので全部する必要もないです。
出版社ごとに多少記述の仕方が異なりますが到達する成績は変わらないので気に入ったものを1冊すればいいでしょう。
③実戦問題集
『Z会共通テスト実践問題集 シリーズ』
『河合塾大学入学共通テスト総合問題集 シリーズ』など
一通り共通テストの出題範囲を学習したら実践問題集に取り組みましょう。
各出版に大きな差はありませんが、Z会の販売しているものは難易度も高いので自信のある受験生や他の予備校の実践問題集を解き終えた受験生が解くといいでしょう。
・使い方
時間を測って解く→やり直しをする→何が原因で解けなかったのかを自己分析し、できなかった範囲を演習する→繰り返し
です。
決して解きっぱなしにしないようにしましょう。
④予想問題パック
『駿台 青パック』
『河合塾 共通テスト対策問題パック』
『Z会 予想問題パック』など
実践問題集を使って演習をした後の総仕上げとして使うといいでしょう。
各出版社に差はありません。
学校で配られる場合もあるようなのでその場合は無理に買う必要はありません。
共通テスト型の模試を受ける
学校や塾で受けることができる共通テスト模試は非常に大切です。
「ただ解くだけだからあまり関係ないのでは?」と思うかもしれませんが模試を受ける意味はいくつかあります。
①本番さながらの緊張感を感じることができる!
1人で解くときとは違って周りに人がいることに慣れることができます。
②時間配分を知ることができる!
1人で解くとき若干あまめに試験時間を設定したりしていませんか?
もしくは解き終わったからといって早めに終わったりしていませんか?
本番のリズムや緊張感に慣れることも大切です。
➂集中力を養うことができる!
1人で解くときは全科目を1日で解くことはなかなかできないですよね。
共通テストよりも若干きつめなスケジュールですが、受験に必要な体力・精神力を養えます。
④自分の立ち位置が分かる!
模試はいわば全国対戦ゲームみたいなものです。
模試を受けることで志望校内での自分の順位、ライバルたちとの差を実感できます。
必ず解くときは全力で解きましょう。
共通テスト型の模試の種類
各予備校が出している共通テスト型の模試と開催時期の目安(2022年度)です。
河合塾
全統共通テスト模試 実施日:5,7,10月
全統プレ共通テスト模試 実施日:11月
駿台予備校
駿台atama+共通テスト模試 実施日:5,7,12月
駿台ベネッセ大学入試共通テスト模試 実施日:9,10月
東進衛生予備校
共通テスト本番レベル模試 実施日:2,4,8,12月
予備校によって開催時期は違いますが、おおよそ春、夏、秋、年末年始で4回ぐらいは受けられます。
基本どこの模試も同じレベルですので、全部を受ける必要はありませんが余力のある受験生は複数受けてみるといいでしょう。
開催時期が冬になるにつれて難易度は上がっていきます。
出題範囲も増えてくるので、前もって各予備校が出す出題範囲をみてから学習を進めていくとよいでしょう。
また、ドッキング判定と言って同じ月に行われる記述系模試を一緒に受けることで共通テスト+二次試験の総合評価を行うことも可能です。
最近ではコロナウイルスの影響もあり公開会場での実施が中止となったこともありました。
また、会場が近くにないという人の場合でもweb受験サービスもあるので自宅受験も可能です。
個人で申し込む際は、どの様な状況になっても対応できるように情報をしっかり調べておきましょう。
まとめ
共通テストは、国公立二次試験や私立大学入試と同じくらいしっかり対策を練らなくてはなりません。
センター試験以上に思考力を有する問題も多いため、一朝一夕の勉強では決して点は取れないでしょう。
また、志望校によっては科目が多く人によってその対策方法も様々です。
ですが受験生に共通して言えることは、基本的にはまず基礎となる参考書を必ず仕上げておくということにほかなりません。
共通テストを受ける前提での知識が必要だからです。
共通テスト対策にはコツがあります。
ただやみくもに、過去問や予想問題集を解いても点数は上がりません。
特に現役生は、勉強にさける時間が限られています。
いつ何をするのか、自分の志望校に合わせた計画的な学習を進めていかないと間に合わなくなるでしょう。
とはいえ、自分の現状を自分で分析するのは意外と難しかったりします。
「自分にいま必要な学習内容は何か?」
「どのタイミングで共通テスト対策を始めればよいのか?」
など、少しでも悩んでいるという人はぜひ1度武田塾に相談に来てください。
受験生の皆さんが合格するために何をすべきかアドバイスさせていただきます。
志望校に合わせたルートや1年間の学習スケジュールの提案などを聞くことで今の自分に何が必要なのかが明確になります。
武田塾熊本水前寺校が選ばれる5つの理由
1.校舎長が受験相談のプロフェッショナル
個別、集団の塾それぞれのメリットやデメリットをしっかり理解しております!
自身で正しい勉強法を身に付けなければ、どんなにいい授業を受けて、どんなにいい参考書をつかっても成績の伸びには限界があります。
それが指導できる武田塾は成績を伸ばすのに1番適した塾だと自負しています。
2.講師陣が実力派ぞろい
武田塾熊本水前寺校の講師は、そのほとんどが熊本大学の学生です。
理系は、熊本大学医学部医学科や薬学部の講師。
文系は、熊本大学法学部在籍の講師など様々な分野の講師が在籍しています。
熊本県内では最高クラスの講師たちが、日々生徒達の為にそれぞれの強みを活かしながら指導を行っています。
実際に受験を経験した現役の学生たちです。
年齢も近いので、何でも話しやすく良き理解者となってくれます。
皆さんの力強いサポーターになってくれること間違いありません!
【講師紹介】部活も勉強もやり尽くしたアドバイザー【室園 玲】
【講師紹介】186㎝の長身が繰り出すハイレベル指導【朴 悠大】
その他の講師も今後紹介していきますので楽しみにして下さい。
3.自習室が年間約340日解放
武田塾熊本水前寺校では、年間約340日利用ができる自習室があります。
一部期間を除いて、ほぼ開校しているので自習場所には困りません。
「勉強したいと思った時に開いている自習室がない」という声も多く聞きますが、そのような心配は必要ありません。
「家では誘惑が多くて集中できない」、「眠くなってしまう…」という声は、実際に熊本水前寺校に通っている生徒さんの声です。
自習室だと集中できると言っていつも利用してくれています。
周りには同じように勉強している仲間もいます。
そのため、不思議とその雰囲気に飲み込まれていき、やる気も出てきます。
環境って結構大事です!
自習室の利用可能時間 |
月曜日 18:00~22:00 |
火~土 10:00~22:00 |
日曜日 10:00~19:00 |
(※日、月曜日は個別指導を行っておりません。自習日となっています。)
塾生は無料で利用でき、参考書も揃っています。
また、椅子や机など生徒が触れる場所は毎日消毒も行っており安心です。
自習するにはもってこいの環境です。
4.アクセスが便利
新水前寺駅から徒歩3分の好立地にありますのでアクセスは便利です。
駐輪場も完備しています!
【JR新水前寺駅からのアクセス】
①新水前寺駅を出て電車通りを熊本城がある方向へ進みます。
②白山交差点を左折し、白山通りを進むとすぐ左手に看板が見えてきます。
③1階にアパマンショップさんが入っているビルの2階(コネクト新水前寺)が武田塾熊本水前寺校になります。
5.受講科目以外も質問できる体制
合格を目指すことが1番大切です。
1対1で行う週1回の特訓時はもちろんのこと、それ以外の時間でもしっかり生徒を教え見守る事を大事にしています。
質問には、厳しい受験を勝ち抜いてきた講師陣が親切丁寧に対応してくれます。
加えて校舎長のサポート体制も万全です。
勉強のアドバイスや、進路・恋愛相談にも乗ってくれます。
6.おまけ
勉強とは関係ない!と思う方もいるかもしれないのでおまけとして紹介させていただきます。
熊本水前寺校には電子レンジや電気ケトルが設置してあり、塾生であれば利用することができます。
眠たい時にはコーヒーを入れて一息・・・なんて使い方もできます。(コーヒーは各自用意)
終日勉強をする場所としても最適な環境になっています!