こんにちは、北川です。
今回は数学の参考書の中でもよく比較検討されるこの2冊について比較していきたいと思います。
どうせ完璧にするなら自分に合った参考書で完璧にしていきたいですよね!
あなたに合っているのはどっちなのか、これを読んで参考にしてください。
基礎問題精講の特徴
旺文社から出版されている、数学の良問が詰まった参考書になっています。
チャートに比べるとかなり薄いですが、その内容は大変充実しており、数学の点数が17点だった武田塾の教務高田先生がこれ1冊でセンター7割をとるほどに。
使い勝手がよく、武田塾のカリキュラムの中にも組み込まれている参考書になります。
特徴
・薄い(1冊150問前後)
・解説がシンプルでわかりやすい
・網羅度はチャートに劣るがセンター7割程度をとることはできる
このような特徴があり、効率的に数学の成績を上げたい人に最適な教材となっております。
文系数学で数学は苦手だが最低限の点数を取りたいという人はこちらを取り組むことをお勧めします。
また、この後に別の教材を取り組むことで理系数学や7割以上に底上げすることも十分可能なので1冊目に取り組む参考書としてもおすすめです。
一つ上のランクに標準問題精講というテキストもありますので、ワンランクアップを目指したい方はそちらもチェックしてみてください。
チャートの特徴
数研出版より発行され長く愛用され続けているチャート式、色によって用途や難易度が変わっておりその分厚さから網羅度もかなり高いものになっています。
今回は大学受験でメインに使われる黄色チャートと青チャートを前提に話をしていきます。
特徴
・分厚い(ページ数にして400~500ページほど)
・網羅度は高い
必要な問題がすべて詰まっているようなイメージを持ってもらえればいいかと思います。
その分厚さ故に網羅度は高いですが、完成させるまでにそれなりの時間がかかります。
数学が得意で数学の点数を武器にしたい人はぜひこちらを使うことをお勧めします。
まとめ
どちらの教材を選ぶとしても終わらせることが前提となります。
チャートを選んで終わらない、では話にならないので受験までの日数を逆算し終わりそうならチャートをやるというようにしてください。
ただ、どちらをするか悩んでいるのが既に受験学年だという方は基礎問題精講をやっていくことをおすすめします。
武田塾の逆転カリキュラムも基礎問題精講を使うルートが多くあります。
日数の逆算ももちろんですがモチベーションも加味したほうがいいと思います。
1冊あたり約500ページのチャートを1A,2B,3の3冊1500ページをやれるかどうか。
初めにも言ったように完成させなければ意味がないのです。
また、1周だけでなく2周3周とやることを視野に入れてみてください。
チャートがやれそうですか?
実際多くの生徒には基礎問題精講を勧めています。
なぜなら逆転を狙ってうちの門扉をたたく生徒さんは時間が限られていることが多いためです。
逆転を狙う上で一番大事なのはいかに効率的に成績を上げるかです。
受験では満点を取らなくても合格できます。
取れる問題をとれるようにすることが大切なのです。
ここまで基礎問題精講を推す流れでお話をしていますが、チャートも完成させれば大変武器になる参考書です。
皆さん自身の現状、そして志望校に合わせて使う参考書を選択してみてください!