はじめに
皆さんこんにちは!武田塾久喜校です!
年の瀬も近づいてきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
高校1,2年生は、もう次の学年を見据えるころですね!
特に2年生はもう来年から受験生です。何か不安なことなどありますか?
そこで今回は、高校1,2年生に向けて、古典の勉強方法についてご紹介していきたいと思います!
筆者自身も、高校2年生の途中まですごく古典が苦手で苦労しました…
そこで、今回は苦手な人目線で、古典の得意になる方法を紹介していきたいと思います!
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
単語をしっかり覚えよう!
それではまず、とにもかくにも単語をしっかりと覚えましょう。
単語を覚えるのはすごく大変だと思っていますか?
それもそうですよね、すでに英語の単語を2000個くらい覚える必要があると言われていると思います。
それに加えて古文単語もか…と思うと気も遠くなるかもしれません。
しかし、古文単語は多く見積もっても英語の1/5程度です!つまり、400語くらい覚えられれば入試で戦っていけます!
1日10個覚えたとしても、1か月と少しで覚えられます!
どうですか?少しは覚えられそうな気がしてきましたか?
そこで今回はお勧めの古文単語帳を掲載しておきます!
オススメは2冊あります。
1冊目が、読んで見て覚える古文単語帳315です!
この参考書は何がいいかというと、タイトルの通り、イラストが豊富に含まれている点です。
そのため、イラストと関連付けて単語を覚えることができます。
また、それだけではなく、古文常識や敬語、慣用句まで載っているので、この1冊を完璧にすればほとんど古文で困ることはないと思います!!
2冊目は古文単語ゴロゴです!
こちらも名前の通り、語呂で古文単語を暗記することができます。
また、ABCレベルと単語のレベル分けがされていますので、どの単語が出題されやすいのかが明確です。
是非、語呂合わせで単語を覚えるのが得意な人はこちらの参考書を使用してみてください!
助動詞をしっかりと押さえよう!
次に、古文では助動詞を押さえることがとても大切になってきます。
とはいっても、何を押さえればいいのかわかりませんよね。
そこで今回は、3つの柱を用意しました!
①接続
この助動詞の上は何形がくるんだ、ということが接続です。
例えば、自発尊敬受け身可能の「る・らる」でしたら、上は未然形が来ます。
こちらの接続をまずは覚えましょう。
接続の覚え方はそれぞれ人によると思いますが、私は
「まむまじらす、さるしずむ」(まんま焦らす、猿沈む)(未然形接続)
「たけきつたぬけ」(竹切った抜け)(連用形接続)
「まめならべ」(豆並べ)(終止形接続)
という語呂合わせで覚えました!もしよければ参考にしてみてください!
②活用
その助動詞自体の活用を覚えることも重要になってきます。
しかし、これが一番ネックですかね…とても覚えることが大変です。
そこで私は、「○○型」という型で覚えるようにしました。
どういうことか、というと、ほとんどの助動詞は「四段型」「下二段型」「上二段型」「形容詞型」「形容動詞型」等に分類することができます。
そうすると、一部の型がないもの「打消しのず」「過去の助動詞き」などだけ覚えれば、他の助動詞は楽に覚えることができます。
助動詞の型は助動詞表の上に記してありますので、是非参考にしてみてください。
まず型を覚えられていない人は、型を覚えるところから始めましょう!
③意味
言わずもがな、助動詞はそれぞれ意味を持ちます。その判別は後半戦で学んでいくとしても、まず、その助動詞がどのような意味を持つのかは知っておく必要があります。
敬語をマスターすれば完璧!
次に問題となってくるのは敬語です。
敬語と聞いて皆さんはどのようなものを思い浮かべますか?
古文の敬語は現代日本の敬語とは少し違います。
尊敬語→話者から動作主への敬意
謙譲語→話者から動作の受けてへの敬意
丁寧語→作者から読者への敬意
このようになっております。特に謙譲語がわかりにくいのではないかな、と思います。
では、どうした敬語が大切か、というと、敬語によって主語の判別が出来るからです。例えば、2重尊敬が使われている人は、天皇などのとても偉い役職の人だとわかりますよね。また、謙譲語を使っている人は、その相手よりも身分が低いことがわかります。このように、敬語をわかっているだけで、古文の読める幅がすごく広がるのです。そこで、押さえておきたいポイントは2点あります。
①その単語が尊敬・謙譲・丁寧のどれなのかを覚えよう!
ここで注意しなければならないのは、単語によっては尊敬にも謙譲にも丁寧にもなる単語があることです。その場合は、何かしらの条件が伴いますので、その条件も一緒に覚えましょう。例えば、本動詞であれば尊敬語、補助動詞であれば謙譲語、など。
②単語の意味を覚えよう!
ここで単語の意味の暗記が必要になってくるのは本動詞の場合です。本動詞の場合は、意味を覚えることも必要になってきますので、頑張って覚えましょう!
品詞分解をできるようにしよう!
それでは最後に1番大切なことをお伝えします。
それは、品詞分解をできるようになることです。
品詞分解とは何かわかりますか?例えば、
「女御、例ならずあやしとおぼしけるに」
という古文があった時に、
「女御(名詞)、例(名詞)なら(断定の助動詞なりの未然形)ず(打消しの助動詞ずの連用形)あやし(形容詞あやしの終止形)と(助詞)おぼし(動詞おぼすの連用形)ける(過去の助動詞けりの連体形)に(助詞)」
とすべての品詞を説明できることです。
これは単語・助動詞・敬語・助詞、等すべての古文の知識があって初めてできることです。
しかし、逆もしかりで、品詞分解を続けることによって、助動詞や敬語、助詞等の知識を付けることもできます。そのため、古文の問題を解いたら、できればすべての文を、それが無理でも自分が出来なかったところの文、よくわからなかった部分の文のみでもいいので、品詞分解できるようにしましょう。
筆者は高校2年生までスパルタな高校の先生の下、模試の文章を全部品詞分解して全部訳を取っていました(苦笑)
おわりに
いかがだったでしょうか?
上記のことをすべてこなせば、古文の成績はグンと伸びると思います!
もし久喜市にご在住の方、もしくは久喜市の予備校を探している方等いらしましたら、いつでも個別相談会にいらしてみてください!
それではここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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