はじめに
ブログをご覧いただきありがとうございます!
武田塾久喜校です。
大学入試の方式には一般入試以外にも様々な入試方式があることをご存知でしょうか?
大学によって様々な入試方式がありますが、指定校推薦と総合型選抜は私大ならどの大学にもあると思います。
今回は指定校推薦と総合型選抜の2つについて書いていきたいと思います。
指定校推薦とは
指定校推薦とは大学側が指定した高校に推薦枠を与えて高校側がその生徒を決定するものです。
高校側が大学に生徒を推薦するわけなので誰でも推薦枠がもらえるわけではありません。
では、どんな生徒に推薦枠が与えられるのでしょうか?
それは部活動やボランティア活動などの課外活動や勉強面で好成績を収めている生徒に優先して与えられます。
但し、推薦枠は人数が決まっているので必ずしも希望者全員が指定校推薦枠をもらえることにはなりません。
また自分の志望している大学や学部学科がない可能性も大いにあります。
高校側が事前に生徒に指定校推薦枠のリストを公開する場合や公開しないで生徒に直接伝える場合もあります。
もし推薦枠1つに対して複数人が希望してきた場合、恐らく高校の先生達の会議の元で決定されます。
どんな人が推薦枠に選ばれるかは先ほど紹介した通り「部活動やボランティア活動などの課外活動や勉強面で好成績を収めている生徒」に与えられます。
これ以外にも委員会や体育祭文化祭などの実行委員などでも十分に評価されます。
少なくとも何もせずに指定校推薦枠が貰えるなんて都合のいい話はまずないです。
総合型選抜とは
総合型選抜入試は以前まで言われていた「AO入試」の別名になります。
そもそも総合型選抜入試とは一体どのような入試なのでしょうか?
総合型選抜入試は大学側が求める人物像にあったが学生を学力面以外から総合的に判断する入試方式になります。
総合型選抜は志望理由書、自己推薦書、小論文、面接などが選考の対象になります。
指定校推薦と違うところは
・誰でも出願可能
・合格率が指定校推薦と比べてやや下がる
・学校長の推薦が不必要
などが主な違いだと思います。
誰でも出願可能というのはあくまでも志望理由が明確でそれを相手に伝えられる人であれば誰でも可能という意味です。
もちろんむやみやたらに出願しようとしても準備時間や受験費用が無駄にかかってしまうのであまり多くの大学を受験することはオススメしません。
指定校推薦はよっぽどのことが無い限り合格できるのに対し、総合型選抜は倍率が高いときだと3倍を上回るときがあります。
次に指定校推薦・総合型選抜のメリットについて紹介します。
指定校推薦のメリット
ここからは指定校推薦のメリットについて書いていきます。
指定校推薦のメリットは
・ほぼ確実に合格できる
・早い時期に合格が決まる
・受験費用の節約
・自分の学力以上の大学に行ける可能性がある
・自由な時間が増える
これらについて詳しく書いていきます。
ほぼ確実に合格できる
指定校推薦の枠をもらえた人はほば100%よっぽどのことが無い限りその大学に大学に合格できます。
よっぽどのことというのは例えば推薦枠をもらった後に学校内で大きな問題を起こしたり。。。
実際に僕の周りに一人だけ推薦枠が取り消された人がいました。
なぜ合格率がここまで高いのかというと大学と高校側での信頼関係が成り立っているからです。
指定校推薦はどの入試方式よりも合格率が一番高いので枠が貰えるのであれば貰ってしまった方がいいです。
ほぼ早い時期に合格が決まる
大体指定校推薦の枠が貰えるかどうか決まるのが8~10月にかけてです。
ここで決まってしまえば大学受験は終わりのようなものです。
ただここで注意してほしいのはこの時期に合格が決まったからといって浮かれないようにしてください。
特に秋以降のこの時期は一般も近づいて受験生がピリピリし出す時期です。
そこで指定校推薦が貰えて浮かれてしまうと周りの人とトラブルになりかねません。
受験費用の節約
一般で受験をする人は大体複数校受験するのでかなりの費用がかかってしまいます。
実際私立入試だと一回受験するだけで3万円以上のお金がかかります。
国立だとおおよそ私立の半分で済むので2万円はかかりません。
なので受験をするだけで数十万かかってしまう場合もあります。
それに比べて指定校推薦だと枠が貰えた大学のみを受験するので大幅に節約できます。
自分の学力以上の大学に行ける可能性がある
一般入試は入試の点数のみ、つまり学力でのみ評価されるのに対して
指定校推薦では課外活動などを含めて総合的に決まるので自分のキャパより上の大学の推薦枠が貰える可能性があります。
例えばMARCH第一志望にしている人が早慶の指定校推薦で進学できたり。
ただ指定校推薦は先ほど紹介した通り希望者が複数人いる場合、先生たちの話し合いで選ばれるのでもしそこで選ばれなかったら一般でいくことになります。
特に早慶だと接戦になる可能性が高いので貪欲にならずに無難に第一志望の大学の推薦があればそこで希望を出すといいと思います。
自由な時間が増える
指定校推薦は大体9月頃には校内選抜が終わっているので10月頃には進路が確定します。
進路が確定してしまえば後は面接に向けて練習するのみです。
共通テスト後は恐らく学校がない人が多いと思うので指定校推薦の人は共通テストが終われば後はフリーな時間になります。
ただ推薦の人は大学側から入学前までの課題が出されるはずなので毎日少しずつ進めるといいと思います。
次は総合型選抜のメリットについて紹介します。
総合型選抜のメリット
総合型選抜のメリットは
・学力で評価されない
・複数校受験できる
・合格時期が早い
これらについて書いていきます。
学力で評価されない
一般入試は学力のみ、指定校推薦は少なくとも学校の定期テストである程度の成績を収める必要があります。
一方で総合型選抜入試は受験生の人間性を評価されるので自己推薦書であったり小論文や面接で合否が決まります。
なので模試の判定や過去問で第一志望と程遠い人は志望している学科に総合型選抜入試があるかまず調べてみるといいと思います。
複数校受験できる
指定校推薦と違って総合型選抜は複数校受験することが可能です。
ただ、小論文や面接などの対策にかなりの時間を割いてしまうため多くても2~3校ぐらいがいいと思います。
合格時期が早い
指定校推薦と同様に推薦入試のため一般受験よりも早く合格することができます。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
どの入試形態がいいとは断言できませんが、少なくとも多少のリスクはどの方式にもあると思います。
共通テストまで残り二ヶ月程度まで迫ってきています。
最後まで一緒に駆け抜けましょう!
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