はじめに
こんにちは!武田塾 久喜校講師の西原です。
いよいよ夏本番!ということで受験生にとっては「勝負の夏休み」がやってきます。(受験生は一年中「勝負の○○」と言われ続けるのですが…)
そんな夏休み中や秋は模試がどんどん増えてきます。私も去年の10月は毎週末模試を受けていた記憶があります。
ブログをご覧の皆さんは模試を活用できていますか?ただ受けるだけにはなっていませんか??
耳にたこができるほど聞かされているかもしれませんが、模試は復習が命です!
とはいえ、具体的に何をしたらいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、
①受験前にやるべきこと
②受験直後にやるべきこと
③答案・成績返却後にやるべきこと
④それ以降の復習
についてお話します。受験生はもちろん、受験生ではない方も是非参考になさってください!!
受験前にやるべきこと
目標設定
まず、模試を受験する前に目標を設定しましょう!
共テ模試でしたら科目ごと、もしくは総合点数を目標にしてもいいですし、記述模試の場合、志望校の判定や偏差値などなんでもいいです。「苦手な科目や分野の点数をあげる」などでもいいと思います。
最終的なゴールは模試でいい成績をとることではなく、合格することですから、そのために達成しなければいけないことを踏まえて設定するべきです。
イメージは、
合格するために達成しなければいけないことがある
→そのために日々の勉強をする
→その成果が表れているかを模試で確認する
私は、去年は1年で受ける模試を4月のうちにだいたい決めて、勉強計画とともに目標を設定していました。
共テでのみ使う科目の勉強(国公立志望向け)
共テでのみ使う科目は対策が希薄になったり逆に時間をかけてしまいがちですが、模試をペースメーカーに勉強するとちょうどいいです。
本番前と同じことをする
試験本番前は何の勉強をすべきかわからなくなりがちです。
焦ってしまって、今まで勉強したことのない分野に手を出してしまいよりパニックになってしまうなんていうこともあります。
今のうちから何をしたときに結果を高められるのか模試を使って試し、自分のルーティーンを見つけましょう!
私は後述の模試ノートや参考書の内容のまとめをコピーしたものを毎回見直すようにしていました!
受験直後にやるべきこと
自己採点
「鉄は熱いうちに打て」ということで、基本的にその日のうちに採点しましょう!
深いところまではこだわる必要はありません。解いたときの感覚や判断が鮮明なうちに、どんな間違いをしたのか把握しましょう!
また、すぐ採点することはモチベーションの維持にも役立つと思います。
※2日間の模試の場合は1日目は採点しないでください!次の日の模試に影響します。
復習
模範解答を見てなるべく早く(理想は次の日までに)復習を終わらせましょう!
私は、間違えたところを「模試ノート」なるものにまとめていました。
具体的には、
・なぜ間違えたのか(ケアレスミスを含む)
・公式などが抜けていた場合はそれをまとめる
などをまとめていました。
←共通テスト模試
まとめるときは、後々自分が復習することを考え、なるべく見やすく書いていました。(※きれいにまとめることが目的にならないように注意!)
個人の見解ですが、模試の復習は1日で終わらせた方がいいと思います。
というのも、反省をその次からの勉強に活かすべきだからです。
特に受験生は、これから模試が毎週続くこともあります。だらだら復習していると、その反省が活かされることなくまた次の模試を受けるということになってしまいます。
集中して、復習しましょう!!
反省
復習とは別に反省点を考えます。復習はしても、反省をしていない人が多いのではないでしょうか?
例えば、総じてケアレスミスが多かったという反省点が挙がったならば、注意が必要な設問の文に下線部を引くなど、それを防ぐためにどうすればいいのか考えます。
共テ模試や冠模試で時間が足りなかった場合は、解く順番を考え直してみるといいかもしれません。
とにかく、反省点をみつけ、改善策を次の模試で試すということを繰り返しましょう!!
答案・成績返却後にやるべきこと
自分の位置の確認
まずは自分の立ち位置の確認です。じっくり自分の成績を分析しましょう。
成績に一喜一憂するのではなく、
結果が良かった場合は自信を持ち、悪かった場合は「次こそは良い成績を取ってやる」というやる気に変えましょう!
分野別の成績の確認
分野別の成績を見ると自分の得意・不得意な分野があらわになります。
得意なところはもちろん、どんどん伸ばして武器にするべきですが、入試本番では苦手な分野ばかり出題されるということも珍しくありません。
よって苦手な分野に関しては、原因と解決策を考え、それ以降の学習に役立てる必要があります。
基礎が怪しいならば、その分野だけでいいので基礎的な参考書に戻って復習をしましょう!!
自己採点と大きく違った部分(記述)
これがあった場合、正しいと思っていることが間違っている可能性が高いです。(例えば、現代文や数学の記述など)
癖になっていて自主学習しているときは見逃しがちという可能性もあります。模試は第三者に採点してもらえる良い機会ですし、これが記述模試を受ける一番の意味といっても過言ではありません。
この機会に自分の記述をよく見直しましょう!
それ以降の復習
それ以降も定期的に復習するに越したことはないのですが、なかなか時間も限られているのでぜひ復習していただきたい時期を2つ挙げます。
次の模試の前
私は、次回の模試の前日や当日の開始直前に、「模試ノート」を見返して復習していました。ミスの防止や基礎的でありながら自分が忘れがちな事項を復習できます!
共通テストの前日には、直前に自分を落ち着かせるために模試ノートの最後のページに「自分への応援メッセージ」を書きました。
入試直前の時期(受験生向け)
この時期に、模試の復習するのがおすすめです!
私自身、共通テスト前に苦手だった数学の問題を一通り解きなおしました。
また、二次試験前は自分の採点された答案を見て、どんなミスをしてどんなふうに減点されたのかをもう一度分析しました。
ケアレスミスの予防策としても有効だと思います!
最後に
最後まで読んでくださりありがとうございました。
もうすぐ模試シーズンの到来です。体力も必要となります。
模試を最大限活かして合格に近づきましょう!!
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