はじめに
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
武田塾久喜校の髙崎 沙羅です。
この度は、私が今現在通っている大学について紹介していきたいと思います。
女子大であるが故、あまり知らない人もいるかもしれません。また男性の人であれば入学すら認められていないため、女子大とはどんな感じなのか、など女子大の実態が想像しずらいかと思います。そのため、今回はそんな点も含めて少々お話ししていければと思います。
この度もどうか最後までお付き合いいただけますと幸いです☺
私の大学
今現在私が通っている大学は、清泉女子大学です。
その中でも私は、文学部スペイン語スペイン文学科に所属しています。
清泉女子大学では学部は1つしかなく、その1つの学部からそれぞれ特色ある5つの学科が存在しています。
では、ここでは下記にあるそれぞれのテーマに順を追って私の大学についてお話ししていきたいと思います。
1) キャンパス
2) 清泉女子大学とは
3) 授業
4) 学生
キャンパス
清泉女子大学のキャンパスは東京の1つしかなく、キャンパス自体はとてもこじんまりとしています。しかし立地は東京都品川区と都心にあります。
〒141-8642 東京都品川区東五反田3-16-21
<最寄り駅> 五反田駅・大崎駅・品川駅
また何と言っても清泉女子大学の魅力の1つである「旧島津家本邸」は、2012年3月に「旧島津公爵家袖ヶ崎本邸洋館」として東京都指定有形文化財(建造物)に指定され、その後2019年12月27日付けで「旧島津家本邸 本館及び事務所」として“国の重要文化財”に指定されました。
毎年春と秋頃には本館(旧島津家本邸)の見学ツアーが行われ、毎年たくさんの来客が訪れます。この本館見学ツアーですと、普段入校することの出来ない一般の人や男性の方も参加することができますため、ぜひ一度足を運んでいただき、美しいステンドグラスやタイルなど歴史ある洋館を一目ご覧下さい!
そして清泉女子大学は、品川の平地ではなく、島津山と呼ばれる小高い丘の上に存在します。そのため、通学の際にその丘を毎日登り上がらなくてはいけません。もちろんエスカレーターや歩く歩道などないため、毎日生徒たちは大学敷地まで続く坂道を上った後、そこに立ち構える階段をまた登り上がらなくてはいけません。
毎年4月に入っている新入生はこれに嘆き、4年生になる頃にはある程度慣れますが、正直この坂道と階段地獄は早く改善してほしいと願うばかりです。いつになったら改善されるのでしょうか。。
そんなこんなで、清泉女子大学は女子大ではありますが、本館見学ツアーや土曜自由大学(一般の方向けの無料公開講義)などに参加することで男性の方々も足を運ぶことができるため、“女子大学って実際どんな感じなんだろう?”っと思っている方や女子大に行きたいと考えている受験生の方は、このようなイベントに参加して実際に大学内部を見てみるのもいいかもしれませんね!
清泉女子大学とは
続いて、清泉女子大学の魅力や学部学科について紹介していきたいと思います。
先程もお話しいたしましたように、清泉女子大学では学部は1つしかありません。しかし学科は5つあります。それぞれ、
・スペイン語スペイン文学科
・英語英文学科
・地球市民学科
・文化史学科
・日本語日本文学科
があります。初めて学科を見た際にはきっと、“地球市民学科ってなに?”と疑問を抱くかと思います。実際に私も初めてこの学科名を目にした際には思いました。では、そんな謎の学科説明も加えてスペイン語スペイン文学科から順に紹介していきます!
スペイン語スペイン文学科
文字からもお分かりいただけますように、スペイン語スペイン文学科ではスペイン語を大学1年生の頃から徹底的に身につけていきます。また文学部であるため、清泉ではスペイン語の語学だけでなく、スペイン語圏(スペイン・ラテンアメリカ諸国)の文化や歴史などについても幅広く学んでいきます。
大学内では日常的にスペイン文化圏の企画やイベントが掲載され、行われています。また、1年次の必修授業からスペイン語圏のネイティブによる授業があるため、よりスペイン語圏本来の発音や表現力を身につけることが出来ることも魅力の1つです。そして、清泉女子大学はもともとスペインの修道女によって建てられた大学であるため、スペイン語圏での協定校先が多く、とにかく留学がしやすいという点もスペイン語学科の魅力の1つです。留学に関しましては、交換留学等での長期だけでなく、夏休みの間の3週間ほどの留学プログラムもあるため(成績単位に認められる)、学科の大半の人が大学を卒業するまでには留学や旅行を通してスペインへ行ったことがあると思います。留学に関しては、とてもサポートが手厚く、専任にはスペイン人の先生がたくさんいるため、留学の手続き等も何の心配なく行い、心置きなく留学しにいくことが出来ます!!
そんなこんなで、スペイン語スペイン文学科は語学に文学に文化に歴史、と色んな分野を学ぶことが出来たり、義務教育で学んだ英語だけでなく+αで新しい言語を学ぶことが出来るため、いろんなことを学びたい人や新しい言語に挑戦したいという人にはとってもオススメです!!
英語英文学科
次に英語英文学科。こちらも西文学科(スペイン語スペイン文学科略)同様に、語学に加えて文学や文化、歴史など、これまでに培った英語力を使った勉強をすることが出来ます。
英文学科の魅力は、英語を使った授業がたくさんあり、学んだ英語力を発揮する機会が多いにあります。一番の売りは、毎年「清泉フリンジ・フェスティバル」が開催され、そこで履修する生徒たちによって大掛かりな演劇が行われることです。その年の扱う題材にもよりますが、ミュージカル調だったり、演劇だったり、と英語をただ覚えて発表するだけでなく、衣装をこしらえたり、振り付けなども覚えたりと本格的な指導のもと学ぶことできるため、このような実践的な英語にも興味ある人にはぜひオススメです!
まとめますと、英文学科も英語+αで自分の好きなことを学ぶことができる学科です。+αの部分は個人の好きなものに合わせて履修することができるため、自分の学びたいことを英語を使って専門的に学ぶことが出来ます!これまでに身につけてきた英語を活かしていきたいという人にはとってもオススメです!!
地球市民学科
続きまして、地球市民学科。地球市民学科は、これまでの西文学科や英文学科とは異なり、地球市民学を専攻に学んでいく学科です。
地球市民学とは、貧困、紛争、難民、環境、ジェンダーや少子高齢化などグローバル社会や地球社会にある諸問題に目を向け、学際的に学んでいく学問になります。なので、このような国際問題や身近な社会問題に興味がある人にはとてもオススメな学科です!
地球市民学科の魅力は、1年生の時からフィールドワークがあったり、実際に他の国の人との交流を通して実際の声を聞いたりすることが出来るところにあります。また、国際問題や外国の人との交流などもあるため、地球市民学だけでなく、英語もしっかりと学ぶことが出来ます!
なので、英語を学びたいけれども文学にはあまり興味ないな、と感じている人や社会問題や国際問題などに興味関心のある人にはとってもオススメです!!
文化史学科
次に文化史学科を見ていきましょう。文化史学科は、歴史学を中心に、宗教学・宗教史学、美術史学、哲学・思想史学を学んでいく学科です。
文化史学科の魅力は、これまでの学科同様に自分の好きな、あるいは興味ある分野について専門的に学ぶことが出来る点です。例えば、美術や歴史に興味がある人は、美術作品を通してその時代背景や人物、歴史を学んでいくことができるため、自分の学びたいものを色んな組み合わせの中なら選んで学んでいくことが出来ます!また歴史学に関しては、日本史や世界史どちらも選ぶことが出来るため、自分の好きな方、あるいは高校で日本史を学んだけれども世界史に興味があって大学から学び始めたい!という人にもオススメです!
まとめると、日本や世界の歴史を中心として色々な分野を併せて学ぶことができるため、史学に少しでも興味がある人にはぜひオススメします!また、宗教史学や思想史学について学べる大学もあまりないため、そういった分野に興味ある人にもオススメです!!
日本語日本文学科
最後に、日本語日本文学科について紹介していきます。日本語日本文学科は、日本の言語や文学など日本語じてを通学んでいく学科です。
日本語日本文学科の魅力は、日本語学、日本近代文学、日本古典文学の3つの分野を幅広く学ぶことが出来る点にあります。また現代文を読むだけでなく、くずし字を解読する必修授業もあるため、古典作品を原本のまま読むことが出来るようになります!ゼミナールでは、大学1年生と2年生の必修で学んできた古代から近代の中から興味のあるものや作品について学ぶことができるため、幅広く学んだあと自分の興味あるものをもっと専門的に学びたいと考える人にオススメです!
まとめると、現代文や古文など日本の言語に興味のある人や、古典作品に興味ある人、古典作品を原本で読んで見たいといった人にはオススメな学科です!また、近現代文学ではジェンダー視点で読み解いたり、今と昔での女性の言葉づかいの違いについて比較し学んでいったりと、女子大ならではな学びもたくさんあるため、日本の言語から読みとるジェンダーに興味ある人にもとってもオススメです!!
以上、ご紹介した5つの学科が清泉女子大学では学ぶことが出来ます。
いかがでしたでしょうか。何か気になる学科はありましたでしょうか。それぞれ全く異なる学を得られることができるため、迷ってしまうと思いますが、清泉女子大学では副専攻として、自分が所属している学科+αで他の学科の授業も履修することができるため、学びたいことがたくさんあって選べないという人にもとっても学びの機会が多くあるため、そういった幅広く学びたいと考えている人にとってもオススメの大学となっています!
では次に、そんな清泉女子大学の授業について紹介していきたいと思います。
授業
なんといってもオススメな点としては、どのクラスも少人数で学ぶことが出来る点です!!
といいますのも、もともと女子大学であり、なおかつ各学科の定員数が多くないがため、必然的に1クラスあたりの生徒数が少なくなるというわけです。
この少人数制は実際のところ個人的にはとても気に入っているところです。なぜなら、少人数クラスであることにより、語学を学ぶ授業ではみなに発言する機会があったり、先生からも一人一人をよく見てもらうことができたりと、徹底した学びを受けることが出来るからです。また生徒間でも自然に仲良くなることができ、気づけば他学科の人とも仲良くなっていることがあります!
資格
清泉女子大では、色んな資格を取得するためのカリキュラムや授業があります。
・中学校・高等学校教論一種[英語・イスパニア語・国語・宗教]、中学校教論一種 [社会]、高等学校教論一種 [公民・地理歴史]
・司書教諭、司書、学校司書
・学芸員 (博物館等)
・日本語教員
これらの資格を取得するには、自学科の必須科目や選択科目に+αで履修しなくてはいけませんが、実際のところ将来のために、資格取得のために履修している人などもいたり、確実に将来教員や司書になりたいとまだ確信を抱いていない人でも各専門資格の授業を履修できるためオススメです!
学びの機会は本当に多くあるため、その点は本当に清泉女子大の魅力であると思います!!
学生
最後に、実際に清泉女子大学に通っている私のイメージから、どんな学生が多いのか、学科ごとの学生の特色について話していきます!
大学全体通して、とっても明るく、活発的な学生がたくさんいます!!
大学内で委員会や学会に入って活動する人や、清泉のサークルや部活、インカレに入って趣味を楽しむ人や、資格取得のために勉強したり実習に行ったりしている人や、インターンやバイトなど社会勉強している人など、たくさんの人が何かしらのことに対して積極的に取り組んでいます!
また、1年や2年次では他学科混合の授業も多くあるため、たくさんの人が積極的に他の学科の人と交流を取ったり、一緒に活動したりと、積極的で明るい学生が多くいる印象があります!
次に私の独断と偏見にはなってしまいますが、各学科の学生のイメージを紹介します!
・スペイン語スペイン文学科=とにかく明るい、積極的
・英語英文学科=キラキラしている、楽しそう
・地球市民学科=しっかりしている、面白い
・文化史学科=ハキハキしている、独創的
・日本語日本文学科=規律正しい、意欲的
いかがでしょうか。各学科のイメージを見てみると、また大学全体のイメージも変わるかもしれませんね。
もちろん、“西文学科に行きたいけど、私積極的じゃないしな”と思っている人もこれはイメージであって、全ての人がそうではないため、まずは自分の好きな学問を一番に考えてみると良いかと思います!
また、入学すると自然と授業や先生の影響で各学科の特色に染まっていきます。それぞれ特色のある学科に入って、卒業するころにはまた新しい自分と出会えるかもしれませんね!
最後に
ここまで清泉女子大学の魅力などたくさんのことについてお話しさせていただきました。
この記事を通して、何か興味を抱いたものや気になる学科はありましたでしょうか。また、女子大のイメージは変わりましたでしょうか。
もちろんこの記事に書ききれない清泉女子大の魅力はまだまだたくさんありますため、少しでも興味を持たれた方や、もっと大学の内部、各学科の授業や就職先、大学生活などについて聞いてみたいという方は、ぜひお気軽にお声掛げいただければと思います!
この度もここまで長い間お付き合いくださりありがとうございます。
この記事を通して、少しでも女子大学や清泉女子大学に興味を持っていただけましたら幸いです。
また次のブログでお会いできますこと心よりお待ちしております☺
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