はじめに
ブログをご覧いただきありがとうございます。
武田塾久喜校講師の富山です。
早くも6月になってしまいましたが、勉強は順調に進んでいますか?
僕は絶賛中間テスト期間で苦しめられています・・・
さて、今回は前回紹介した「今年おすすめ私立大学3選」に引き続き国立大学を紹介していきます。
まだ私立大学編をご覧になっていない方はそちらからご覧ください!
*今回も理系目線となること予めご了承ください。
では、僕がオススメする国立大学は
・筑波大学
・横浜国立大学
・神戸大学
になります!
これら3校に共通することがあります。
それは・・・
問題が標準で良問!!
そもそも国立大学の入試問題は私立大学と違ってかなり標準な問題になります。
それはなぜかというと私立大学は上位層から下位層まで幅広いレベルの人達が受けにくるのでひねりを加えた問題を沢山出してきます。
早慶の問題なんかが良い具体例だと思います。
それに比べて国立大学は2月25,26日で一斉に行われるので受験者が分散し学力に大差は生じません。
なので大学側は受験者のレベルに相応な問題を作ることができます。
それでは1校ずつ詳しく見ていきましょう。
筑波大学
筑波大学は僕が現役時と仮面2年目に受けた国立大学です。
今回僕が紹介した3校を選んだ理由は先ほど書いた通り問題が標準で良問だからです。
特に筑波の問題はとても解きやすい印象です。
筑波は研究の設備がとても良いので将来研究職に就きたい人はおすすめです。
強いて言うなら駅からバスでいかなければならないのがデメリットです。
僕が受けた学群は生命環境学群生物資源学類になります。
各学群によって共通テストの割合、科目数、配点が違うので気になる方は調べてみて下さい。
生命環境学群生物資源学類は共通テスト900点、二次試験900点の計1800点満点からなります。
二次試験の配点は
英語300 数学300 化学150 物理150 になります。
また筑波は社会が現代社会で受けられるのがかなり僕のなかでは大きかったです。
僕が知る限りでは現代社会が使える国立は東工大、横浜国立大学、筑波大学のみです。
正直言って理系に地理はコスパ最悪です。覚えることが多すぎるし中々点数が伸びません。
現役の時は地理選択でしたが、全然点数も伸びずに終わりました。
しかし、去年は現代社会を独学でやり、あっという間に点数が伸びました。
本番では72点しか取れませんでしたが、直前期は8割は安定して取れていた思います。
おまけに今年の開示を載せときます。
各科目について詳しくみていきます。
英語
筑波の英語は長文2題、並び替え、英作文の構成で120分の試験です。
国立の英語は割とゆっくり解ける印象です。
実際時間が足りなくなることはないと思います。
長文のレベルも標準的で単語帳1冊完璧にした人ならすらすら読めると思います。
国立なので勿論記述問題はありますが、和訳問題から下線部説明の問題まで幅広く出ます。
並び替えもそこまで難しくはないです。
英作文の内容もありきたりな内容なのでがっつり対策する必要はないと思います。
ただ2022年の英語で要約が出たらしいので注意が必要です。
数学
数学は選択式で1A2Bの中から2題、数Ⅲの中から2題の計4題を選択して2時間で解きます。
選択式なのが、個人的に良くて苦手な分野を避けられるのがポイントです。
数学も時間的余裕はかなりあります。実際今年は30分近く余りました。
一見難しそうに見えますが、かなり誘導が丁寧なので気づいたら全て解けています。
本当に筑波の数学は標準的な典型問題ばかりなので、ある程度数学をやった人なら解法が思い浮かばない問題はないと思います。
物理
筑波は理科で120分なので各科目で時間の調整ができます。配点は1科目150点なので英数の半分です。
生物資源学類はかなり変わっていて理系なのに二次試験で地理や倫政が選択できたはずです・・・
国立大学の物理は答えを導くまでの過程を書かなければならないです。
逆に言えば、答えが出せなくても部分点がもらえる可能性があるということです。
問題のレベルも標準です。2023年は原子が出たのできちんとやっていた人と捨てていた人で差がついたと思います。
国立や私大にかかわらず特定の単元を捨てるのはかなり危険なのでやめたほうがいいです。
少なくともある程度のレベルの問題は解けるようにしましょう。
毎年同じ人が入試問題を作っているとは限らないので。
化学
物理と同じく150点満点です。
筑波の化学は知識面を結構聞いてくる印象です。
筑波の有機は正直かなり易しいです、すぐ構造決定終わります。
逆にやや理論分野が難しいときもあったので有機は得点源にした方がいいです。
横浜国立大学
横浜国立大学(通称横国)も筑波と同様標準的な問題です。
体感筑波よりは少し問題のレベルは難しい気がします。
横国も筑波と同じくアクセスが非常に悪いです。
横浜にあると思いきや大学がある場所は山の中みたいなところです。
1回行ったことがあるのですが、駅からタクシーで行きました・・・
今回僕が横国をおすすめしたのは問題の難易度もありますが、一発逆転が可能だと思ったからです。
東大や京大など二次試験の問題の難易度が高い大学だと共通テストで失敗したら二次で取り戻すのはなかなかきついと思います。
しかし、問題の難易度が標準的な大学だと多少共通テストで失敗したとしても挽回できる可能性があります。
実際に僕の知り合いでセンター試験のリサーチで横国E判定でボーダーから70点近く離れていた人がいましたが、二次で挽回して建築に合格しました。
神戸大学
最後は神戸大学です。
神戸大学も入試問題が良問といわれています。
僕の高校の数学の先生が神戸大の問題が大好きでよく解かされていました。
数学しかちゃんと解いたことはありませんが、レベル帯も筑波や横国と変わらないので入試問題の難易度もそこまで変わらないと思います。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました!
僕が今年おすすめする国立大学
・筑波大学
・横浜国立大学
・神戸大学
3つを紹介しました。
ポイントは
・問題が良問で標準
・二次で巻き返しが可能!
この2つのポイントから選びました。
入試問題も人によって合う合わないがあると思うので、まずは自分が気になっている大学の過去問を一度見てみましょう。
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