はじめに
皆さんこんにちは!
久喜市、久喜駅前にある予備校・進学塾の武田塾久喜校です。
12月も最後の週を迎え、共通テストまで残り20日をきりました。
私立入試も残り40~50日程で本番を迎えます。
勉強の調子はいかがですか?
最近、成績の伸びを実感してきた生徒も多いのではないでしょうか?
「勉強をたくさんしている」、「点数を取れるようになってきた」だけではまだ入試対策としては不十分です。
「問題集や模試で点数を取れる(A判定を取れる)」=「志望校に合格できる」わけではないのが入試の恐ろしいところです。
そこで、今の内から知っておいたほうがいい入試情報と、今の内からやるべき対策をまとめました。
それでは紹介します。
入試方式について
自分が受験する大学の入試方式は十分理解していますか?
必要な教科だけの把握だけしかしていない人はいませんか?
国公立大学に関しては推薦入試を除けば全受験生が2次試験を同じ方式で受験することになるかと思います。
しかし、私立大学は教科数の違いや英検利用、共通テスト利用などたくさんの種類があるため自分が一番受かりやすいと思える入試方式を選ぶのが合格率を簡単に上げることができる手段です。
人によっては入試方式の違いだけで合否が変わる人もいるくらいですから、勉強以外の面でアドバンテージを取ろう!
入試方式
ここではよくある入試方式についてまとめてみました。
教科数別
基本的に私立入試は3教科が基本ですが、難関大学では4教科型もあります。
また2教科型や、1教科でも受けられる大学もあります。
*1教科で受験することができる大学・学部・学科(外部検定含む)
・国語
中央大学/総合政策 中央大学/国際経営 法政大学/文/日本文
・数学
上智/経済/経済 東京理科/理1部/数学、応用数学/グローバル 東京理科大学/理工/数学(グローバル)、経営(グローバル)
法政大学/情報科学 法政大学/デザイン工/建築、都市環境デザイン工 法政大学/デザイン工/システムデザイン
法政大学/理工/機械工(航空操縦学専修)以外 立教大学/理/数学(全学グローバル)
・英語
青山学院大学/文/英米文 青山学院大学/文/フランス文
上で挙げたのでも一部にすぎませんMARCHレベルの大学でも、英語の外部検定が必要なところが多いですが1教科で受験することができるので、外部検定を持っている人やこれから取ろうか考えている人は狙い目です!
共通テスト利用入試
この受験方式は国公立志望の人や記述よりマーク形式の方が得意な人におすすめです。
また受験料も一般受験よりも安く家計に優しいのでもともと国公立志望で共通テストを受験する人はぜひこの受験方式を選びましょう。
*各大学の受験料
共通テスト利用方式 | 一般入試方式 | |
明治大学 | 18000円 | 35000円 |
青山学院大学 | 18000円 | 35000円 |
立教大学 | 18000円 | 35000円 |
中央大学 | 15000円 | 35000円 |
法政大学(機械工・航空操縦学を除く) | 18000円 | 35000円 |
日本大学(医・歯学部を除く) | 18000円 | 35000円 |
東洋大学 | 20000円 | 35000円 |
駒澤大学 | 18000円 | 35000円 |
専修大学 | 17000円 | 32000円 |
上記したように基本的に共通テスト利用方式は一般入試方式よりも約半分の値段で受けることができます。
またこれは単願での値段なので、併願学部や学科が増えるほどどちらの方式も2学科目以降の受験料は割り引かれます。
それでも共通テスト利用方式は受験費用を大幅に減らせることは知っておこう!
そしてもう一つ共通テスト利用方式には良い点があります。
それは共通テストで試験が終わりになることです。
私立の受験は丸一日潰れてしまうので、国公立の2次試験の勉強に集中したい人は共通テスト利用をメインにして私立の一般受験を少なめにすることで勉強時間の確保もできますし一石二鳥になります。
前期・中期・後期入試
国公立大学、私立大学共に前期日程と後期日程が基本的に受けられます。
基本的に前期日程の募集枠が一番多いですが、公立大学は中期日程での募集となるため狙い目です!
*中期日程の大学(一部抜粋)
・(大学名/学部/学科)
国際教養大学/国際教養/A日程、B日程
高崎経済大学/経済
都留文科大学/文学、教養
名古屋市立大学/薬/薬、生命薬科学
大阪府立大学/工学域/電気電子、物質化学、機械
国立大学でも後期日程の募集枠が多い大学がかなりあるので、自分の志望している大学も調べてみましょう。
大学名だけの抜粋になりますが、福島大学・茨城大学・埼玉大学・電気通信大学・東京海洋大学・横浜国立大学・富山大学・静岡大学・広島大学・宮崎大学などの有名大学でも後期日程の募集枠が5割ほどあるので志望校が含まれていた生徒は自分の志望する学部学科が当てはまるか確認してみよう!
また国公立大学は基本的に前期で受けた大学より難易度の低い大学を後期に受験します。
しかし私立大学に限っては前期も後期も同じ大学を受験しても大丈夫です。
むしろ第一志望の大学は後期まで受けてみる価値があります。
なぜかと言うと募集枠が減りますが、受験者数も減るため、合格に必要な点数は前期に比べてあまり変わらないからです。
実際に前期は落ちてしまったけど後期では受かったという人も多いので、最後まであきらめずに頑張ろう!
難関大学の傾向と対策
ここからは国語・数学・英語の主要3教科について「難関国立大学」と「難関私立大学」に分けて傾向と対策を紹介します。
それぞれに含まれる大学は以下の通りです。
「難関国立大学」・・・北海道大/東北大/東京大/名古屋大/京都大/大阪大/九州大/一橋大/東京工業大
「難関私立大学」・・・早稲田大/慶應義塾大/上智大/明治大/青山学院大/立教大/中央大/法政大/関西大/関西学院大/同志社大/立命館大
国語
「難関国立大学」
・問題が長文でかつ難解、とにかく記述させる
課題文・設問はとても難しいです。現代文では100字を超える解答をさせるのが普通ですし、解答は各部の要約であることがほとんどです。長文の文章全体が理解できていて、あわせて各設問が論旨のどの部分と対応するかを理解することが解答の前提になります。
・採点は減点法
解答には必ず核心あります。
それが抜け落ちていると、どんどん減点されていくので「ひと言で言うとこれ」といった核心を抜かさないように気を付けよう!
「難関私立大学」
・国立大以上に長文で選択肢が長くて細かい
問題文が4000字を超える難解な論評が出題されます。
選択肢の文も長く、細かく読み取れていないと解けないような文章の違いになっています。
・多くの大学・学部では、記述式問題も含む出題
同志社大、中央大-法、法政大のように記述式問題が出題される大学・学部も多いです。
論述形式なので、小論文に似た対策をしましょう。
基本的に読み切らないと始まらないので、まずは文章を読み切る力を養おう!
各校別の対策は、過去問を用いて設問の傾向を把握して対策を立てましょう。
数学
「難関国立大学」
・解答は記述式で、結果だけでなく導出過程も重要視
基本的どの大学も記述式で、大問1題に充てられる時間は総じて25分前後です。
記述式のため、条件の分析、論理の展開、結果を表現する力が試されます
・数学的な背景や深い内容を扱う難問
まず言えることは問題難易度がとてつもなく高いことです。
高校の学習過程にあったテーマで問題を作るのではなく、そこに縛られない自由なテーマ(教授の好みだと私は思います)を高校の範囲に沿うように条件を制限したりアレンジしたりして入試問題が作られるパターンがあります。
結果として、数学的な背景や深い内容を問う難問となるのです。
「難関私立大学」
・問題の難しさは大学によって全然違う
早稲田大学と慶応義塾大学は難問が多く出題されがちです。
また計算量も多いため、素早く計算をこなす能力も必要です。
それ以外の大学は、標準問題の出題が主です。
・記述式やマーク式など解答形式もさまざま
解答形式についても、主に記述の大学、記述と空所補充やマーク式の問題を併用する大学、空所補充やマーク式の問題ばかりの大学とさまざまなので、自分が志望する大学の解答形式は把握しておこう。
標準問題を出題する大学は基礎力の充実に勝る対策が一番です。
難問を出題する大学は論理的な力、計算力ともに高い水準が求められます。
対応するためにも過去問研究を中心に各大学の個性に応じた対策をしよう!
英語
「難関国立大学」
・下線部の和訳問題が基本で日本語の表現力を見られる
記述式の問題が基本となっており、和訳問題と英訳問題が良く問われます。
和訳問題は文章の単語を一語一語正確に訳すことに加えて、文脈に応じた訳に変換する日本語の表現力も問われます。
・英訳問題や自由英作文も多数出題されます。
文法にミスなく、自分の意見を伝えられるかを問われます。
「難関私立大学」
・長文の量が異次元かつ難解で高い語彙力が問われる
とにかく英文をたくさん読ませ、大量の設問を解かせます。
7~8割が長文であることが多く、語彙のレベルも高いです。普通の単語帳では対応できない場合も多いです。
・設問形式は各大学・学部でさまざま
長文読解問題以外では、空所補充問題、会話問題、正誤問題、英作文問題、発音・アクセント問題など、設問形式が多岐に渡ります。
同じ大学でも学部で傾向が異なるので、志望校に応じた準備が必要。
長文問題に関しては配点も高いため、素早く大意をつかんで、設問を処理する高い情報処理能力を身に付けましょう!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
受験はただやみくもに勉強すればいいわけではありません。
明確な目標ややるべき勉強方法を実践していくことが自分の実力を最短で伸ばす方法です。
残された時間を悔いなく過ごしましょう!
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