はじめに
みなさん、こんにちは!!
埼玉県久喜市にある塾・予備校の武田塾久喜校です!
受験生は、夏休みが明けて受験モード真っ盛り!
まっすぐ突き進んでいきましょう!
高校2年生も、受験生に近づいてきていて受験勉強を始める方が出てくる時期です!
「早めに始めた方が良いけど分からない…」
「志望校はMARCHとか早慶上理だけど、今始める気はわかない…」
と、高校2年生の私は思っていましたが、こころにむちをうち、勉強を始めたのもこの時期…
MARCH以上を目指す人はただでさえ勉強が得意な方も多い!
もし苦手意識があるなら勉強開始時期でアドバンテージを取ってみましょう。
と、、、前置きが長くなってしまったのですが、
今回のテーマは早稲田大学の受験傾向!!
「早稲田大学」を志望している高校生必見です!!!
私自身、政治経済学部と商学部しか受験したことがないため、この2学部の説明にはなってしまいますが、どっちも超人気学部!!!!
現役早大生かつ講師の私が、傾向と対策について大まかに解説していきます!
どんな問題が出るの?
政治経済学部
政治経済学部の特徴
入試方式:共通テスト+大学個別入試
配点:共通テスト(100点)+大学個別入試(100点)
科目:共通テスト→外国語・国語・数学1A・選択科目の4科目が用いられます。(1科目25点扱い)
数学1Aが必須となります。
個別入試→日本語長文+英語長文+英作文(120分間。記述問題あり。)
早稲田大学あるあるなのですが、早稲田の問題はとにかく癖が強い!!!
ひっかけ問題のオンパレードというのが従来のイメージだったのですが、政治経済学部は特に癖が強い。
まず入試方式からして独特で対策が立てにくいですが、長文がとにかく長い!!!!
さらに2021年に始まった新しい入試方式なので、これまで2回しか実施されていない。
つまり、過去問が少ないということです。
また、文系学部にしては珍しく、数学1Aが必須です。
数学に苦手意識がある方は対策を早めに始めましょう。
共通テスト対策も、個別入試対策も行うにはかなりの時間がかかるとされます。
商学部
商学部の特徴
入試方式:大学個別入試
配点:国語(60点)
英語(60点)
選択問題(60点)
科目:国語→現代文・古文・漢文(60分)
英語→90分
選択問題→世界史B・日本史B・政治経済・数学1A2B から1科目(60分)
国語
現代文、古文、漢文まんべんなく出題されます。
マーク式・記述式どちらも用いられています。マークでとればよい、という考えはやめましょう。
マーク式はひっかけ問題が巧妙に仕掛けられています。
早稲田の国語のひっかけ問題は本当に間違えやすい。
記述ができれば、選択肢に書かれているべき要素を自分の中で考えられるため、選択肢に騙されにくくなります。記述力を総合的に問う問題だと考えておくとよいでしょう。
語彙の意味や漢字が出題されるのも特徴。
古文は、単語・文法・古典常識をおさえたうえで世界観を理解しながら読むことが出きるような読解力が求められます。
和歌の解釈も求められます。
漢文は、重要漢字(意味も用法も)・漢詩の知識・文法・読解など幅広い対策が必要。
英語
会話文1題+長文4題。
長くて面食らうかもしれません。
こちらもマーク+記述式なのですが、こちらも「読解をしっかり」進める意識は必要。
ただ、選択肢や問題文を先に読んだうえで読解するのも◎
量をいかにすばやくこなすかがキーです!!
選択問題(数学)
→数学選択ではない方は読み飛ばしていただいて結構です◎
数学の特徴、超難問!!!!!!!につきます。本当に超難問。受験期に涙出ました。
一橋大学の数学の難しさを知っている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、早稲田商の数学は一橋を彷彿とします。
ほかの大学の数学などは初見でもある程度基礎と対応力で乗り切れますが、早稲田商学部に関してはかなり難しかったです。
配点60点に対し平均が9.5点だった時もありました。
「じゃあ日本史の方が良いかな…?」などと思われる方もいるかもしれません。
が、早稲田は得点調整(平均が低くてもほかの選択科目の受験者と平等になるよう、偏差値みたいなもので戦えるよう調整されるシステム)がありますので、こちらに関しては、平均に差をつけて高い点を取れそうなものを選ぶのがベスト。
私は日本史Bに自信がなかったうえ、平均点が高いので、差が付きにくいと感じ、数学選択にしました。
対策
政治経済学部
まず大前提として絶対に基礎は身に着けること
絶対に絶対です。時間が足りないと焦っているかもしれませんが、絶対に基礎は身につけましょう。
英単語、英文法、漢字、語彙の意味、古文単語、古典文法、古典常識、漢文の語彙、漢詩などです。
暗記物はわかっているほど強い。
共通テストと個別入試の配分が同じことからも、なるべくまんべんなく対策をすることが大事です。
効率よい勉強のポイント
①共通テストの英語・国語の演習を重視しスピードを意識する。
英語も国語も長文が出されるのは、共通テストも個別入試も同じ!!
そしてどちらも「量が多い」ので、速読の演習をかなりつまないと時間が足りなくなってしまいます。
共通テストで失敗すると政治経済学部はかなりきつくなってしまいますので、共通テストの英語・国語をまずはやってみましょう。センター試験の問題でも構いません。速読演習!!
②過去問からどのような傾向の問題が出るか推測し、自分で問題を作る
例えば英作文はどのような問題が出るのか、では似たような問題ならこのような問題が出るのではないか、と自身で対策してみましょう。こちらは学校や塾の先生に添削してもらうとより力が身に付きます。
英作文用の参考書で対策するのもとてもよいです。
③記述の練習。
→文章の要約など書けるか練習してみましょう。
商学部
こちらも大前提として基礎は絶対に身に着けること
絶対に絶対です。基礎というのはどの大学の問題にも対応できる魔法のようなもの。
明治大学も立教大学も基礎を完璧にしてれば十分に戦えるのです。滑り止め校対策があまりできなくても、基礎が十分ならあとは本番次第という勝負に持ち込めます。
いちばん効率の良い勉強法は「基礎を身に着けること」といえます。
それを踏まえたうえでの対策法を伝授します!!
①数学選択者 MARCHの過去問で8割以上→くせつよ対策
基礎を十分身に着けたあとにくせつよ問題対策!!
理科大経営学部の問題もかなり演習に向いています。こちらは9~10割を目指してほしい問題!
くせつよ対策は、「プラチカ」「一橋過去問」「早稲田商学部過去問」などがよかったです◎
②英語長文演習(センター・共通テストの問題をつかってもよい)
スピード重視!慣れていきましょう
③有名和歌の意味・解釈を調べてみる
和歌への苦手意識を払しょくしていきましょう。
恋愛系の和歌が多いです。
④現代文は記述で答える(過去問)
→選択肢に騙されないように!!
さいごに
以上が早稲田大学 政治経済学部・商学部の傾向と対策を大まかに説明したものです。
どちらでもいえることは、基礎を身に着けること、長文読解スピードに意識すること、記述で答えられるようにすること
こんなに対策やりたくないよ…と思われるかもしれませんが、受験で戦う相手はその気持ちを抱えながら乗り越えてきた人たちです。
後悔しないように勉強しましょう。
がんばったうえで、本番のコンディションも整えましょう。
体調管理にはご注意を!!
早稲田大学周辺はご飯もおいしいのでぜひキャンパスを見るついでに食べてみてください!
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ぜひお声がけくださいね。
塾・予備校に通い始める時期は?