はじめに
みなさんこんにちは!埼玉県久喜市にある塾・予備校の武田塾久喜校です!
7月ももう半分が過ぎ、あともう少しでお待ちかねの夏休みです!!
暑い外から涼しい部屋で涼むあの快感、お風呂上りに食べるかき氷やアイスのおいしさ、夏特有の空の色など楽しみたいものが満載ですね。
でも、受験生の皆さんはそれ以上に夏休みに対して、勝負の夏!!と思っているのではないでしょうか。
部活に専念していた生徒が部活を引退し、勉強に力を入れ始めるのも夏ごろから。また、学校外でいかに質が高い勉強を沢山出来たか、これによって、夏休み後の伸びは大きな差が出ます。
そのために必要なのは、きちんと計画を立て、計画を遂行すること!
今回は、今通っている大学学部にE判定を出していた私が夏に立てたスケジュールを、夏休み全体と、1日のスケジュールの具体例に分けてみていきます!
皆さんが計画を立てる際に参考になれば幸いです!
夏全体の計画を立てるには逆算法!?
「よし、計画を立てるぞ!じゃあ明日はこれとこれをやろう。はい、計画終わり!」なんてしていませんか?
明日の分でも計画を立てられることは素晴らしいのですが、皆さんの目的は「明日勉強すること」ではなく、「夏が終わるまでに特定の水準にすること」、はたまた「受験期までに合格できるレベルにすること」ではありませんか?
計画を立てる時の罠として、直近の目標ばかり立てることで先を見通せない可能性が挙げられます。
では、その対策としてすべきなことは逆算法で計画を立てることです。
具体的に見ていきましょう。
①受験期までに合格できるレベルにするには、現状の自分は何が足りないのかまとめる
赤本などを解いてみると足りないものが見えてくるかもしれません。
例えば、数学の基礎がまだ危うい、英語長文を読むのが遅い、など。
➁それらの対策には1月末までにどのような状態になっていると良いと言えるのか、定量的に考える。
大学の数学の過去問の正答率を8割以上にする、赤本の英語長文の正答率を8割かつ大問1問にかかる時間は20分以内、などなど!
そのためには、12月末までには大学の数学の過去問の正答率は7割を超えたい、などと逆算していきましょう。
そうして8月末には「数学の基礎がほぼ完ぺき=青チャートの正答率が95%以上」「この英語長文の参考書を1題15分以内かつ正答率95%以上にする」「単語帳の8割は答えられるようにする」などと決めましょう。
③そのために何をすべきか1週間ごとに目標を決めてみましょう。
7月第4週・・・「数と式」「場合の数」「確率」の範囲の正答率を100%にする。
8月第1周・・・「2次関数」「集合」「整数」」「複素数」の正答率を100%にしつつ、先週の範囲で苦手だった問題も解きなおしてみる
8月第2週・・・「三角比」「平面図形」「図形と方程式」「ベクトル」の正答率を100%にしつつ、先週の範囲で苦手だった問題を解きなおし、先々週の苦手だった問題を解きなおしてみる。
8月第3週・・・「データ」「三角関数」「指数対数」「数列」の正答率を100%にする、先週の範囲で苦手だった問題、先々週の苦手だった問題を解きなおし、7月第4週の範囲では、先週解きなおした際に迷ったものを解きなおす。
8月第4週・・・「微分積分」とそのほか苦手意識のある分野の解きなおしをし正答率100%にする。これまで間違えた問題は解きなおす。
などと計画を立てます。
④1週間の目標を達成できるよう、1日のプランを立てる
月曜日はこのページからこのページまでを完璧にし、「数学的帰納法とはどういう手法か」を説明できるようにする、木曜日と日曜日は予備日で他の週に出来なかった分を済ませたり復習をする日にする、などと計画を立てます。
面倒そうに見えますが、これをすることで、この日におわらせないと夏休みが終わるまでに目標が達成できない、という問題意識が生まれるので意欲を保ちやすくなること、何を勉強するか悩みにくくなることが挙げられます。
1日の計画を立てよう!
「これを終わらせる」という目標が1日ごとに決められたら、次にすべきなことは、1日ごとの計画を立てることです。
この科目はこの目標を達成し、この科目ではこの目標を達成したい…となったら、1日の内、それぞれの科目でやることを具体的に決め、時間配分を決めないといけません。
「青チャートのこの範囲の30問を完璧にする。」「英単語を1~500まで完璧にする」「英語長文を1題読み、解答解説を読んだら、読み直し、分からなかった単語はまとめ、解釈できなかった分を理解するためのコツをノートにまとめて解きなおす。」「現代文はこの参考書から1題解き、解答解説を読んだら、再度解きなおす。」が1日の目標だったとします。
青チャートは多く見積もって3時間で終わりそう、英単語は多く見積もって2時間、また、単語は寝る前に最後にもう一度確認したい、英語長文は多く見積もって2時間、現代文は多く見積もって1時間とします。
そうしたら合計で必要な時間は8時間ですので、残り16時間の内睡眠は8時間、お風呂屋ご飯に3時間、自由時間2時間、勉強が長引いたときやそのほか何かすることが増えた時用の4時間、などと割り振りましょう。
あとは、時間割を自分で作れば1日の計画は完成です!
実行するには
計画は立てただけで満足してはいけません。当たり前ですが、絶対に実行しましょう!
実行するために役立つことを以下にまとめます。
①計画を実行するために勉強時間を記録するアプリやアラームを活用する
➁自由時間は本当に自由、ストレスをためないことを重視!
③周囲の人と報告しあう&目標を宣言する
④学校があいていたら、先生に積極的に頼りに行く。分からない問題を分かるまで聞く。
⑤予備校、塾を活用する
⑥睡眠を取り、良質な勉強をできるようにする
⑦無理のない計画にする
⑧復習する時間、復習日、予備日は計画にいれておく!
わたしは週1で予備日を入れていました!出来なかったものを消化する日です。
実行してこそ、苦労してたてた計画が報われる時です!
さいごに
夏休みが開けるころにはこんな自分になりたい、と思うのなら、それを達成できるような現実的な計画を立てましょう。
今日は青チャート1周して、単語帳1周して、英語長文の参考書も1周して、現代文の参考書も1周して、、、1週間の内予備日は作らなくていいや、とすると、限られた時間の中でそれを終わらせることに重きを置きすぎて、理解を出来ているか確認できなくなってしまいます。
長期的に定着をさせることが目標ですので、定着できるように、1度やったものは復習できる、かつ、丁寧に進めても余裕があるような無理のない計画を立てましょう!
勉強のお悩み相談も受け付けていますので気軽にご相談くださいね。
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