皆さんこんにちは!
早くも11月になりましたね!受験生の皆さんもそろそろ志望校が本格的に定まってきた頃でしょうか?
自分の将来の夢に向けて興味のある大学や学部は選べましたでしょうか?
みなさんが大学に入学してからまず一番最初に頭を悩ませるのがおそらく「履修」です。学部ごとに全く異なっていますし、卒業までに何単位必要なのか、必修は何なのかをよく確認しながら組まなくてはいけません...
しかし、全学部共通で取得できるカリキュラムが存在します!それは、「教職課程」です!
平たく言えば「教員免許を取得する授業」になります。しかし、多くの場合で必修ではないことが多く、あくまで数ある選択の一つでしかありません。
「教員免許を取得するメリットって何だろう?」そんな疑問を持つ大学生の方も多いのではないでしょうか?
大学生活の計画や目標、将来の仕事を考えるうえで、教員免許を取得するか迷う人も沢山いらっしゃるかと思います。
そこで本稿では、教員免許を取得するメリットをご紹介していきます!
将来は教員になろうとお考えの受験生の皆さんは是非ご覧になっていってください!
目次
・教員免許って?
・教員免許を取得するメリット!
1.教育現場への理解が深まる
2.他学部生との交流が増える
3.将来の選択肢が増える
・教員就職者が多い大学ランキングTOP5!!
・まとめ
教員免許って?
教員免許には普通免許状、臨時免許状、特別免許状の3種類があります。それぞれの違いは有効期間や有効となる地域の範囲などが挙げられます。そこからさらに普通免許状は3種類にわかれており、教員養成課程もしくは教職課程のどちらかを履修して、短期大学を卒業した場合は二種、4年制大学を卒業した場合は一種、大学院を卒業した場合は専修の普通免許状を取得することが可能です。
参考
教員免許制度の概要(平成31年4月1日版) (mext.go.jp)
しかし、教員免許状を取得したからといって自動的に教員になることができるわけではありません。教員になるためには「教員採用試験」を受けることが必須です。すなはち、教員免許状を取得及び獲得することで、ようやく教員になるためのスタートラインに立つことが可能になるのです。
教育学部以外の大学生や、教員養成課程ではない教育学部に在籍する大学生は、自分の学部・学科の科目に加えて教職課程を履修することで教員免許を取得が可能です。
しかし、教職課程を履修する場合は本来の自分が所属する学部・学科のカリキュラムに教員免許を取得するための科目が組み込まれておらず、受けなければならない授業数が増えるなどの負担が増えてしまいます。
教員免許を取得するメリット!
自分の学部・学科の学習に加えて教職課程を履修することで負担が増えるとて、教員免許を取得することは大いに価値のあることだと言えます。ここでは、教員免許を取得するメリットをいくつかご紹介していきます!
1.教育現場への理解が深まる
教員養成課程や教職課程で必修の授業では、生徒指導や教科指導以外にも、教員としての仕事や学校の構造についても勉強します。そうすることで学校や教員自体に関する知識を得ることができ、たとえ教育学部でなくとも学校教育への理解を深めることができるのは非常に大きなメリットだと言えます。
2.他学部生との交流が増える
教職課程で教員免許の取得を目指す場合、教職科目の授業を他学部の学生と同じ授業を受けることになります。
そして座学ではもちろん、実際の場面を想定してどう対処するか議論したり、教育に関する話題について意見を交換したりすることもあります。
そのため、自身の学部・学科では出会うことのできない人とも知り合い、さらには仲良くなるチャンスも増えるのです。
3.将来の選択肢が増える
教員免許を取得することで、教育に関する一定以上の知識を有していることや教育現場を経験していることの証明になるため、子どもと接する仕事において自分の知識や経験、能力をアピールしやすくなります。
また、教員採用試験に社会人枠を設けている自治体もあるため、民間企業など他の仕事を経験してからも教員もになることができます。もし仮に民間に就職した後に教員になりたい!と思ったとしても、教員免許を保持していればスタートラインが大きく異なります。持っているといないとでは雲泥の差と言えるでしょう。
教員就職者が多い大学ランキングTOP5!!
今年の教員就職者ランキングは以下のようになっています!
1位 大阪教育大学
2位 愛知教育大学
3位 北海道教育大学
4位 文教大学
5位 広島大学
大阪大学は連続で1位となっているそうです!素晴らしいですね。
本稿では、関東圏で上位にランクインしている「文教大学」と「東京学芸大学」、「日本大学」をご紹介します!
文教大学
文教大学は以下のような特徴があります。
・少人数で、小学校、中学校、高等学校の各学校種の教育内容や教育方法の連続性と系統性を知れる
・教育実習前に実践的な力を身につけることが出来る
必要な単位を履修すれば、小学校・中学校・高等学校教諭1種免許状や、学校図書館司書教諭等の資格をすべて取得することが可能です!教育関係の職業に就きたい人は志望校に入れる人が多いです!
年次ごとに充実したカリキュラムに基づき、「学びをつなぐ」教員の育成を行っているようです。
↑文教大学のキャンパス内の様子です!
東京学芸大学
6位にランクインしています。A~D類に分かれた分野ごとにそれぞれそれぞれで幼稚園教諭、小学校教諭、中学校・高等学校教諭、特別支援学校教諭、養護教諭を主として養成するようです。
受験時に将来自分が希望する科目のコースを選ぶ点や教育学部の卒業要件が教員免許の取得である点は特徴的と言えるかもしれません。
日本大学
8位にランクインしています。全教科の教員を目指す事のできる学部もありますが、数学や哲学、国語などの限られた科目の教員しか選択できない学部もあるので注意が必要です。
文理学部と国際関係学部では、玉川大学通信教育部との連携により「小学校教員養成特別プログラム」を開設しているそうです。
中学校・高等学校教員免許状とともに、小学校教諭二種免許状を取得することができる点は非常にユニークと言えますね。
まとめ
教職課程を選ぶことに関してはメリットが大きいと言えるというのが本稿のまとめです。
資格というのは持っているだけで有益に働きますので、基本的に損はないです。皆さんも志望校、志望学部の教職課程がどのような特徴を持っているのか一度調べてみてはいかがでしょうか?
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