はじめに
皆さんこんにちは!
そろそろ年度が新しくなりますが、勉強の調子はどうですか?
今まで高校2年生だった人はいよいよ”受験生”として新たなスタートを、浪人生は今一度心機一転受験勉強をスタートさせる頃だと思います。
そんな受験勉強のなかでも、大きな壁となるのが「英語」ですよね。
英語は文系理系関係なく、ほとんどの方が受験科目として必要で、かつ特に文系ではその配点が他の科目よりも高くなりがちなものです。
英語をしっかり取れるか取れないかで合否が変わってくるといっても過言ではありません。
にもかかわらず、この「英語」というものはなかなかに手ごわく、成績を上げるのに時間を要するものです。
今回は、そんなツワモノ英語を勉強していくうえでのポイントを4大柱に分けて説明していきたいと思います!
英語の呼吸で頑張っていきましょう!!
単語
まず、英語の一番基礎となる部分を支える単語から説明していきます!
言わずもがな、英語を勉強するには単語を暗記しなければならないことは皆さんお分かりですよね??
ただ、単語を暗記する、と言っても具体的にどのように暗記すればいいのか、どんな部分に着目して暗記すればいいのか、ということはあまり皆さん考えないのではないでしょうか。
かく言う私も暗記は大の苦手で、単語を暗記するのは本当に苦行でした。
そんな私がもっと早く知っていればよかったな~と思う武田塾式単語の暗記方法を今回はご紹介していきます!
その方法とはいたってシンプルで、「10個を1単位として覚える」という方法です。
1日に100個単語を覚えなくてはならないとして、一機に100語を覚えようとするのはとても大変です。
しかし、10個をひと単位として、それを×10して覚えていけば、思っているよりもずっと簡単に単語を覚えることができます!
また、単語はただ覚えただけだといざ長文問題を解く、となったときに使えないことが多いです。
そのため、単語を覚える時はコロケーションと呼ばれるものも一緒に覚えてしまいましょう!
コロケーションとは、この単語が来たら後ろにはこの前置詞が来て、このように使われることが多い!という単語の使い方のことです。
コロケーションは熟語の参考書に載っていないことが多く、それにもかかわらず入試には出やすいです。
もしシステム英単語を使っているなら、ミニマルフレーズを常に意識して覚えると、自然とコロケーションも入ってくると思いますよ!
文法
単語の次に英語の基礎部分を支えるのは文法です。
文法は単語と同じく暗記で勉強すると思われがちですが、それは半分正解で半分不正解です。
文法は確かに暗記しなければならない部分もありますが、理解しなければ入試で使い物にならない知識も多くあります。
そのため、ただ単に答えを暗記するのではなく、どうしてその選択肢が答えになるのか、そしてどうして他の選択肢ではダメなのか、というところまで説明できるようにしましょう。
また、問題集の解説だけでは分からなければ、総合英語参考書である「be」や「Forest」「Evergreen」などの参考書を辞書的に用いて引いてみてください。
それでもわからなければ、どんどん講師に質問しましょう!
文法は理解することでぐんぐん伸びていきます!
解釈
皆さん、そもそも解釈という言葉を聞いたことがありますか?
ではまず、そもそも解釈とは何ぞや、という部分から今回は説明していきたいと思います。
解釈とは英文にSVOCを振れるようになり、直訳できるようになる、ということです。
では、その解釈が出来るようになるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
SVOCが振れるようになると、英語を英語の語順で読むことが可能になります。
すると、英語長文を読むのがとても速くなります。
長文の前にこの解釈という勉強を挟むか挟まないかでその後の長文が読めるか読めないかが大きく分かれます。
軽視されがちな解釈ですが、今一度その重要さを噛みしめて勉強してみてください!
長文
そしていよいよ最後の柱、長文ですね。
長文は言うまでもなく、受験で最も出題されやすく、(というか出題しない大学はほぼない)配点も高い問題です。
受験英語学習の究極が英語長文を読めることです。
今回は2つの英語長文の読み方を紹介していきたいと思います
・スラッシュリーディング
スラッシュリーディングとは、その名の通り、スラッシュを引きながら長文を読むことです。
スラッシュを引いて、小さなまとまりごとに訳して長文を読んでいけば、ただ単に長文をだらだら読むよりも、メリハリをつけて読みやすくなります。
では、どのようにスラッシュを引いていくかと言うと、先ほど解釈の部分で説明したSVOCに沿って引いていきます。
慣れてくれば、SVOCにそこまでとらわれずとも、自分の読みやすいように引いていくことができると思います!
・パラグラフリーディング
パラグラフリーディングとは、日本語で言う段落読みのことです。
英語長文の特徴として、1段落にひとつ主張がある、という特徴があります。
かつ、その主張は第1文目に来ることが多いです。
そしてその1文目以外の部分は、1文目の主張を支える具体例や研究内容、データの詳細などが書かれることが多いです。
そのため、1文目さえ読めれば大体の内容を掴むことができ、反対に1文目が読めなくてもそれ以外の部分が読めれば主張の推測をすることが可能です。
また、英語の長文で一番厄介な問題は「本文に当てはまるものを全て選べ」のような、本文全体の内容を問うてくる問題です。
このような問題は、長文を最後まで読んでから該当する部分を探すとなると、かなり時間がかかってしまいます。
そのため、段落ごとに少しキーワードでいいのでメモを取っておくと、このような問題を解くときに該当の部分に戻りやすくなります。
この2つの読み方を是非活用してみてください!
おわりに
英語の勉強はやることが多いわりになかなか成績が上がらず、つらいかもしれません。
しかし、外国語を学ぶ、ということは、その言語について詳しくなるというだけではなく、新たな思考・価値観を手に入れることもできます。
また、外国語を学ぶことで客観的に自分の母国を見つめなおすきっかけにもなります。
有名なドイツの文豪ゲーテが、こんな言葉を残しています。
「外国語を知らないものは、自分の国語についても何も知らない。」
それでは皆さんの英語学習が実りあるものになるよう願っています。頑張ってください!
もし英語の勉強に悩んでいたら、ぜひこちらから受験相談してみてください!
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