皆さんこんにちは!最近寒さが増してきましたが、体調管理は大丈夫でしょうか?風邪をひきやすい季節なので十分に配慮してくださいね。
さて今回は生物受験の方に向けて今やっておきたい勉強法を書きたいと思います。初めに生物はほとんどが暗記です。生物は計算が少ない代わりに暗記量が物理と化学よりも多いです。入試問題は教科書レベルの知識をもとにしたオリジナルの実験考察問題が出題されます。
しかし、暗記ができたからと言って伸びるわけではありません。他にもやることがわんさかあります。暗記が苦手な人や語彙はおぼえたのに成績が伸びない人は是非読んでみてください。
今回の話の流れ
①基礎の固め方~暗記編~
②基礎の固め方~計算編~
③実験考察問題の対策
①基礎固め ~暗記編~
冒頭で言った通り、生物は暗記がほとんどです。暗記で大量の語彙をすべて覚えたところがスタートラインになります。暗記が苦手という人も覚えるしかないのです。
やるべき順番として初めは教科書の太字の部分は必ず覚えましょう。それだけでも大量に語彙がありますがまだまだ序の口です。覚えるときに注意して欲しいのが単語を覚えることに集中しすぎて一番大切な中身の部分が答えられない、ということです。さあ始めるぞっていうときに最初にやるべきは単語が持つ中身の部分の理解です。参考までに私は意味が分かるまで何度も何度も教科書の文を読んでいました。また教科書の図や、図録の写真などを見ながら右脳と連携して覚えるのも大切です。
「教科書をひたすら読んで理解できるまで暗記はしない。理解できてから問題集などで演習していき間違えたところがなくなるまで何度も解く。」シンプルですね。私はこの方法でした。最初に教科書を理解しておくことで暗記がスムーズになります。何かよく分からないと覚えにくいですよね。テクニックとかよりひたすら叩き込むといった感じですね。
教科書の太字が覚えられたら、次は細かいところです。当然太字が覚えられただけではほとんどの問題が解けません。例えばホルモンのところはホルモンの名前だけ覚えても何も役に立ちませんよね。そのホルモンがどこから分泌されるのか、どこに作用するのか、その後の変化などまとめて覚えないと使い物になりません。横同士のつながりを付けていきましょう。
どうしても覚えにくいという人は、語呂合わせや歌を聴いてみてください。生物基礎に関しては語呂合わせの参考書「ゴロゴ」があります。またYouTubeなどにホルモンの歌などがあります。きっかけは何だっていいのです。覚えられないのであれば無理やりにでもきっかけを作って覚えましょう。
②基礎固め ~計算編~
生物にももちろん計算はあります。難易度は問題によりますが難しいものも多いので数学が苦手だから生物を選択するというのはやめましょう。これは私の主観ですが化学より生物のほうが数学的考えが必要だなと感じました。物理化学のように公式がないのでほとんどの場合その時々で頭で考える必要があります。
ただ、計算が出るところは大体決まっているので対策のしようはあります。一番簡単な例を出すと顕微鏡の接眼レンズと対物レンズの目盛りの問題ですね。これも生物受験者なら解ける人が多いと思います。数学が苦手な人は初見で解けるというのはほとんどないと思います。問題集を解いて解法を暗記して入試問題に備えるというのが一番いいと思います。出る分野は決まっているし遺伝なら遺伝の解き方があるのでひとつひとつ覚えていきましょう。
③実験考察問題の対策
難関大学の入試問題はほぼオリジナルの実験考察問題が出題されます。なのでそれを解く全員が初見と考えていいでしょう。ここで勘違いしないで欲しいのが問われる知識は高校生物レベルの,しかも教科書からです。
どう対策していくのかというと、ずばり過去問演習です。完全オリジナルなので参考書の実験問題や教科書の実験では対策はできませんね。基礎学力は上がりますが。
受けたい大学の過去問で実験考察問題を数多くといていくことが重要です。ただ解くのではなく、長いリード文をなるべく早く丁寧に理解することが大切です。まず、長文が苦手という人はそこから慣れていきましょう。物理化学に比べてかなり問題文が長いです。
次に実行して欲しいことは重要な設定にはマークを付ける、ということです。長いリード文の中にはたくさんの情報があります。そのほとんどを利用するのでしっかりマークをし、後で見たときに分かりやすくしましょう。慣れてくれば余白に情報を自分なりにまとめて書くこともできてきます。
入試問題のほとんどを占める実験考察問題は、基礎知識はもちろんのこと過去問などによる演習で培った経験が成功のカギです。
最後に、、
生物が伸びる人は、
①基礎知識がしっかり身についている人。
②最低限数学ができる人。
③長いリード文もしっかり読み込める人
④いろんな生命現象に何で?と疑問と興味をもって勉強できる人。
の三つです。もちろん今できていない人はこれから頑張ればいいのです。
生物が暗記だけではないということが分かっていただけたでしょうか?それでは生物受験の皆さん頑張ってくださいね!
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