はじめに
現在皆さんが英検を取得しようと思ったら、目標にするのは2級・もしくは準1級という方が多いのではないでしょうか? もちろん、手始めに準2級、はたまた英語はもはやネイティブです1級チャレンジの人もいるかと思いますが、多くの受験生は2級もしくは準1級を目標にする人が多いと思います。 そこで今回は、2級と準1級って何が違うの?そしてその勉強法について紹介したいと思います!
コスパの神2級
英検2級という言葉を聞いたとき、皆さんならどう思いますか?ちょっと難しそう、と思う人もいるかもしれませんが、手の届かない級だと考える人は少ないのではないでしょうか? その通りです!2級は、「一般的な大学受験の勉強をしていれば、十分に合格可能な級」なのです。逆に言えば、2級に合格できれば、ある程度の英語の実力はあると考えていいでしょう。また、2級レベルの単語は覚えてないと、大学受験は厳しいと思ってください! でも、弱腰になる必要はありません。2級の単語帳を見てもらえばわかると思いますが、「あれ、そんなもんなの?」という気持ちになると思います。そして何より、合格するのに必要な得点率が65%以上と低めの設定になっています!新方式で、リーディング・ライティング・リスニング・スピーキングそれぞれに最低点数が設定されてすこし採点が厳しくなっていることを鑑みても、合格は十分に目指せると思います! にもかかわらず! 日東駒専レベルの大学や、学部によってはMARCHレベルの大学まで加点があります!スコアにもよりますが、最低合格していれば80点、高いスコアで合格していれば85点~90点換算になる大学もあります! 頑張れば取得できる級であることに加え、その勉強が大学受験にもしっかり活きてくる2級!目指さない手はありませんよね!
2級の勉強法
2級の勉強法は、前の記事にも書いたように、どの級でもまずは「単語」です。また、大問1で数問聞かれる文法問題は、仮定法までの文法が頭に入っていれば解ける問題なので、通常通り大学受験を目指していれば簡単な問題だと思います。また、長文問題に関しては英検特融の問題の出し方があって、それは段落ごとに1問問題が出される、という出題方法です。英検はこれまた驚きかもしれませんが、意外と時間がないので、1段落読んだら1問答える、というやり方で解いていくと読み返しも少なく、速く解けると思います!この方法は共通テストの勉強にも使えるので応用してみてください! また、これもまた前に書いたかもしれませんが、リーディングに比べてリスニングがとても簡単です。と言ってもリスニングが苦手な方もいると思うので、リスニングの勉強法については下の準1級の勉強法のところで詳しく書きます!2級では是非リスニングで8割を目指して、余裕を持ちましょう! 最後に、ライティングについて説明します。ライティングは50~60wordsで提示されているPOINTから2点以上使って理由を述べよという出題形式です。50~60wordsと聞いて、皆さんはどんな印象を持ちますか?多いと思う人もいるかもしれませんが、意外と書いてしまえばあっという間です。今回は1つの型を紹介したいと思います!
I agree/disagree with this opinion.
I have two reasons. First, ~ Second, ~
Because of these reasons, I think it is nice/bad idea that (問題文丸写し)
この型を知っているだけで文字数が稼げます!この型だけで30wordsは稼げるので、50~60wordsなんてあっという間です!
みんなの憧れ準1級
準1級という言葉を聞いたとき、さすがに皆さん「あ~無理だな」と思うかもしれません。確かに準1級は2級と比べてまた一段とハードルが上がります。具体的に2級とどんな違いがあるかはまた下に書いていきますが、ほんのちょっとの勉強じゃ受からないというのは確かです。 しかし、この準1級の難しさこそが、準1級を受ける価値になるのです!!考えてみてください。皆さん、周りに英検準1級持っている人がいたら、どう思いますか?「あいつヤバい…」という感情になるのではないでしょうか。そうです、準1級を取得できれば、みんなに羨望の眼差しを向けてもらえます!準1級をもっている、ただそれだけでみんなの憧れとなり、英語ができるキャラとして定着できるのです…! ここまでは心理的な準1級を持つメリットでしたが、次は真面目に大学受験に関するメリットです。これは以前のブログにも書きましたが、準1級を持っていれば、受験はほとんど無双に近いです。日東駒専レベルの大学では英語が100点換算になり、MARCHレベルの大学でも準1級があればかなり加点してくれる大学もあります。もしくは早慶レベルの大学でも、英語の受験免除になる場合があります。(ただ、英語の受験免除ということは加点ではなく他の2科目で合否を判断されるということなので、一概に有利と言えるわけではありません。)そう考えると、今から少しずつ頑張って準1級目指してみようかな…?という気持ちになりませんか?
準1級の勉強法
それでは具体的な勉強法について説明していこうと思います。まず、2級との主な違いですが、
・ライティングの文字数が増える。
・リスニングの問題形式がガラッと変わる。
この2点が挙げられます。この2点以外は他の級同様に単語をしっかり暗記すれば対応できる問題です。ただし、準1級からは最低合格点数が7割以上に上がるので、「今までよりも難しい問題でかつ今までより点数をとらなくてはいけない」という状況になるので、その点に注意して学習しましょう。
それではまず、ライティングですが、これは文字数が増えるのに加えて、書かせる内容がより学術的要素を含んできます。例えば、歴史遺産に関わるものだったり、政治や経済に関わるものだったりが出題されます。私は初めて予想問題集を解いたときに、「小学〇年生で準1級合格!天才少女!とかよくいるけど、あの子たちは英語がただできるだけでなく、こういう知識も持ち合わせているのだろうか…?」と末恐ろしくなりました。今書いたように、準1級のライティングでは、英語力だけではなく時事問題に対応できるような知識も求められてきます。なので、過去問や予想問題集を見て、どのような問題が出題されやすいのか、そしてどのような答えを書けばいいのかを頭に入れる必要があります。ただし、これはどの級でも同じように、わざわざ難しい単語を使う必要はなくて、知っている単語や文法で書ける文章をミスなく書くことの方が大事です。 次に、リスニング対策ですが、リスニングは急にどうしたんですかって言うくらい難しいです。初めて予想問題集を解いたときは何の話をしているかさえ分かりませんでした(のちに分かったことですがその話はワインに関する話でした)。そこで私が行った勉強法は、
普通に問題を解く→音源をもう一度聞きながら日本語訳を読む→シャドーイングしながら頭の中で意味が取れるか、5~10回シャドーイングする
という方法です。この勉強法の一番大事なところは2番で、日本語をよみながら英語を聞くことで、英語を聞いているだけでは聞き取れなかった単語が聞き取れるようになります。日本語訳を読むことで、頭が勝手に「次この単語来るだろうな」と予測する、もしくは「今の英単語ここの日本語訳に当てはまるな」とわかるようになります。その状態でシャドーイングをすることによって普通にシャドーイングするよりも、理解してシャドーイングができるようになります。
おわりに
つらつらとたくさん書き連ねましたが、まとめると「英検は取っておいた方がいいよ!受けて損はない!」ということです。 一番近々の英検は
2021年1月24日です!(本会場)
申し込み締め切り日は12月4日(書店)、12月10日24:00(インターネット)です!
皆さん受けに行きましょう! また、一つ注意点としては、準1級からは学校会場では受けられないということです。大学のような場所で受けることになります。そこには「え、君小学生だよね…?」という方がちらほらいますが、ビビらずに受験しましょう!
塾・予備校に通い始める時期は?