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【英文法】強調構文と形式主語の違いをわかりやすく解説します!

【英文法】強調構文と形式主語の違いをわかりやすく解説します!

みなさん、こんにちは!

武田塾港南台校のOです!

 

英文法の中には、まぎらわしくて

見分けにくいもののありますよね。

 

今回はその代表格ともいえる、

強調構文形式主語

違いについて、じっくりと詳しく

解説していきたいと思います!

 

まずはこれらの文法の特徴をそれぞれ説明し、

そのあとに例文を用いて

違いについてお話ししていきます。

 

このブログが目にとまったそこのあなたは、

英文法が得意でもそうでなくても、

ぜひこのブログを読んで、

強調構文と形式主語の違いについて

理解度を深めていってください。

 

英文法は、苦手な範囲をまず理解し、

問題を解いて

苦手を地道に潰していくことで

得意になります。

 

ぜひ、このブログを読み終えたあと、

このふたつの違いについて

復習し直してみてください!

 

1. 強調構文とは何か?

最初に、強調構文形式主語について、

それぞれの文法的な特徴をご紹介します。

 

強調構文と形式主語には、

どちらも "It is 〇〇 that ..." といった

同じ形

まぎらわしい構文があります。

 

強調構文と形式主語って何?という方も

そうでない方も、

まずこちらから読んでみてください。

 

この章では、強調構文について、

例文とともに説明していきます。

 

(1)強調構文とは

強調構文とは、その名のとおり、

文章の中で強く主張したい部分を

強調させた文のことです。

 

たとえば、日本語で考えてみると、

私は青いりんごを食べた。」という

普通の文章があったとします。

 

このとき、「私」を強調したければ、

「青いりんごを

食べたのは、私だった。」となります。

 

一方で、「青い」を強調したければ、

「私が食べた

りんごは、青かった。」となります。

 

これのように、

何かを強く主張したい場合は、

日本語では語順を言い換えて

強調することができます。

 

ですが、英語の強調構文では、

決まった形の文法を用いることで、

自分が主張したい部分を

強調することができます。

 

(2)強調構文の基本:"It is 〇〇 that ..." の形をとる

では、英語の強調構文では、

どのような構文が用いられるのでしょうか。

 

基本となる構文は、

"It is 〇〇 that ..." です。

 

この〇〇の部分に

強調したい単語をいれることで、

言いたい部分に焦点を当てて

強調することができます。

 

直訳すると、

「SがVしたのは、〇〇だ」となり、

〇〇が強調されていることが

わかりますよね。

 

たとえば、

「青いりんごを

食べたのは、私だった。」と

言いたければ、

"It was me

that(who) ate a green apple."

となるのです。

 

この場合のthatは、

関係代名詞の主格 "who" になります。

 

そして、強調構文には、

この〇〇に入れることができる

品詞が決まっています。

 

(3)強調構文のミソ:〇〇に入れることができる品詞

さて、この〇〇に入れる品詞によって、

強調構文か

そうでないか判断することが可能です。

 

〇〇には、ズバリ、

名詞

(他動詞の目的語O、主語である名詞など)

副詞副詞句副詞節

(接続詞+文、前置詞+名詞など)

 

主にこのふたつが入ります!

次に実際の例文を見て、

どうしてこのふたつが入るのか理解しましょう。

 

(4)強調構文の例文

では、強調構文

例文について見ていきましょう。

 

・名詞 (他動詞の目的語O)

"It is this test that I want you to solve." 

「私があなたに解いてもらいたいのは、

このテストです。」

 

・名詞 (主語である名詞)

"It was me that(who) ate a green apple." 

「青いりんごを食べたのは、

だった。」

 

・副詞

"It was not until this year

that I entered University of Tokyo." 

「私が東大に入ったのは、

今年になってからでした。」

 

・副詞句

"It was in Russia

that Lenin was born." 

「レーニンが生まれたのは、

ロシアでした。」

 

・副詞節

"It was because I was lazy

that I couldn't earn the credits." 

「私が単位を取ることができなかったのは、

私が怠けてしまったからです。」

 

どれも、〇〇に入る部分が

強調されていることがわかりますよね。

武田塾港南台校 英語

 

2. 形式主語とは何か?

さて、強調構文について知ることができたら、

次は形式主語について、

例文と一緒に学んでいきましょう。

 

学びながら強調構文と比較してみると、

さらに理解が深まると思います。

 

(1)形式主語とは

形式主語も、強調構文と同様に、

"It is 〇〇 that ..."の

形をとります。

 

しかしながら、

強調構文のように〇〇に強調したい

単語を入れるわけではありません。

 

日本語で考えてみましょう。

人間が毎日ご飯を食べるのは、

自然なことだ。

という文章があるとします。

 

これについて考えてみると、

人間が毎日ご飯を食べる」のと、

自然なこと」は

同じ事柄

指すことがわかります。

 

これを英文法では、

形式主語を用いて表します。

 

(2)形式主語の基本:強調構文と同じ "It is 〇〇 that ..." をとるが、文法的な意味が違う

形式主語では、〇〇に入る単語は

特に強調されているわけではありません。

 

そのため、"It is 〇〇 that ..." を

文法的に解説すると、

この "It" は、

仮主語といい、

文法上の形式的な主語になります。

 

ですが、実は

"that ..." 以降が

本当の主語、

つまり意味上の主語になります。

 

さきほどご紹介した

「人間が毎日ご飯を食べるのは、

自然なことだ。」という

日本語の文章も、本当の主語は

「人間が毎日ご飯を食べる」ことであることが

わかりますよね。

 

この例文を英語に訳すと、

"It is natural

that humans eat every day."

となります。

 

これの主語は、

"That humans

eat every day" の

部分になり、

"That humans eat

every day is natural." と

言えなくはありません。

 

ですが、英語は主語が

頭でっかちになることを避ける

傾向にあるため、

このような形式主語を

用いることが多いのです。

 

(3)形式主語のミソ:〇〇に入れることができる品詞

さて、形式主語の 

"It is 〇〇 that ..." の構文で、

〇〇に入れることができる

品詞は何でしょうか。

 

それは、一般的に、

形容詞

名詞

です!

 

さきほどの、

"It is natural that

humans eat every day." は、

〇〇の部分に "natural" という

形容詞が入っていますね。

 

また、

"It is an honor that ..." のように、

名詞が入る場合もあります。

 

だから、形式主語には

主に形容詞や名詞が入るのです。

 

(4)形式主語の例文

では、形式主語の例文を

いくつか見ていきましょう。

 

"It is happy that

I am able to get good score on tests. "

 「テストでよい点数が

取ることができるのは、うれしい。」

 

"It is going to be mad

that I have to leave Japan tomorrow."

「明日日本を離れなくてはならないのは、

気が狂いそうだ。」

 

いかがでしょうか。

では、最後に強調構文と

形式主語の最大の違い、

見分け方について

お話ししていこうと思います。

 

4. 強調構文と形式主語の違い

それでは、本題である

ふたつの違いについて、

お話ししていこうと思います。

 

(1)強調構文と形式主語の違い①:"It is 〇〇 that ..." の〇〇に入る品詞が違う

これはさきほどからお話ししているように、

"It is 〇〇 that ..." の

〇〇に入る品詞が違います。

 

強調構文では

名詞副詞などが入り、

形式主語では

形容詞名詞が入ります。

 

まずは見分け方として、

入る品詞の違いについて知っておきましょう。

武田塾港南台校 英語

 

 

(2)強調構文と形式主語の違い②:"that" 以降が完全文か不完全文かで決まる

そして、このふたつの最大の違いは、

"that" 以降が

完全文

不完全文かどうかに

かかっています。

 

強調構文の例文

"It is this test that

I want you to solve." を見てみると、

"that" 以降は "solve" という

他動詞がきているにも関わらず、

目的語がない不完全文ですよね。

 

これは、"It is 〇〇 that ..." の

〇〇に強調したい名詞の

目的語を入れてしまっているからです。

 

一方で、形式主語の例文

"It is happy that

I am able to get good score on tests. "

では、"that" 以降の "get" という

他動詞のあとに "good score" という

目的語がある完全文になっています。

 

形式主語は、単純に "It is 〜" を

形式的な主語にするだけなので、

目的語などが抜け落ちることはありません。

 

(強調構文と形式主語の比較)

強調構文と形式主語の違い

 

(強調構文と形式主語の見分け方)

強調構文と形式主語の違い

画像引用元:https://www.teachingengish.com/emphasis/

 

5. まとめ

いかがでしたでしょうか。

もちろん、強調構文形式主語には、

これらの構文だけがあるわけではありません。

 

"It is 〇〇 that ..." という

構文が登場したときには、

どちらか判断できるように

問題を解いてみてください。

 

ここまでお読みいただき、

ありがとうございました!

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