世界史Aと世界史Bの違いはなに??
みなさん、こんにちは!
武田塾港南台校です!
高校1年生や2年生のみなさんは、
文系か理系かどちらにするか、
また、受験科目を何にするかなどを
悩んでいる人も多いかと思います。
特に高校1年生のみなさんは、
今後自分の学校で行われる授業や
科目をしっかりと把握しておくことを
お勧めします。
というのも、筆者は受験で
世界史Bを使用したのですが、
高校3年生から全て独学で
勉強しました。
筆者の高校では
世界史Bの授業を行なっていなく、
世界史Aの授業しかなかったのです。
以上のようなことが起こる可能性が
十分にあるので、みなさんには
世界史Aと世界史Bの違いを
把握してもらうと同時に、
科目の確認の大切を知ってほしいと
思います!
ということで、今回は、
文系科目である
世界史Aと世界史Bの違い
について説明
していきたいと思います!
主に3つの違いがあります
① 世界史Aはとってもマイナー
世界史Aと世界史Bの一番の違いは、
世界史Aを受験科目として
受け付けている大学は非常に少なく、
ほとんどの大学が世界史Bでしか
受け付けていないということです。
自分の志望校が世界史Aでも
OKということであれば問題はないですが、
しかし、世界史Aで受験に挑もうとすると
選択肢の幅が狭められます。
また、ほとんどの国公立大学では
「日本史B、世界史B、地理B、
政治・経済、倫理、倫理・政治経済」
の中から1科目または2科目受験することを
要求しています。
それに加え、国公立大学の二次試験、
私立大学の試験において
世界史Aを受験科目として設定している
大学はありません。
そのため、大学受験において
歴史科目を選択する場合は
「世界史B」を選ぶべきです!
② 実は難易度はあまり変わらない
次に難易度のお話をしようと思います。
まず、下の共通テスト及びセンター試験の
世界史Aと世界史Bの平均点の推移を
見てほしいと思います。
世界史A 世界史B
2021年 46.14点 63.49点
2020年 51.16点 62.97点
2019年 47.57点 65.36点 (センター試験)
見てわかる通りに、
どの年も世界史Aより
世界史Bの方が点数が高くなっています。
これを見て
「世界史Bの方が簡単じゃん!」
などとは思ってはいけません。
これは、世界史Bの方が
受験者数が圧倒的に多く、
ある程度高い学力層の人たちが受けるため
平均点が高くなっています。
それに対して世界史Aについては、
商業高校や工業高校などの
限られた人たちが受けているます。
受けている学力層が
違うということです。
また、下の表を見てください。
世界史A 世界史B
2021年 1,544人 85,690人
2020年 1,346人 93,230人
2019年 1,186人 92,730人 (センター試験)
これはそれぞれの科目の
受験者数ですが、
一目瞭然、圧倒的に
世界史Bを選択している人の方が
多いですね!
また、少し話は逸れて余談になりますが、
この世界史A世界史Bのように
似たような科目がある教科は
いくつかあります。
例えば、数学Ⅰと数学ⅠAなどです。
少し紛らわしいですよね。
なので、毎年、共通テストでは、
数学ⅠAを解くはずだったのに、
間違って数学Ⅰを解いてしまい
涙を流す人がいます。
一冊の問題用紙に数学Ⅰと
数学ⅠA が入っているので、
本番焦って数学Ⅰを解いてしまうのは
よく聞く話です。
受験が近くなれば塾の先生や
学校の先生から注意するように言われると
思いますが、この間違いだけは
絶対にしないでほしいと思います。
今までの努力が無駄に
なってしまいますからね。。。
③出題範囲が違う
世界史Aと世界史Bでは、
同じ世界史を学ぶものの
範囲が異なっています。
少ない授業時間で扱う科目のため、
範囲が短いです。
世界史Aは近現代史、
主に大航海時代から
後の時代を中心に取り上げています。
「現代の世界状況に関連する歴史」の
部分がメインで世界史Aの方が大雑把な
いわば物語的な世界史を扱う傾向があり、
近現代史の最低限必要な事項を
抑えるカリキュラムになっています。
世間一般でも常識として
問われることの多く、
教養として身につけておきたい
内容となっています。
世界史Bは
「古代から現代までの全ての世界史」が
範囲で、世界史Aと比べ、
非常に範囲が広いです。
そのため、高校の授業で
最後まで終わりきらないということも
よくあります。
また、現代までの全ての歴史が等しく
出題範囲・履修範囲となっています。
高校で知っておくべき教養の範囲が世界史A、
入試を見据えたより広い勉強としての範囲が
世界史Bとも言えるかもしれません。
新課程では世界史A、世界史Bはなくなる
今まで説明してきた
「世界史A」と「世界史B」ですが、
2022年からの新学習指導要領に
よってなくなることが決まっています。
(参照:文部科学省|
具体的には、
「世界史A」と「日本史A」が合体して
「歴史総合」に、
今までの「世界史B」は「世界史探求」、
「日本史B」は「日本史探求」になります。
また、この「歴史総合」は
必修になるそうです。
世界史Bは世界史探求と名前を変えて、
歴史総合の知識を前提として
より世界史への知識を
深める科目となります。
名前通り現行の世界史Bよりも
「探求」に重きが置かれ、
課題の発見と追求、資料の読み取りなどが
重視されるそうです。
この新学習指導要領に対応して、
共通テストでも2025年(令和7年)から
「世界史A」「世界史B」は
「歴史総合、世界史探求」の1科目に
変わります。
この変更により、
国語や数学のように資料の読み取りや
思考力重視に変化していくのでは
ないと思います。
まとめ
みなさん、いかがでしたでしょうか?
今回は世界史Aと世界史Bの違いについて
説明しました。
このブログを見ている多くの人は
世界史Bを選択すると思いますが、
もし、自分の選択科目に少しでも
迷いがあるときは必ず学校の先生や
塾の先生に相談するようにしてください。
科目によっては受けられない大学も
出てくるかもしれません。
しっかりと今のうちに自分で
確認をしておきましょう!
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