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化学基礎と化学の違いってなに?【範囲・勉強法・参考書】

化学基礎と化学の違いってなに?【範囲・勉強法・参考書】

皆さんこんにちは!

武田塾港南台校のUです。

 

高校1年生になると

理科の基礎科目

(化学基礎・生物基礎・物理基礎)を

学んでいきます。

(⚠️学校によって異なります。)

 

基礎科目が終わると名前から

「基礎」が取れ、

化学・生物・物理になっていきます。

 

この2つの何が違うのか

よくわかっていない方はいませんか?

 

今回は教科を化学に絞って、

化学と化学基礎の違いについて

紹介していきます!

化学

1. 学習の目的の違い

基礎科目と発展科目には

文部科学省が設定している

学習目標」があります。

 

今回はこの二つの目標を

紹介していきます。

 

(1)化学基礎

日常生活や社会との関連を図りながら

物質とその変化への関心を高め、

目的意識をもって観察・実験などを行い、

 

化学的に探究する能力と

態度を育てるとともに、

化学の基本的な概念

原理・法則を理解させ、

科学的な見方や考え方を養う。

 

(2)化学

化学的な事物・現象に対する

探究心を高め、目的意識をもって

観察・実験などを行い

化学的に探究する能力と態度を

育てるとともに、

 

化学の基本的な概念や

原理・法則の理解を深め、

科学的な自然観を育成する。

 

2. 学習内容・範囲の違い

当然ながら化学基礎と化学の

一番大きな違いは「学習内容」です。

 

一般的に発展科目は

基礎科目の2〜3倍の分量と

言われています。

 

基礎科目は1年間、

発展科目は2年間かけて

学んでいくので当然の分量とも

いえますね。

 

学習指導要領と実際の

勉強範囲について分けて紹介します。

 

(1) 化学基礎〔学習指導要領〕

①日常生活や社会との関連を図りながら,

物質とその変化について理解するとともに,

科学的に探究するために必要な観察,

実験などに関する

基本的な技能を身に付けるようにする。

 

②観察,実験などを行い,

科学的に探究する力を養う。

 

③物質とその変化に主体的に関わり,

科学的に探究しようとする態度を養う。

 

(2) 化学〔学習指導要領〕

①化学の基本的な概念や

原理・法則の理解を深め,

科学的に探究するために必要な観察,

実験などに関する技能を

身に付けるようにする。

 

②観察,実験などを行い,

科学的に探究する力を養う。

 

③化学的な事物・現象に主体的に関わり,

科学的に探究しようとする態度を養う。

 

(3) 化学基礎〔勉強範囲〕

化学基礎で学ぶ範囲は

主に理論化学という範囲で

占められています。

 

物質の構造・熱運動と

物質の三態・化学反応式・酸と塩基

などで構成されています。

 

化学基礎ではモル計算

出てくるのでそこでつまずく人も

多いと思います。

 

化学基礎は計算ができるかどうかが

重要になってきます。

 

(4) 化学〔勉強範囲〕

化学は主に

有機・無機・理論」の

3つに範囲が分かれています。

 

化学基礎では主に計算がメインでしたが、

化学では

有機・無機は

ほとんど暗記科目と言っても

過言ではありません!

 

そして量が半端ないです!

 

化学では構造式が

より複雑なものになったり

原理を理解することが多くなるので、

化学基礎がしっかりと

身についていないと歯が立ちません。

 

化学基礎とは違いより広い範囲を

学習していくことになります。

 

3. 難易度の違い

先ほども紹介したように

化学基礎と化学では学習する

内容が異なっています。

 

化学は化学基礎の発展と

捉えていただいて構いません。

 

化学は化学基礎が身についていないと

取り組めないので、

化学基礎の何倍

化学は難しです!

 

化学基礎は計算、

化学は主に暗記がメインになってくるので

暗記が得意な人にとっては

得意な科目になるかもしれません。

 

しかしもちろん化学の理論化学では

難しい計算問題も出題されるので、

計算と暗記の両方ができることが

化学を受験科目に使うための必須条件です。

 

4. 勉強方法の違い〜化学基礎〜

化学基礎の身に付く勉強法に

ついて紹介します。

(1) 計算に慣れる

化学基礎でつまずく人の

ほとんどの原因はモル計算です。

 

化学基礎では学んだことを使って

実際に計算問題を解けなければ

意味がありません!

 

化学基礎の計算問題はパターンが

そんなに多くはないので、

計算問題にたくさん取り組むことで

定着していく科目ともいえます。

 

(2) 演習を繰り返す

化学基礎は計算と

用語の暗記がメインです。

 

用語もそんなに

たくさんあるわけではないので、

演習を重ねながら

知識を得る方法が効果的だといえます。

 

先ほどもあったように

計算問題も演習することが重要です。

 

5. 勉強方法の違い〜化学〜

(1) 理論化学

理論化学は文字通り

理論」を理解することが

重要です。

 

原理や公式を自分も

言葉で説明できるように

理解していくことが大切に

なっていきます。

 

覚えることは最小限にして、

覚えた知識でひたすら演習問題に

取り組んで問題パターンを

体に叩き込みましょう!

 

(2) 有機化学

有機化学は構造式を用いて

物質の構造を学ぶ学問です。

 

そのため覚えることがかなり多く、

その知識を活かして

問題を解いていきます。

 

有機化学は

パズルのように解く」

とよく言われています。

 

構造の基本的なことを

覚えてからそれを応用して

思考力が試される問題が多く

出題されるので、

 

暗記をしてから

問題が解けるようになるまで

少し時間がかかるかもしれません。

 

(3) 無機化学

無機化学は

圧倒的な暗記能力

試されます。

 

覚えたらすぐに解けるような

問題が多く出題されるので、

インプットとアウトプットを

両立して行うことが

効果的な勉強法です。

 

6. おすすめ参考書

テスト・受験勉強に

おすすめ化学・化学基礎の

参考書を紹介します。

 

(1) ベストフィット化学基礎

ベストフィット化学

ベストフィットは

化学基礎のテスト勉強

最適の参考書です!

 

用語などの基本的な内容から

着実に勉強を進めていくことが

できます。

 

また受験勉強を始める

最初の参考書としてもおすすめです。

 

(2)鎌田.福間の理論・無機・有機化学の講義

化学講義

これらの参考書は化学の

それぞれの分野の講義本です。

 

丁寧な講義と問題がついているので、

化学を学び始めた人・

受験勉強を始めた人におすすめの

参考書です。

 

また赤シートで隠れる用語集も

ついているので自分で

わざわざつくる必要がありません!

 

自分が苦手なものだけ

買ってみても良いかもしれません。

 

(3) 化学重要問題集

重要問題集化学

重要問題集は

受験勉強におすすめの

参考書です。

 

化学基礎と化学が一冊に

まとまっています。

 

難易度が高い問題もありますが

この参考書を何周もして

問題傾向を頭に入れることが出来れば、

その時にはきっと化学は

得意科目になっていると思います!

 

〔参考文献〕

https://keio-waseda.jp/10minit/ 2022.6.6

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2010/01/29/1282000_6.pdf 2022.6.6

https://study-search.jp/columns/692 2022.6.6

 

 

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