2021年度の国公立大学受験は厳しかった?2022年度の倍率は下がる?
みなさんこんにちは!
武田塾港南台校のOです。
今回は、
2021年度の国公立大学入試の倍率や、
共通テストも含めた難易度の総括と、
2022年度入試の予想を
ご紹介したいと思います!
1.国公立大学の志望者は増加の傾向?
国公立大学の志望者は、
全体としてやや増加の傾向が見られます。
前期日程の志望者は前年比100%で変化はなく、
後期日程で102%、
中期日程で108%と増加しています。
特に国公立大学の後期日程では
募集人数が2%減少したにもかかわらず、
4%の志望者増によって倍率が上がりました。
共通テストの大幅な難化の逆風の中であっても、
東京大学をはじめとした
難関大学の出願者が増えたことから、
受験生のチャレンジ志向が伺えます。
また、コロナ禍に伴う
「超地元志向」が高まったこともあり、
地方の国公立大学の志望者の増加、
首都圏の大学の志望者減に繋がりました。
2.学部ごとに人気の偏りあり?!
コロナによる社会不安から、
就職に有利な資格に直結する学部で
人気が高まりました。
例えば、社会福祉系の学部、
獣医、食物・栄養系、薬学部などです。
また、公務員を志望する学生も増加したことで、
教育学部の志望者も増加する傾向が見られました。
一方で文・人文学系の学部では減少傾向があり、
特に外国語学部や国際系の学部では、
海外留学ができないことや、
インバウンドの縮小による
将来への不安などが理由となって、
著しい減少が見られました。
医学部や情報系の学部では
前年から特に志望者数の
変化はありませんでした。
3.共通テストは大幅難化
2021年度の共通テストは
各科目で平均点が大幅にダウンし、
大幅な難化が話題となりましたね。
特に数学1A・2B、生物では約20点も下がり、
受験生にとっては
かなり厳しい結果となりました。
しかし、2022年度の共通テストも
2021年度と同じくらいの
難易度になることが予想されます。
各科目で問題の文章量が増加したことで、
解答スピードをあげなければ
時間内に解き終わりません。
受験生のみなさんは、
基礎学力の定着を優先したのちに
共通テストやセンター試験の過去問を使い、
制限時間内に解けるように
演習を積みましょう。
4.具体的な入試結果
では次に、2021年の具体的な
入試結果を見ていきたいと思います。
(1)東京大学
現役生が前年より2%増加したのに対し、
既卒生は1割減少しました。
前年まで4年連続で志望者が減少していた
文科三類で志望者が増加し、
その他の学部では志望者は減少しました。
しかし全体としての倍率は前年とほとんど変わらず、
コロナの影響をほとんど受けなかった様子です。
(2)神戸大学
前期日程は前年比111%、後期日程108%と、
両日程とも1割近く志望者が増加しましたが、
文学部では前年比70%と大幅な減少が見られ、
ボーダーも2%下がりました。
工学部をはじめとした
理系の学部では増加率が高い傾向が
見られました。
コロナの影響からか
学部によって志望者数の増減が激しく、
競争率にも大幅な差が生まれたことが
特徴的です。
(3)九州大学
2021年度入試では、工学部が改組されたほか、
学校推薦型選抜・総合型選抜の拡大に伴い
一般選抜の募集人数が縮小されました。
大学全体としての志望者数は
前期で前年比103%、
後期で110%と増加しました。
教育学部では前年度の約1.5倍にまで
志望者が増え、競争率が上がりました。
5. 2022年度の倍率はどうなる?
2021年度から志望者数・倍率に
大きな変化はないと考えられています。
いまだに新型コロナウイルスの
感染拡大の影響が大きく、
不安定な経済状況により国公立大学への進学を
希望する家庭が多いことや、先ほども触れた、
上京せずに地元の大学に進学しようとする
「超地元志向」が見られるためです。
そして超地元志向の流れによって、
地方の難関国公立大学の志望者が
例年に比べて増加し、
逆に首都圏の国公立大学の
志望者は減少する見込みです。
しかしながら、東京大学や一橋大学、
東京工業大学などの大学では
志望者の減少は見られず、
むしろ増加の傾向があったことからも、
超地元志向のなかでも
最難関国公立大学には影響がない
ことが伺えます。
結果として、
中堅の首都圏国公立大学では
倍率が下がり、地方の国公立大学に
受験生が集まると予想されます。
また、学部によって人気の偏りが
大きくなることも予想されます。
同じ大学でも、学部によって
競争率が大幅に変わる可能性もあるため、
学部選びも慎重に行いましょう。
6. 最後に
いかがでしたか?
今回は2021年度の国公立大学入試の振り返りと、
2022年度の倍率、難易度の予想について
取り上げました。
共通テストに変わって3年目となり、
出題形式や問われる内容の傾向などの
データが掴みやすく
なってきているように感じます。
共通テストの大幅な難化で、
対策に苦戦している
受験生の方が多いと思いますが、
二次試験の難易度は
例年とほぼ変わっていません。
よって、共通テストでいかに
点数を稼げるかが合否を分けると言えます。
制限時間内に解き切るスピードと、
ケアレスミスによる
失点を避けるように注意しつつ、
更なる難化の可能性も
視野に入れてとにかく演習を積んでいきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
画像:https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/campus-guide/index.html
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