意外と知らない？国公立大学の二次募集について解説します！
皆さんこんにちは！武田塾港南台校のMです。
共通テストも終わり二月も後半にさしかかっていよいよ国公立大学の二次試験が近づいてきました。
みなさんもそれぞれの志望校対策をしっかりしていることでしょう。
ところでみなさんは国公立大学の二次募集についてご存じでしょうか？？？
あまり知られていませんが一部の国公立大学では、二次試験の合格者発表後に二次募集が行われることがあります。
今回は、意外と知らない国公立大学の二次募集についてくわしく解説していきます。
1. そもそも国公立大学の二次募集って何？
二次募集とは、国公立大学の入学手続き者が定員に満たなくて欠員が生じたときに、再度志願者を募集・選抜して欠員の補充を行うことです。
国公立大学の場合は、通常3月下旬ごろに新聞などで発表されます。
各予備校のサイトなどにも最新情報がまとめられているので最新の情報に注意しましょう。
合否の判定が共通テストの点数のみで決定されることが多いのも特徴です。
2. 国公立大学二次募集の流れ
国公立大学二次募集の願書提出には次のものが必要になります。
- 願書の取得(大学のホームページなどに掲載されている場合が多い)
- 願書の記入
- 共通テスト成績請求票の取得
- 受験料の支払い
- 調査書の取得
大学によってはこれに加えてさらに書類が必要なこともありますので、大学からのお知らせをよく読んでください。
必要な書類が多く、調査票などは高校などからもらう必要があり、すぐにそろえることは出来ません。
国公立大学二次募集について考えている人は、これらの書類をあらかじめ準備しておくと良いでしょう。
3. 国公立大学二次募集の注意点
国公立大学二次募集は基本的に願書を大学に持参することになります。
提出期限も短く設定されているので、近くなってきたら最新情報をチェックしておくことにしましょう。
先ほど述べたように合否が共通テストの点数のみによって決まることが多いので、共通テストの点数が低い場合は合格が難しくなります。
さらに、共通テストで受験に必要な科目をすべて受験していないと出願できない点も注意が必要です。
しかし二次募集はチャンスでもあります。
願書提出の難易度が高いことやこの時期は浪人を決めて勉強をやめてしまっている学生が多いこと、さらに滑り止め大学への進学を決めている学生も多いことなどから、ライバルは多くないです。
また募集人数が多いからといって必ずしも受かりやすい訳ではありません。
元々の募集人数に対してどれくらいの割合で追加募集がされているのかを見ることが大切です。
追加募集の割合が高い学科ほど入学者数が不足していて、狙い目といえるでしょう。
募集人数も少なく狭き門ではありますが、国公立大学合格の大きなチャンスでもあるのです。
4. 国公立大学二次募集の例
ここでは昨年の横浜国立大学の二次募集について取り上げてみます。
横浜国立大学では、理工学部において二次募集が行われました。
出願するための条件は
- いずれの国公立大学にも入学手続きを行っていないこと
- 共通テストで国語、社会1科目、外国語、数学ⅠAと数学ⅡB、理科2科目を受験していること
の二つでした。
おそらく国公立大学の理系を狙っている人は受験している科目だと思います。
また出願期間は3月28日と3月29日の2日間と短く、所定の出願書類を横浜国立大学の学務部入試課の窓口へ持っていく必要がありました。
郵送することは出来ないので、地方に住んでいる人は大変だったと思います。
入学まで時間もないため、なるべく早く入学者を決定するためにこのような方法がとられたと考えられます。
合否は共通テストの点数のみで決まりました。
配点は英語300点(リーディング：リスニング＝4：1)、数学550点、国語100点、理科550点、社会50点でした。
合格発表は3月30日の18時頃でした。
つまり出願締め切り日の次の日にはもう結果が出たということです。
入学手続きの期間も非常に短く、3月31日と4月1日の2日間だけでした。
合格後はすぐに手続きを進める必要がありそうです。
結果としては各学科で募集人数よりやや多く合格者が出されていました。
今回横浜国立大学で二次募集が行われたのは辞退者数が多かったからで、今年もこのようになるかはわかりません。
5. さいごに
今回は国公立大学の二次募集について解説してきました。
二次募集は狭き門であると同時に、大きなチャンスでもあります。
国公立大学への進学を狙っている人はあらかじめ準備をしておき、二次募集の発表にそなえておくと良いでしょう。
最後の最後まであきらめず頑張りましょう！
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