高3なのに志望校が決まらない、どうしたらいいだろう?
こんにちは、港南台校のTです。
もう7月になりました。
もうすぐ夏休みになりますね。
この時期では、多くの部活が引退シーズンに入っているのではないでしょうか?
高校3年生の4月には志望校や入試方式を決めていることが望ましいですが、中には高校3年生の7月なのに志望校も入試方式も決まっていない生徒もいるのではないでしょうか?
今ならまだ間に合います!
今回は、今からでも間に合う為に志望校決定のアドバイスをしていけたらと思います。
1. 大学選びって?
大学受験は中学受験や高校受験とは異なり、人生を左右すると言ってもいい程大切な進路選択の一つです。
勿論、自分が大学に進学したいという思いがあって受験に臨むことが一番です。
しかし、夢もなくとりあえず大学に行こう、学生でいればまだ遊べる、などと言った甘い考えで受験に臨んでしまうと入学した後が想像や理想と違ったと後悔しかねません。
大学選びをする際に大切なことを紹介します。
⑴自分の実力を知る
まずは、自分が今の段階でどのぐらいの学力があるか知ることが大切です。
例えば、現段階の模試で明治大学がA判定出ているのであれば、早稲田大学を目指すことが出来ます。
しかし、現段階で日本大学がE判定にもかかわらず早稲田大学を第一志望にするにはかなりの努力が必要だと言えます。
まだ一度も模試を受けたことがない場合は、夏休み期間には受けることを推奨します。
⑵自己分析をする
総合選抜入試などの推薦入試では、学力では無く個性や能力など学力試験では測れないもので合否判定が行われています。
例えば、将来看護師になりたい夢があるが、理系科目はあまり得意ではないが英検準1級を所持し、医療ボランティア経験がある場合は総合選抜入試が向いていると言えます。
また、志望している大学について詳しい場合や入学したい意志が強くある場合は総合選抜入試などに向いていると言えます。
ただ、英検2級以上の英語資格がなくこれといった活動を行っていない場合は対策が難しい推薦入試では無く、一般入試での受験をお勧めします。
このように、自分がどの方式なら受かりやすいかを考えることも、志望校決定の1つの方法と言えます。
⑶塾に通った方がいいの?
学校が受験対策について十分な指導を行っていない場合、塾に入り勉強する習慣を身に着けておくことが大切です。
高校三年生の夏休み前までであれば受け入れをしている塾はまだあります。
志望校に受かるため1つの手段として塾に通うことをお勧めします。
⑷偏差値や大学ブランドを過信しない
大学選びをする際、有名大学から調べていく人は多いのではないでしょうか。
勿論、やりたい事や夢が明確でない人ほど難関大学に行くべきだと思います。
しかし、大学は4年間と長い期間通う場所です。
難関大学に行けたとしても興味のない学びや自身に向いていないものであれば大学に行かないことが増えるのではないでしょうか。
⑸自分の性格も考えてみる
大学は高校とは違い、自ら選択できるものです。
そのため、さぼろうと思えばいくらでも休むことが可能です。
高校の先生のようにあと何回休んだら単位を取れないなどと優しいアドバイスをしてくれる教授はほとんどいません。
特に有名大学で在籍する学生が1万人を超えている大学では1つの講義では100人近い学生が受講します。
その為、一人一人の面倒を見ることは難しいですよね。
遅刻癖やだらしないところがある人は少人数教育に特化した大学を探してみるのも良いかもしれません。
2. 無くした方がいい考え方
受験生に多いのが、最低でもMARCH、日東駒専は滑り止めなどと言う考え方ですが、正直このような考え方をしていると日東駒専も合格は難しいのではないでしょうか。
ニュースに取り上げられる有名大学は想像している以上に難しいです。
近年、定員厳格化によって準難関大学当たりの層の志願者数が大幅に増えています。
受験生の中でも第一志望の大学に進学することが出来る生徒は極わずかです。
甘い考えを持っていては第二志望校どころが、滑り止め校すら滑り止まりません。
3. 受験校の目安
予備校や塾に通っている生徒の皆さんは聞いているのではないでしょうか?
大学受験は高校受験とは異なり、受験日程が被らなければいくつでも受験することが可能です。
沢山受験すれば受かると考えてしまいそうですが、大学によって傾向はかなり異なります、たとえ安全校だからと言ってチャレンジ校でA判定取れているから合格とは限りません。
(1)受験校目安
・チャレンジ校 1~2校
・実力相応校 2~4校
・安全校 2~3校
と受験するのが一般的です。
(2)実体験
私も受験生の頃は、チャレンジ校3校、実力相応校2校、安全校3校というように受験しました。
チャレンジ校に対して実力相応校と安全校が少ないように感じますが、チャレンジ校は学部併願が出来ませんでしたが、実力相応校は2学部程学部併願で受験しました。
また、安全校は女子大学に固めましたが合格しても進学したいと思う大学ではなかった為学部併願はしませんでした。
入試スケジュールはかなり大切です。
私自身、入塾が高校3年生の今頃であった為、第一志望を優先にあとは学部合わせて受験といったスケジュールを立てていましたが、一番初めに受験をしたのがチャレンジ校でした。
入試まで時間もなく手応えを感じることなく終わったのを覚えています。
また、実力相応校も行きたくないからと言った理由から対策を疎かにしてしまった為、受かるだろうと思っていた大学が不合格や補欠でした。
4. 倍率を当てにしない
難関大学であっても倍率が2倍から4倍と競争率が激しくない学部や入試方式も存在します。
しかし、そのような倍率というのも大学側が定める条件が厳しい場合があります。
例えば、上智大学の公募推薦入試ではすべての学部で行われていますが比較的倍率が低いです。
しかし、条件が厳しくほとんどの学部で英検2級以上の取得や評定平均4,0以上、海外経験が半年以上あるなどそれらの条件を満たす人が少ない為、競争率が激しくないと言えます。
5.まとめ
(1)自分自身も入試の対策は遅くから始めた
この時期ならまだ間に合うと思います。
恥ずかしながら私も、高校3年生まで塾に通わず、学校、部活、遊びのような生活をしていました。
高校3年生の4月で塾探しを始めましたがその時期であると入塾テストを行う塾が多く、大学受験以前の問題でした。
高校3年生の7月に入塾し、毎日塾に通いました。
行きたい大学は決まっていたものの気になる大学の総合選抜の基準を満たしていたので推薦で大学を考えていましたが思うような結果が出せず、随分遅い段階から一般入試の対策を始めました。
(2)入試対策は後回しにしないようにしよう
今思うと、もっと早くに入試制度を決めそれにあった対策をしていればよかったなと後悔しています。
しかし、大学で学びたいことは決まっていたので今の大学での学びは充実しています。
本気で大学進学を考えるのであればすぐに行動することが大切です。
参考にしていただければ幸いです。
写真:https://benesse.jp/juken/201705/20170524-1.html
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