初めから私大を第一志望にする受験生が増えています!!
数年前からの「私立大学の定員厳格化」で、私立の倍率が全体的にアップしたのを機にずいぶん状況が変わってきました。関東圏や近畿圏に比べれば、やや緩やかではありますが、国公立の滑り止めとは呼べなくなりました。私立が第１志望、国公立が第２,第３志望...という受験生も出てきているほどです(えっ??と思われる方はぜひ受験相談にお越しください)。
定員厳格化の他に、よく言われている主な理由は...
◎2～3教科で受験できるため、追い上げの可能性が高まる＆モチベーションが保ちやすい。
◎国公立大学と私立大学の学費の差が縮まってきている。
◎センター試験から共通テストへと変わることで、ますます国公立大学へのハードルが高くなる。
といったところです。3つ目については出題内容や難易度に変化が見られた2020年の最後のセンター試験の内容を踏襲すると考えると、この傾向は進んでいくはずです。
まずは”看板学部”を目指そう
倍率や偏差値ですべてが決まるわけではないですが、やはり昔からの伝統、設備や中身の力の入れようの違いから、それぞれの大学で“看板”的な存在となる学部・学科があります。名古屋市立大学といえば薬学部、岐阜大学といえば(共同)獣医学科と聞いてピンと来る方は少なくないはずです。 単純明快に「よりよい学びが受けられる」「ステータスになる」などメリットも多いですので、行きたい学部は決まったけど、大学が決まらない...という方は、まずは”〇〇学部なら̻〇〇大学が有名”と言われるところを目標にして受験勉強を始めるのがいいのではないでしょうか。今回は文系学部を系統別にまとめましたので新高3生の志望校選び、新高1,高2生のオープンキャンパス申し込みの参考にしてください！
※読みやすさを重視するために、一部の大学については一般的な略称を用いさせていただいております。ちなみにSSKは淑徳・椙山・金城の総称です。
⓪人気の学部・学科
改組や名称の変更以降により、目新しさも手伝って、看板学部化した文系学部は以下の3つです。
◎中京の心理学部(もう20年近く経ちますが...)
◎南山の国際教養学部
◎愛大の国際コミュニケーション学部国際教養科
①経済・経営・商学系統
「より実学を学べる」という理由から、倍率は経営・商＞経済という傾向がある中、トップは南山、次いで大きな差がなく中京と名城、それに加えてささしまキャンパスへの移設により倍率が上昇した愛大...と続きます。
②国際・社会学系統
中京の国際学部と愛大の国際コミュニケーション学部、次いで名外大、SSKの関連学部が続きます。
③文学・人文学系統
南山と中京がほぼ横並びのため、交通の便やより学びたいと思える学科がある方を第一志望にするとよいと思います。愛大・淑徳が次にきます。深く歴史学を学びたい方には伝統のある愛知学院もオススメです。
④外国語学系統
やはり南山大学です。特に英米学科は昔からの伝統もあり、一番偏差値が高いです。そして人気が高まっている名古屋外国語大学の英語関連学科、次いで愛大・名城...という並びです。
⑤法学部系統
③と同様、南山と中京が横並びです。愛大、名古屋学院、愛知学院...と続きます。
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