こんにちは、小牧駅から徒歩3分の大学受験予備校の武田塾小牧校です。
共通テストの英語リーディングは2023年と比べると語数も増えて平均点が下がりますね。
例年時間が足りる人と足りない人では点数に大きな差が出来る英語リーディングでしてが、今年はさらに大きな差が生まれたことでしょう。
今回は英語リーディングで点数を取るために必要となることを紹介します。
目次
1 時間配分は必須
時間は必ず設定する
問題ごとに時間を決めておきましょう。
時間を決めなければ間に合わない人はずっと間に合いません。
まずは決める事です。
10分から15分早く終わるようにする
2024年の英語リーディングの試験内容を考えると読む量が増えた場合に対応できる時間的余裕が必要です。
今回過去問やマーク模試や実践問題集で65分~70分で解き終わるようになっていた人達はなんとか間に合ったと思います。
70分~75分で解き終わるようにしていた人達はかなりの割合でやられたと思います。
マークの記入やずれのチェックで時間は取られる
日ごろの自習からマーク用紙を使って問題を解く人は少ないです。
50問マークするのに1つ3秒だとしたら150秒かかります。
マークのずれなども定期的に気を付けると+30秒くらいはかかります。
つまりマーク用紙を使わずに勉強をする人は+3分程度時間がかかることを想定しなければいけません。
2 英語リーディングは時間が余って普通
時間が足りない人は遅い
英語リーディングは共通テストの中でも数学並みに時間が足りないと言われている科目です。
しかし、数学以上に時間があまる受験生がたくさんいます。
つまり、早く出来る要素が数学以上に多くあり、多くの人が間に合わせることが出来るという事です。
自分が遅いという事を認識しよう
時間がある限りしっかり読んで悩んで解ければいいという認識を捨てましょう。
試験には制限時間があるので、間に合って点数が高くなければ意味がありません。
80分で大きな問題が6問を70分以上かかる場合は読むスピードと問題を解くスピードが遅すぎると認識してください。
3 速読力を身に付けるための勉強方法
リスニング音源を聞いてまずは発音から
読むのが遅い人は発音が怪しい事が多々あります。
黙読とはいえ頭の中で読んでいくので発音が出来ない単語が来ると止まります。
止まらず読むためにはまずは聞きましょう。
単語の発音の相違を直してください。
音源に合わせて音読をする
次は聞きながら一緒に音読していきましょう。
1分で150字くらい読む音源でついていけるようになるまでしてください。
最初から1分150字くらいのスピードでしましょう。
遅いスピードから徐々にと考えてると大体途中でやめてしまいます。
最初からスピードは必要なスピードで始めてください。
自力で同じスピードで音読をする
最後は音源を使わずに自力で音読です。
単語を読み上げながら先の単語を見ていく習慣も付けましょう。
その単語を読み終わるまでその単語を見ているような目線の動かし方はアウトです。
目線はどんどん進めて行きましょう。
この動きに慣れない限り速読力は上がってきません。
4 共通テストとして形式慣れは必須
問題ごとの形式把握は必須
どれくらいの文章量で、どれくらいの資料が用意されるのかを事前に慣れておきます。
問題を見て、情報を修正して、時間配分を調整しましょう。
予想外の問題形式だった場合は余った時間で対処をします。
聞かれそうなことはある程度予想しておく
設問に目を通して問題文を読むのですが、ある程度答えに関係あるなという文や図やグラフにはチェックを付ける習慣を付けましょう。
馬鹿正直に読んで答えていては時間が足りません。
文章を読みながら変化がある箇所には線を引きながら読むことを当たり前にしておいてください。
どんなことを答えなければいけないのかは長文についている問題を先に読んで確認して、文章を読みながら答えられるものは答えていくようにしましょう。
慣れないと情報処理が出来るようになりません
しようと思わなければできません。
読んですぐ答えが出る問題ではないのでそれなりにいくつか考えなければいけません。
共通テストの英語リーディングではそういう能力を試されています。
のんびり読んで正解する能力は求められていないので、自分のスピードと情報処理能力が不足していると自覚しましょう。
大丈夫です。やろうと思って何度もしていれば慣れてきます。
スポーツの方がよっぽどルールも多く、瞬時の状況判断を求められることが多いです。
あれは楽しく何度もすることによって当たり前に出来るようになっています。
勉強も同じです。
5 まとめ 対策は必要以上にしておく
傾向が変わった時のことも考えて対策はする
2023年から2024年にかけて共通テストの英語リーディングは語数が増えました。
時間が同じで読む量が増えたので当然かかる時間は増えます。
例年の問題を80分ギリギリで解いていた人は対応できませんでした。
70分切ってる人達はギリギリでひやひやでした。
60分で解ける人達はいつもより少し時間がかかったな程度で時間が余りました。
つまり、対策は必要以上にしておいた方が難化した時に安心を得ることができます。
難化はまだまだあり得る
数学や国語を見れ50%を切る平均点の年もありました。
数学は40%近い時もあります。
まだまだ難しくなる可能性は残っています。
今現在の平均60%だと国公立大学のボーダーで使える幅が65%以上の幅しかありません。
これが50%にまで下がると55%以上になり幅広く使えてきます。
特に理系の数学と理科、文系の英語と歴史に関しては上位大学受験者は90%以上取るので差がつかないのが現状です。
平均点が下がれば上位層が理系科目文系科目それぞれでしっかりとした差がつくテストになるのでいいことだらけです。
難化の可能性はまだまだあるので来年受験生になる高校2年生は対策を必要以上にしておきましょう。
自分で手を抜く人間かどうかを見極める
高校2年生のうちに1回本気で勉強に取り組んでみてください。
取り組んで挑んだテスト結果に対して次はどうすればもっと良くなるかを考えることが出来る人間か、十分だからもういっかと諦める人間かを観察してください。
共通テストの英語は長文の難易度はそれほど高くはないです。
量が多いので処理するスピードが求められます。
やり込まない人はとりあえず読めばわかるから勉強が出来ているという段階で止まります。
英語リーディングの対策で必要なのは読めばわかるではなく、時間を余らせて最後まで解けることが重要です。
勉強を理解して満足して終わる人だと共通テストの対策は終われません。
勉強に対して自分がどのような人間なのかを高校2年生のうちに確認しておきましょう。
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