こんにちは、小牧駅から徒歩３分の大学受験予備校の武田塾小牧校です。
理科の受験科目の中で満点が狙いやすいとして物理が一番有名です。
物理の受験勉強をするときによく名前があがるのが物理のエッセンスです。
今回はこの問題集について紹介します。
目次
- 物理のエッセンスは1問1答形式
- 問題数がコンパクトに収まっているので見方が大事
- 使い方は即答＆図が書けるまで何周もする
- 物理のエッセンスで演習が足りない人は全レベル問題集②がおすすめ
- 物理のエッセンスが使いこなせれば共通テスト満点がとれる
1 物理のエッセンスは1問1答形式
大事なのは問題ではない説明の部分
問題の前にその分野の説明や公式の紹介があります。
その説明の部分がかなり大事です。
物理では覚える式の数が数学や化学と比べると圧倒的に少ないです。
少ないですが物理現象の何をどれに代入をして使うのかが大事になります。
問題を解くなら現象と公式の理解は必須
1問1答形式なので問題を通した誘導というものがありません。
問題を通じて現象を理解するための問題集ではなく、その問題がどういう状況で行われているのかを理解して解く問題集です。
そのためには公式の暗記や理解は必須で、問題だけを解けばいいと考えていると問題集をやっても意味がありません。
2 問題数がコンパクトに収まっているので見方が大事
1問1問のテーマが大事
問題数は2冊で350問程度と少な目です、数学のチャートと比べると物凄く少ない量です。
量が少ないということは1問1問で問題になっているテーマが違うという事です。
1問1問の違いを意識して問題を解くことでこの問題集は1冊で意味が出てきます。
問題構成を意識して1分野全体を見る
物理のエッセンスをする場合は分野内の問題構成の把握は必須です。
力学であれば摩擦のありなし、反発係数のありなし、力積・エネルギーの保存条件、慣性力など問題に応じてどんな条件があるのかを把握します。
1問1問が必ず違う条件で出題されているので、前後の問題とどういう違いがあるのかを分野内で理解しながら解く必要があります。
3 使い方は即答＆図が書けるまで何周もする
図が書ける事は必須
物理に限らず数学でも化学でも生物でも同じです。
状況を図で書けるようにしなければ物理のエッセンスをする意味はありません。
問題を見て物体の状況とそれに働く力が絵的にイメージ出来る事は問題を素早く解くためには大事な事です。
問題が解けるだけでなく、図が書けるように何度でも書きましょう。
問題は即答できるまでする（5周は必須でしょう。）
即答必須の問題集です。
即答なので1秒2秒が理想です。
これくらいの早さを1冊通しで実現しようとすると解くだけでも5周はかかります。
見直しもいれると20周はかかるでしょうね。
見飽きたよという感想が出てきてからが勝負です、さらに3周くらいしてもいいでしょう。
やり込みをする層が上位に行く
基礎レベルでやり込みが出来なければ物理の成績は上がりません。
難しい問題が解けることは大事ですが、物理のエッセンスレベルの問題を早く正確に判断して解けることの方がはるかの大事です。
特に基礎は時間がかかっても理解して解けることが大事と思われがちですが、こと受験に関しては基礎は早く正確にが大事です。
もはや知ってる状態にしないと足りません。
4 物理のエッセンスで演習が足りない人は全レベル問題集②がおすすめ
問題の要点を掴みづらいという人は演習を追加する
個人差がありますが、足りないと感じる人は全レベル問題集②が物理のエッセンスとセットで使うにはちょうどよいレベルです。
物理のエッセンスの力学が終れば全レベル問題集②の力学をします。
分野ごとにセットでします。
演習をしなければ要領がつかめない人はたくさんいます
学校の宿題がひたすら計算系のものが出る中学校や高校が増えているので何も考えずに立式と式変形をこなす人が増えてきているのも原因です。
どういう問題でどのようにして解くのかを説明できることが大事です。
式変形の説明ではなく、何を見て何を使って式を立てて、どんな条件だから答えを出すことができるのかの説明です。
問題の要点と解法の要点が見えてくるようになるまで演習を繰り返して無意識に理解できるまでするか、意識して掴むように勉強をするかで演習の有無や量の多さは変わります。
5 物理のエッセンスが使いこなせれば共通テストで満点がとれる
共通テストレベルであればこの問題集で大丈夫
物理のエッセンスを完璧にすれば共通テストで満点も取れます。
物理のエッセンスを使う場合は共通テストや東海地区の地方国庫立や私立大学を考えている人に合っています。
名古屋工業大学や名古屋大学や医学部医学科を考えている人は良問の風や名問の森や重要問題集までやりましょう。
他の参考書でも満点は取れますが物理のエッセンスはコンパクトで扱いやすい
物理のエッセンスは色々と解説が不親切でわかりにくいという意見も聞きます。
しかし、説明の日本語と式変形で特別難しい事を書いているわけでもないので、地道に読んで、地道に式を計算していけば答えまで辿り着くことができます。
もし物理のエッセンスを使って解説が不親切だと思うのであれば、それは読解力や計算力が高校の基礎レベルに届いていない可能性があります。
あとは読んですぐに理解できないと我慢できない性格かもしれません。
勉強をするというのは理解できない物を理解する行為であるので、読んですぐ理解できるものばかりではありません。
何度も読んで理解につなげていく過程や手段を経ていくものです。
すぐにわからなければ不親切でダメだと思ってしまうとレベルアップはまず無理です。
コンパクトで使いやすい問題数で収まっている物理のエッセンスはとても便利な参考書です。
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